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本『屍人荘の殺人』 今村昌弘

『屍人荘の殺人』 今村昌弘 創元推理文庫



たった一時間半で世界は一変した。


神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と明智恭介。

二人は曰くつきの映研の夏合宿に参加するため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子とペンション紫湛荘を訪れる。

しかし想像だにしなかった事態に見舞われ、一同は籠城を余儀なくされた。

緊張と混乱の夜が明け、部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。

それは連続殺人の幕開けだった!

奇想と謎解きの驚異の融合。

第27回鮎川哲也賞受賞の衝撃のデビュー作。

つづきはネタバレ注意



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つづきをよむ?

本『春琴抄』 谷崎潤一郎

『春琴抄』 谷崎潤一郎 新潮文庫



盲目の三味線師匠春琴に仕える佐助の愛と献身を描いて谷崎文学の頂点をなす作品。

幼い頃から春琴に付添い、彼女にとってなくてはならぬ人間になっていた奉公人の佐助。

後年春琴がその美貌を何者かによって傷つけられるや、彼女の面影を脳裡に永遠に保有するため自ら盲目の世界に入る。

単なる被虐趣味をつきぬけて、思考と官能が融合した美の陶酔の世界をくりひろげる。



美しく残忍な盲目の三味線師匠春琴と嘉悦を隠して尽くしぬく奉公人佐助の愛と献身。

単なる被虐趣味をつきぬけて、思考と官能が融合した美の陶酔。

凄絶な師弟愛の行方は?

あまりにも有名な話なのであらすじや結末もだいたい知ってるけど実際に読むとまた違う。

おもしろかった

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本『老人と海』 ヘミングウェイ

『老人と海』 ヘミングウェイ 訳:小川高義 光文社古典新訳文庫



数カ月続く不漁のために周囲から同情の視線を向けられながら、独りで舟を出し、獲物がかかるのを待つ老サンチャゴ。

やがて巨大なカジキが仕掛けに食らいつき、三日にわたる壮絶な闘いが始まる…。

決して屈服しない男の力強い姿と哀愁を描く。

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本『追想五断章』 米澤穂信

本『追想五断章』 米澤穂信 集英社文庫



大学を休学して古書店に勤める青年に死んだ父親が書いた五つのリドル・ストーリー(結末のない物語)を探してほしいと、ある女性から依頼を受ける。

調査を進めるうちに故人が20年以上前の未解決事件の容疑者だったことがわかる。

五つの物語に秘められた真実とは?

つい最近読んだ同作者の『儚い羊たちの祝宴』とはまた違う後味の悪い物語。

俗に言う『黒い米澤』作品の一つ。

作中作のリドルストーリーもなかなかおもしろかったし、この作品自体もリドルストーリーとなっている趣向がおもしろい。

おじさんやバイト先の女性が物語にそこまで関わらずに消えていってしまったのが少し残念。

こんなのあんまりだよぉ……と言いたくなるものの、展開や山場が薄い話なので退屈に感じる人もいると思う。

作者の他作品を読んで気に入った人が読めばいいと思う。

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本『さよならドビュッシー』 中山七里

『さよならドビュッシー』 中山七里 宝島社文庫



ピアニストを目指す遙、16歳。

祖父と従姉妹とともに火事に遭い、ひとりだけ生き残ったものの、全身大火傷の大怪我を負う。

それでもピアニストになることを固く誓い、コンクール優勝を目指して猛レッスンに励む。

ところが周囲で不吉な出来事が次々と起こり、やがて殺人事件まで発生するー。

第8回『このミス』大賞受賞作品。

つづきはネタバレ注意


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つづきをよむ?

本『向日葵の咲かない夏』 道尾秀介

『向日葵の咲かない夏』 道尾秀介 新潮文庫



夏休みを迎える終業式の日。

先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。

きい、きい。

妙な音が聞こえる。

S君は首を吊って死んでいた。

だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。

一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。

「僕は殺されたんだ」と訴えながら。

僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。

あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。

つづきはネタバレ注意


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つづきをよむ?

