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2024/04/27 [PR]
2020/02/04 本『空を見上げる古い歌を口ずさむ』 小路幸也
本『空を見上げる古い歌を口ずさむ』 小路幸也 講談社文庫 みんなの顔が“のっぺらぼう”に見えるー。 息子がそう言ったとき、僕は20年前に姿を消した兄に連絡を取った。
2012/12/08 本『東京バンドワゴン スタンド・バイ・ミー』 小路幸也
本『東京バンドワゴン スタンド・バイ・ミー』 小路幸也 集英社 東京、下町にある明治創業の古本屋「東京バンドワゴン」。 この老舗を営む堀田家、今は珍しき8人の大家族である。
2012/12/05 本『東京バンドワゴン シー・ラブズ・ユー』 小路幸也
本『東京バンドワゴン シー・ラブズ・ユー』 小路幸也 集英社 東京、下町にある明治創業の古本屋「東京バンドワゴン」。 この老舗を営む堀田家、今は珍しき8人の大家族である。 7
2012/10/28 本『東京バンドワゴン』 小路幸也
本『東京バンドワゴン』 小路幸也 集英社 東京、下町にある明治創業の古本屋「東京バンドワゴン」。 この老舗を営む堀田家、今は珍しき8人の大家族である。 79歳にして三代目店主

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本『空を見上げる古い歌を口ずさむ』 小路幸也

本『空を見上げる古い歌を口ずさむ』 小路幸也 講談社文庫



みんなの顔が“のっぺらぼう”に見えるー。

息子がそう言ったとき、僕は20年前に姿を消した兄に連絡を取った。

家族みんなで暮らした懐かしいパルプ町。

桜咲く“サクラバ”や六角交番、タンカス山など、あの町で起こった不思議な事件の真相を兄が語り始める。

懐かしさがこみ上げる第29回メフィスト賞受賞。

メフィスト賞受賞作だからミステリかと思ったらそんなことはなかった

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本『東京バンドワゴン スタンド・バイ・ミー』 小路幸也

『東京バンドワゴン スタンド・バイ・ミー』 小路幸也 集英社



東京、下町にある明治創業の古本屋「東京バンドワゴン」。

この老舗を営む堀田家、今は珍しき8人の大家族である。

79歳にして三代目店主の勘一。

60歳にして金髪、伝説のロッカーでもある我南人。

画家で父親不明のまま未婚の母となった藍子と娘の花陽。

フリーライターの紺とその妻で東京バンドワゴンのカフェを経営する亜美、息子の研人。

年中違う女性が家に押しかける美男子、青。

そしてどういうわけか成仏できずに家族を見守っている勘一の妻、サチ(本作の語り部)。

ご近所には日本大好きのイギリス人や何か訳ありの小学生など、ひと癖もふた癖もある面々がいる。

一つ屋根の下、泣いて笑って朝から晩まで大騒ぎ。

【秋 あなたのおなまえなんてぇの】

秋の終わりのある日。

ある朝、高価な本だけが並べ替えられていました。

誰が?

何のために?

