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2012/10/12 本『交換殺人には向かない夜』 東川篤哉
本『交換殺人には向かない夜』 東川篤哉 光文社文庫 烏賊川市シリーズ第4弾。 とある女性から夫の不倫調査を依頼された私立探偵・鵜飼杜夫。 本来であれば弟子の戸村流平が同行する
2012/06/25 本『密室の鍵貸します』 東川篤哉
本『密室の鍵貸します』 東川篤哉 光文社文庫 烏賊川市シリーズ第一作! 千葉の東・神奈川の西といったあたりにある烏賊川市。 しがない貧乏学生・戸村流平にとって、その日は厄日そ

本『交換殺人には向かない夜』 東川篤哉

『交換殺人には向かない夜』 東川篤哉 光文社文庫



烏賊川市シリーズ第4弾。

とある女性から夫の不倫調査を依頼された私立探偵・鵜飼杜夫。

本来であれば弟子の戸村流平が同行するのだが、依頼人の意向により二宮朱美が同行することになる。

使用人として屋敷に招かれた二人は、奇妙な行動をする依頼人の夫であり画家の善通寺春彦氏を監視する。

ガールフレンドであり、名門・十乗寺家の跡取り娘さくらに誘われた戸村流平。

さくらの友人・水樹彩子の山荘に赴き、共に食事をとったり映画を見たりとしていた。

しかし、映画を見ている最中にどこかで物音が聞こえた。

雪が降りしきる市街地で起こった女性の刺殺事件の捜査をおこなう刑事たち。

殺されたのは有名画家の妻という線が強く、現場付近には夫のものと思われる高級車が停められていた。

無関係に見えた出来事の背景で、交換殺人は密やかに進行していた。

全編に散りばめられたギャグの裏に配された鮮やかな伏線!

【関連リンク】

本『密室の鍵貸します』

本『密室に向かって撃て!』

本『交換殺人には向かない夜』


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本『密室の鍵貸します』 東川篤哉

『密室の鍵貸します』 東川篤哉 光文社文庫

烏賊川市シリーズ第一作!



千葉の東・神奈川の西といったあたりにある烏賊川市。

しがない貧乏学生・戸村流平にとって、その日は厄日そのものだった。

烏賊川市に唯一ある大学に通う彼は映画学科に所属している。

映画や映像文化を専門的に学ぶ学科であり、その珍しさから遠くからわざわざやってくる奇特な学生もいる。

開設以来、数々の卒業生を送り出し、そのうちの幾人かは映像メディアでの活躍が顕著である。

もちろん映画学科というくらいだから、映画の世界で活躍している卒業生も少なくない。

戸村流平も映画の世界に身を置き、巨匠名匠として名を残そうと考えていた。

ところが瞬く間に時は流れ、大学三年生になった彼は、自身の才能に限界を感じていた。

そこで一般就職をしようとOBの茂呂耕作という人物と電話で話をした。

以前から戸村のことを気にかけていた茂呂は、いとも簡単に<内定>という言葉をくれた。

こうして戸村は茂呂が勤めている映像制作会社に入社する意志を固めた。

ところが、そのことを恋人の紺野由紀に話すと、突然別れを切り出されてしまう。

監督を目指し努力していた戸村に惹かれていたのに、聞いたこともないような中小企業に入社することを決めてしまったからだという。

彼が弁明しても彼女が話を聞いてくれることはなく、結局二人は別れることに……。

落ち込んだ戸村をなぐさめるために茂呂が自宅に招いて映画鑑賞会を開いてくれることになった。

戸村と茂呂は『殺戮の館』という一本のマイナー映画を見ながら飲み明かす。

しかし、戸村が目を覚ますと恐ろしい光景が目の前に広がっていた。

いっしょにいた茂呂耕作が浴室で刺されて殺されていたのだ!

家には鍵がかけられ、窓にも侵入されたような形跡がなかった。

しかも彼を手ひどく振った紺野由紀も背中を刺され、四階から突き落とされて死亡したということを知る。

かくして別々の場所で起こった二つの殺人事件の第一容疑者となった戸村流平。

何がなんだか分からなくなった彼は、ある人物に助けを求めることにする。

姉貴の元夫で、自分にとっては元義兄。

名前は鵜飼杜夫。

職業は――私立探偵。

【関連リンク】

本『密室の鍵貸します』

本『密室に向かって撃て!』

本『交換殺人には向かない夜』


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