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本『小説王』 早見和馬

『小説王』 早見和馬 小学館文庫



大手出版社の文芸編集者・俊太郎と、華々しいデビューを飾ったものの鳴かず飛ばずの作家・豊隆は幼馴染みだった。

いつか仕事を。

そう約束していたが、編集長の交代で、企画すら具体的にならないまま時間だけが過ぎていく。

やがて、俊太郎の所属する文芸誌は、社の経営状態から存続を危ぶまれ、豊隆は生活すら危うい状況に追い込まれる。

そんな逆境の最中、三流編集者と売れない作家が、出版界にしかけた壮大なケンカの行方は!?

小説の役割は終わったのか?

物語に生かされたことはあるか?

単行本刊行時、作家・編集者・書店員の方々など業界の内外をざわつかせた問題作が、ついに文庫化。

小説をめぐる、男たちの熱きドラマ!!

つづきはネタバレ注意


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つづきをよむ?

本『河原町ルヴォワール』 円居挽

『河原町ルヴォワール』 円居挽 講談社文庫



最強の女、龍樹落花死す。

どんでん返しに次ぐ、どんでん返し。

1行も見逃せない、法廷ドラマが始まる。

賀茂川と高野川が合流する鴨川デルタ。

瓶賀流が目撃したのは、濁流に呑み込まれる友人、龍樹落花の姿だった。

下流で発見された落花の遺体。

その死を信じることのできない妹の撫子。

だが、落花殺しの罪で双龍会に連れ出されたのは、兄の大和だった。

また、弁護役の元恋人・城坂論語と対決することに……。

同門対決の掟を破った禁断の双龍会が始まる。

ルヴォワールシリーズ最終巻。

つづきはネタバレ注意



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つづきをよむ?

本『今出川ルヴォワール』 円居挽

『今出川ルヴォワール』 円居挽 講談社文庫



彼の決意、彼女の親愛。

いくら心がすれ違っても、この手だけは絶対に離さない。

京都・大怨寺の僧侶が転落死した。

殺人容疑をかけられたのはその場に居合わせた御堂達也。

嫌疑を晴らすため、彼の母校、越天学園に向かった瓶賀流。

そこで出会ったのは達也の死んだ母親と瓜二つの女性だった。

三十年前に起きた悲劇と私的裁判・双龍会が繋がるとき、過去の呪縛から解放されるのは、誰だ。

過去に囚われ続けるアイツ。

憐憫で隣に居続けるあの人。

自分のもう半分が幸せなら、それが自分の幸せになる。

もどかしい二人の行く末は。

ルヴォワールシリーズ第3弾

つづきはネタバレ注意


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つづきをよむ?

本『異セカイ系』 名倉編

『異セカイ系』 名倉編 講談社タイガ



小説投稿サイトでトップ10にランクインしたおれは「死にたい」と思うことで、自分の書いた小説世界に入れることに気がついた。

小説の通り黒騎士に愛する姫の母が殺され、大冒険の旅に……♪

ってボケェ!! 

作者(おれ)が姫(きみ)を不幸にし主人公(おれ)が救う自己満足。

書き直さな! 

現実でも異世界でも全員が幸せになる方法を探すんや! 

あれ、何これ。

「作者への挑戦状」って……?

第58回メフィスト賞受賞。

つづきはネタバレ注意



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本『神様ゲーム』 麻耶雄嵩

『神様ゲーム』 麻耶雄嵩 講談社文庫



自分を「神様」と名乗り、猫殺し事件の犯人を告げる謎の転校生の正体とは? 

神降市に勃発した連続猫殺し事件。

芳雄憧れの同級生ミチルの愛猫も殺された。

町が騒然とするなか謎の転校生・鈴木太郎が事件の犯人を瞬時に言い当てる。

鈴木は自称「神様」で、世の中のことは全てお見通しだというのだ。

そして、鈴木の予言通り起こる殺人事件。芳雄は転校生を信じるべきか、疑うべきか?