首を傾げる堀田家の面々です。

さらに買い取った本の見返しに「ほったこん ひとごろし」と何とも物騒なメッセージが発見されました。

【冬 冬に稲妻春遠からじ】

十二月の二十日過ぎ。

楽しいクリスマスも間近になってきました。

ある日、アメリカから大量の本が送られてくることになりました。

しかし、その日を境に東京バンドワゴンの周りには怪しい人物がちらほら見えるようになりました。

また、最近お店を閉めていた真奈美さんが相談にやってきました。

なんと彼女、「はる」の板前のコウさんに求婚をしたそうなのです。

【春 研人とメリーちゃんの羊が笑う】

春の四月も半ば。

我が家のアイドルになったかんなちゃんと鈴花ちゃんも、産まれて半年を過ぎました。

我が家にはもう一人、アイドルがやってきます。

紺と亜美さんの息子・研人の友人の芽莉依ちゃんです。

研人のことが好きで、古本も好きで学校の行き帰りに東京バンドワゴンにやってきます。

そんなある日、メリーちゃんには悩みがありました。

「羊が後をついてくる。東京バンドワゴンに来るといなくなる」

ある日、京都の古本屋の会合が開かれるという手紙が届きました。

東京バンドワゴンは、東京の歴史ある古本屋代表として昔からそれに参加していたそうです。

今年はすずみさんと青が参加することになりましたが……。

【夏 スタンド・バイ・ミー】

七月の初めです。

堀田家はいつも賑やかです。

しかし、それを脅かす存在が周りに出始めました。

どうやら青のことや我南人のことを嗅ぎまわっている人がいるようです。

堀田青は、ロックシンガー・堀田我南人と大女優・池沢百合枝の間に生まれた子どもです。

もちろん、このことを知っているのは家族や信頼を置ける人しかいません。

【関連リンク】

本『東京バンドワゴン』

本『東京バンドワゴン シー・ラブズ・ユー』

本『東京バンドワゴン スタンド・バイ・ミー』

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本『東京バンドワゴン シー・ラブズ・ユー』 小路幸也

『東京バンドワゴン シー・ラブズ・ユー』 小路幸也 集英社



東京、下町にある明治創業の古本屋「東京バンドワゴン」。

この老舗を営む堀田家、今は珍しき8人の大家族である。

79歳にして三代目店主の勘一。

60歳にして金髪、伝説のロッカーでもある我南人。

画家で父親不明のまま未婚の母となった藍子と娘の花陽。

フリーライターの紺とその妻で東京バンドワゴンのカフェを経営する亜美、息子の研人。

年中違う女性が家に押しかける美男子、青。

そしてどういうわけか成仏できずに家族を見守っている勘一の妻、サチ(本作の語り部)。

ご近所には日本大好きのイギリス人や何か訳ありの小学生など、ひと癖もふた癖もある面々がいる。

一つ屋根の下、泣いて笑って朝から晩まで大騒ぎ。

さて、今回も「万事解決」となるか?