神様シリーズ第一作

つづきはネタバレ注意



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本『エスケヱプ・スピヰド』 九岡望

『エスケヱプ・スピヰド』 九岡望 電撃文庫



昭和一〇一年夏、廃墟の町“尽天”。

暴走した戦闘兵器に襲われた叶葉は、棺で眠る不思議な少年に出会う。

命令無しに動けないという少年に、叶葉は自分を助けるよう頼む。

それは、少女と少年が“主従の契約”を結んだ瞬間だった。

少年は、軍最強の兵器“鬼虫”の“蜂”九曜と名乗った。

兵器ゆえに人としての感情が欠落している九曜だが、叶葉はそんな彼を一人の人間として扱い交流していく。

徐々に心を通わせていく二人。

しかし平穏な日々は、同じ鬼虫である“蜻蛉”竜胆の飛来によって打ち砕かれー!?

閉じられた町を舞台に、最強の兵器たちが繰り広げるノンストップ・アクション。

第18回電撃小説大賞大賞受賞

つづきはネタバレ注意


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本『亡霊は夜歩く 名探偵夢水清志郎事件ノート』 はやみねかおる

『亡霊は夜歩く 名探偵夢水清志郎事件ノート』 はやみねかおる 講談社文庫



亜衣・真衣・美衣が通う虹北学園には、四つの伝説がある。

「時計塔の鐘が鳴ると、人が死ぬ。」

「夕暮れどきの大イチョウは人を喰う。」

「校庭の魔法円に人がふる。」

「幽霊坂に霧がかかると、亡霊がよみがえる。」

そしてある日、こわれているはずの時計塔の鐘が鳴りひびき、『亡霊』事件のはじまりを告げた…。

つづきはネタバレ注意


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本『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 鴨志田一

『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』 鴨志田一  電撃文庫



ーーねえ、キスしよっか。

そう言って僕をからかってきた彼女は、しばらくして僕の前から消えてしまった。 

図書館にバニーガールは棲息していない。

その常識を覆し、梓川咲太は野生のバニーガールに出会った。

しかも彼女はただのバニーではない。

咲太の高校の上級生にして、活動休止中の人気タレント桜島麻衣先輩だったのだ。

数日前から彼女の姿が“周囲の人間に見えない”という事象が起こり、図書館でその検証をしていたという。

咲太は麻衣に協力する名目で彼女とお近づきになるがーー? 

海と空に囲まれた町で、僕と彼女の恋にまつわる物語が始まる。

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本『連続殺人鬼カエル男』 中山七里

『連続殺人鬼カエル男』 中山七里 宝島社文庫



マンションの13階からフックでぶら下げられた女性の全裸死体。

傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文。

これが近隣住民を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の凶行だった。

警察の捜査が進展しないなか、第二、第三と殺人事件が発生し、街中はパニックに……。

無秩序に猟奇的な殺人を続けるカエル男の正体とは?

つづきはネタバレ注意


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本『この世界にiを込めて』 佐野徹夜

『この世界にiを込めて』 佐野徹夜 メディアワークス文庫



生きづらさを抱え、退屈な高校生活を送る僕に、ある日届いた1通のメール。

【現実に期待なんかしてるから駄目なんだよ】

でも、それは届くはずのないメール。

送り主は吉野紫苑。

彼女は、屈折した僕の唯一の女友達で、半年前に死んでしまった天才作家だった。

あり得ないはずのメールのやりとりから、僕は失った時間を取り戻していく。

やがて、遺された吉野の最後の言葉に辿り着いた時、そこには衝撃の結末が待っていたーー。

“今を生きる”僕らのための、愛と再生の感動ラブストーリー。

つづきはネタバレ注意


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本『新釈 走れメロス 他四篇』 森見登美彦

『新釈 走れメロス 他四篇』 森見登美彦  角川文庫



大文字山に住み着き天狗となった文学青年。

とある学生映画サークル内で撮られた恋愛映画の歪な人間関係。

激怒した腐れ大学生は人質になった友人を見捨てて京都中を疾走する。

近代文学の傑作五篇が著者によって現代京都に華麗なる転生をとげる。

数々の有名な文学作品が森見氏の手によって阿呆な話や不思議な話や怖い話にもなる。

こじらせすぎた青春は、こんなにも阿呆らしく、そして気高い!! 