【冬 百科事典は赤ちゃんと共に】

家族みんなで朝食を食べている時、結婚したばかりの青とすずみが新婚旅行から帰ってきました。

それもサンタクロース姿で。

そう、今夜はクリスマスです。

その日の夕方、近所のアパートに住んでいるという学生さん、増谷裕太が本を売りに来ました。 

祖父の形見でお金に困ったら金にしなさいと言われていたそうです。

なかなかの代物だったのとクリスマスということで十万円の買取価格にしました。

学生さんにとっては大金だと思いますが、学生さんは浮かない顔です。

彼が帰った後に買い取った本の一冊を見てみると、四角い穴がぽっかり開いていました。

これでは売り物になりません。

一方、東京バンドワゴンと併設しているカフェでも事件が起こります。

なんと、赤ちゃんが置き去りにされてしまっていたのです。

【春 恋の沙汰も春頼み】

春の三月十七日です。

もうすぐ藍子の娘の花陽は中学生に、紺と亜美さんの息子の研人は五年生になります。

花陽は中学生になる前に家庭教師を頼もうと思っていました。

そこで若くして会社の社長、東京バンドワゴンの常連さんでもある藤島さんにお願いすることにしました。

何でも藤島さんは早稲田大学の出身だそうです。

ある日、初老の男性が亡くなった奥様の本を大量に売りに来ました。

しかし、その男性は翌日から同じものを一冊ずつ買い戻していきます。

しかも変装してこそこそと買っていくのです。

またある日、近所に住む画家で藍子に惚れているマードックさんと紺が雑司ヶ谷霊園に行きました。

するとそこには、藤島さんがお姉さんのお墓参りに来ていました。

それがまた事件につながっていき……。

【夏 幽霊の正体見たり夏休み】

お盆も近づいてきた八月十一日です。

花陽と研人は、亜美さんのご実家の脇坂さんが所有している別荘に行っています。

ちょうど二人が帰ってきた時、葉山で知り合ったというおばあさんから本を渡してきました。

勘一がそれを手に取ってまじまじ見つめてから言いました。

「幽霊かもしれねぇなぁこいつは」

幽霊といえば近所に住む高坂正枝さんの家に娘さんと孫の光輝くんのことです。

子どもが苦手な正枝さんは光輝くんが真っ暗な部屋で幽霊と話しているというのです。

【秋 SHE LOVES YOU】

十月のある日です。

藍子さんとすずみさんの二人がもうすぐ出産です。

そしてもうすぐ我南人の妻・秋実さんの七回忌です。

秋実さんは、この家の太陽でした。

東京バンドワゴンには、かつて取り出すこと見ることもできなかった門外不出の目録がありました。

多くの人に災いを招いた<呪いの目録>

その呪いを解いたのが秋実さんでした。

だから秋実さんが亡くなってすぐの頃は、みんなバラバラになってしまいました。

古本屋は休業状態、我南人も家に全く寄りつかず、青や紺も喧嘩ばかりでした。

家族は崩壊の危機でした。

それを防いだのは――亜美さんでした。

彼女自ら指揮を取り、カフェ経営を始めたのです。

しかし再び<呪いの目録>が出現し、家族はどうなってしまうのか。

【関連リンク】

本『東京バンドワゴン』

本『東京バンドワゴン シー・ラブズ・ユー』

本『東京バンドワゴン スタンド・バイ・ミー』

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本『東京バンドワゴン』 小路幸也

『東京バンドワゴン』 小路幸也 集英社



東京、下町にある明治創業の古本屋「東京バンドワゴン」。

この老舗を営む堀田家、今は珍しき8人の大家族である。

79歳にして三代目店主の勘一。

60歳にして金髪、伝説のロッカーでもある我南人。

画家で父親不明のまま未婚の母となった藍子と娘の花陽。

フリーライターの紺とその妻で東京バンドワゴンのカフェを経営する亜美、息子の研人。

年中違う女性が家に押しかける美男子、青。

そしてどういうわけか成仏できずに家族を見守っている勘一の妻、サチ(本作の語り部)。

ご近所には日本大好きのイギリス人や何か訳ありの小学生など、ひと癖もふた癖もある面々がいる。

一つ屋根の下、泣いて笑って朝から晩まで大騒ぎ。

春 百科事典はなぜ消える

今日も青に惚れたという女性が店にやってきました。

しかし今回も女性の一方的な思い込みということがわかり、怒って帰っていってしまいまいsた。

勘一はやれやれと首を振りながら、ばらまかれた本の整理を始めました。

一冊ずつ本を片づけていくと、店の入り口側の端っこの棚の一番下に真新しい百科事典を見つけます。

買い取った覚えもなければ、お店の値札もついていません。

自分が買い取ったのでなければ、孫の紺が買い取った物かもしれないと思い、後で尋ねようと気にもしませんでした。

それから午後七時半、晩御飯の時に百科事典のことを聞いてみます。

しかし、紺も百科事典を買い取った覚えはないと言います。

それならあの百科事典は誰が――もう一度棚を見に行くと、そこには百科事典がなくなっていました。


夏 お嫁さんはなぜ泣くの

青が珍しく会社をサボり、藍子が知り合いの葬式に出てからどこか調子がおかしいと思った頃のことです。

牧原みすずさんはやってきました。

今回も青を尋ねてやってきた女性のようですが、今回は今までと様子が違っていました。

みすずさんは本気で青の嫁になることを考えていて、青もうちで面倒を見てやってほしいと頼んできたのです。

こうしてみすずさんが住み込みで働くようになりました。

明るく、可愛く、本が好き、料理も上手、と家族の皆からすぐに好かれる存在となりました。

それなのに青は難しい顔をしていますし、藍子もまだどこかおかしいままです。

そしてみすずさんが東京バンドワゴンで働くようになってしばらく、事件が起こります。

いつ、誰がやったのか、書庫の中の本が抜き出されていたのです。


秋 犬とネズミとブローチと

ある朝、いつものようにふらっと帰ってきた我南人が子犬を二匹連れて帰ってきました。

二匹のメス犬はアキとサチと名付けられ、東京バンドワゴンで育てられることになりました。

そして朝ごはんが終わると、紺が岐阜の旅館で保管されていた古本を買い取るために出発しました。

それから知り合いが働いている老人ホームに本を貸し出すことになりました。

事件は翌日起こりました。

老人ホームの入居者の女性が行方不明になったというのです。

しかもその女性は、小坂紅葉『アルファベットの径』を持っていなくなったそうなのです。

そして紺が帰ってきてからこんなことを言うのです。

値付けを終えて朝起きたら旅館から本が全てなくなり、水禰という依頼主もいなくなっていたそうです。


冬 愛こそすべて

青と牧原みすずさん改め槙野すずみさんの結婚式が迫ってきました。

そんなおめでたい日が近づいているのに勘一は風邪をひいて寝込んでいました。

身内だけの簡単な式なので延期することも考えましたが、頑固な勘一は聞く耳を持ちません。

しかし問題はそれだけではありません。

青の母親のことです。

父親の我南人がどこかの女性との間にできた子が青なのです。

青は、我が子のように育ててくれた我南人の亡くなった妻・秋実さんだけが母親だと言います。

それでも生きている実の母親には息子の成長を見せたいものです。

さらに東京バンドワゴンの先々代が書き記した家訓が出てきました。

<冬に結婚するべからず>

常に家訓を大事に生きてきた堀田家です。

いったいどうしたらいいのでしょうか。

【関連リンク】

本『東京バンドワゴン』

本『東京バンドワゴン シー・ラブズ・ユー』

本『東京バンドワゴン スタンド・バイ・ミー』

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