滑稽の頂点をきわめた、歴史的短編集!

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本『つるぎのかなた』 渋谷瑞也

『つるぎのかなた』 渋谷瑞也 電撃文庫



第25回電撃小説大賞《金賞》受賞作!

「好きじゃないんだ、剣道。……俺を斬れる奴、もういないから」

かつて“最強”と呼ばれながら、その座を降りた少年がいたーー。

“御剣”の神童・悠。

もう二度と剣は握らないと決めた彼はしかし、再び剣の道に舞い戻る。

悠を変えたのは、初めて肩を並べる仲間たち、彼に惹かれる美しき『剣姫』吹雪。

そしてーー孤高の頂でただひたすらに悠を追い続けていた、高校剣道界最強の男・快晴。

二人が剣を交えた先で至るのは、約束の向こう、つるぎのかなた。

「いくぞ悠。お前を斬るのは、この僕だ!」

剣に全てを捧げ、覇を競う高校生たちの青春剣道物語、堂々開幕!

つづきはネタバレ注意



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本『夏への扉』 ロバート・A.ハインライン

『夏への扉』 ロバート・A.ハインライン 訳:福島正実 ハヤカワ文庫



ぼくの飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。

家にあるいくつものドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ。

1970年12月3日、かくいうぼくも、夏への扉を探していた。

最愛の恋人に裏切られ、生命から二番目に大切な発明までだましとられたぼくの心は、12月の空同様に凍てついていたのだ。

そんな時、「冷凍睡眠保険」のネオンサインにひきよせられて……。



恋人と友人に裏切られてなにもかも失った主人公は冷凍睡眠させられて未来へ。

しかし主人公は諦めていなかった。

輝かしい未来のため、自分の望みを叶えるために再び過去へ戻る方法を探していく。

タイムスリップを扱ったSF古典

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本『キノの旅 -the Beautiful World- 』 時雨沢恵一

『キノの旅 -the Beautiful World- 』 時雨沢恵一 電撃文庫



「キノはどうして旅を続けているの?」 

「ボクはね、たまに自分がどうしようもない、愚かで矮小な奴ではないか?
 ものすごく汚い人間ではないか? 
 なぜだかよく分からないけど、そう感じる時があるんだ……
 でもそんな時は必ず、それ以外のもの、例えば世界とか、他の人間の生き方とかが、
 全て美しく、素敵なものの様に感じるんだ。
 とても、愛しく思えるんだよ……。
 ボクは、それらをもっともっと知りたくて、
 そのために旅をしている様な気がする」 

ーーー短編連作の形で綴られる人間キノと言葉を話す二輪車エルメスの旅の話。



電撃小説大賞に応募しているのにずっと読んでなかった。

ラノベにしてはキャラクター性が薄くて起伏に富んだストーリー展開があるわけでもない。

メッセージやテーマ性が強い寓話的な作風だなぁと。

1巻だけを読んだ感想としてはエピソードがどれも似たような話という印象。

出版された当時はその珍しさがウケたのかな。

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本『小説こちら葛飾区亀有公園前派出所』 秋本治原作・日本推理作家研究会監修

『小説こちら葛飾区亀有公園前派出所』 秋本治原作・日本推理作家研究会監修



あの国民的漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が7人のベストセラー作家・大沢在昌、石田衣良、今野敏、柴田よしき、京極夏彦、逢坂剛、東野圭吾によるトリビュート短編小説の数々。

ギャグあり、人情あり、ハードボイルドありのアンソロジー。

個々の作品でおもしろいものはあったものの「原作漫画読みました?キャラ崩壊ヤバくないですか?」と煽りたくなるような原作キャラ像をまるで理解していない作品もあった。

大沢在昌さんと今野敏さんの作品がおもしろかった。

柴田さん、逢坂さん、京極さんは合わなかった。

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本『夏へのトンネル、さよならの出口』 八目迷

『夏へのトンネル、さよならの出口』 八目迷  ガガガ文庫



時空を超えるトンネルに挑む少年と少女の夏

「ウラシマトンネルって、知ってる? そのトンネルに入ったら、欲しいものがなんでも手に入るの」

「なんでも?」

「なんでも。でもね、ウラシマトンネルはただでは帰してくれなくてーー」

海に面する田舎町・香崎。

夏の日のある朝、高二の塔野カオルは、『ウラシマトンネル』という都市伝説を耳にした。

それは、中に入れば年を取る代わりに欲しいものがなんでも手に入るというお伽噺のようなトンネルだった。

その日の夜、カオルは偶然にも『ウラシマトンネル』らしきトンネルを発見する。

最愛の妹・カレンを五年前に事故で亡くした彼は、トンネルを前に、あることを思いつく。

ーー『ウラシマトンネル』に入れば、カレンを取り戻せるかもしれない。

放課後に一人でトンネルの検証を開始したカオルだったが、そんな彼の後をこっそりとつける人物がいた。

転校生の花城あんず。

クラスでは浮いた存在になっている彼女は、カオルに興味を持つ。

二人は互いの欲しいものを手に入れるために協力関係を結ぶのだが……。

優しさと切なさに満ちたひと夏の青春を繊細な筆致で描き、第13回小学館ライトノベル大賞のガガガ賞と審査員特別賞のW受賞を果たした話題作。

つづきはネタバレ注意



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本『絞首商會』 夕木春夫

『絞首商會』 夕木春夫 講談社



謎が謎を呼ぶ怪死事件。元泥棒が導く真相に瞠目せよ。

和洋入り交じる大正の東京。

秘密結社「絞首商會」との関わりが囁かれる血液学研究の大家・村上博士が刺殺された。

不可解な点は3つ。

遺体が移動させられていたこと。

鞄の内側がべっとり血に濡れていたこと。

そして遺族が解決を依頼したのが以前村上邸に盗みに入った元泥棒だったことーー。

頭脳明晰にして見目麗しく、厭世家の元泥棒・蓮野が見つけた四人の容疑者の共通点。

それは“事件解決に熱心過ぎる”ことだったーー。

第60回メフィスト賞受賞作

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本『コップクラフト DRAGNET MIRAGE RELOADED』 賀東招二

『コップクラフト DRAGNET MIRAGE RELOADED』 賀東招二 ガガガ文庫



ティラナ・エクセディリカ。

異世界から来た見習い騎士で常識不足、白皙の美少女。

ケイ・マトバ。サンテレサ市警の敏腕刑事。

猫アレルギーの不器用な男。

超空間ゲートで異世界とつながった都市サンテレサで、二人に命じられた合同捜査。

ことあるごとに対立し、罵りあいながらも、マトバとティラナは共通の敵を追っていく。

次第に二人の間には、奇妙な信頼が芽生えていき…。

『ドラグネット・ミラージュ』が大幅改稿で完全復活。痛快無比のポリスアクション。

つづきはネタバレ注意



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本『ぼくらの七日間戦争』 宗田理

『ぼくらの七日間戦争』 宗田理 角川文庫



明日から夏休みという暑いある日のこと。

東京下町にある中学校の1年2組の男子生徒が全員、姿を消した。

彼らは河川敷にある工場跡に立てこもり、そこを解放区として、体面ばかりを気にする教師や親、大人たちへの“叛乱”を起こした!

女子生徒たちとの奇想天外な大作戦に、本物の誘拐事件がからまって、大人たちは大混乱に陥るがー。

つづきはネタバレ注意


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