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本『よもつひらさか』 今邑彩 集英社文庫 現世から冥界へ下っていく道を、古事記では“黄泉比良坂”と呼ぶー。 なだらかな坂を行く私に、登山姿の青年が声をかけてきた。 ち
2022/07/20 本『感応グラン=ギニョル』 空木春宵
本『感応グラン=ギニョル』 空木春宵 東京創元社 昭和初期。 浅草六区の片隅に建つ芝居小屋では、夜ごと少女たちによる残酷劇が演じられている。 一座の役者は皆、ある特殊な条件のもと集められてい
2022/07/20 本『彼女。 百合小説アンソロジー』
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2021/04/26 本『鋼鉄都市』 アイザック アシモフ
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2021/04/23 本『読書嫌いのための図書室案内』 青谷真未
本『読書嫌いのための図書室案内』 青谷真未 読書が嫌いな高校二年生の荒坂浩二。 ひょんなことから廃刊久しい図書新聞の再刊を任される。 本好き女子の藤生蛍とともに紙面に載せる読書感想文の執筆を
2021/04/23 本『桃太郎のきびだんごは経費で落ちるのか?――日本の昔話で身につく税の基本』 高橋創  井上マサキ
本『桃太郎のきびだんごは経費で落ちるのか?――日本の昔話で身につく税の基本』 高橋創  井上マサキ 鬼ヶ島から財宝を持ち帰った桃太郎を待っていたのは、毎年の確定申告でした。 果たしてこの財宝は
2021/04/23 本『書きたい人のためのミステリ入門』 新井久幸
本『書きたい人のためのミステリ入門』 新井久幸 「僕もこの本を読み込んで再入門してみようか、と思います。」 綾辻行人氏、推薦!! 読むと書くとは表裏一体。 書き手の視点を知れば、ミステリは飛
2020/10/20 本『そして誰もいなくなった』 アガサ・クリスティー
本『そして誰もいなくなった』 アガサ・クリスティー その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女。 だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの
2020/02/05 本『屍人荘の殺人』 今村昌弘
本『屍人荘の殺人』 今村昌弘 創元推理文庫 たった一時間半で世界は一変した。 神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と明智恭介。 二人は曰くつきの映研の夏合宿に参加するため、同じ大学の探偵少女、剣
2020/02/05 本『小説こちら葛飾区亀有公園前派出所』 秋本治原作・日本推理作家研究会監修
本『小説こちら葛飾区亀有公園前派出所』 秋本治原作・日本推理作家研究会監修 あの国民的漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が7人のベストセラー作家・大沢在昌、石田衣良、今野敏、柴田よしき、京極夏
2020/02/05 本『浜村渚の計算ノート』 青柳碧人
本『浜村渚の計算ノート』 青柳碧人 講談社文庫 「刑事さん、解けちゃいました」 四色問題、フィボナッチ数列、円周率ーー。 対「数学テロ」。警視庁の最終兵器は、天才数学少女! 「数学の地位向
2020/02/04 本『夜の写本師』 乾石智子
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2020/02/04 本『逃げ出せなかった君へ』 安藤祐介
本『逃げ出せなかった君へ』 安藤祐介 KADOKAWA ブラック企業に入社した三人の同期、大友、夏野、村沢。 早朝から深夜まで個人宅や企業への飛び込み営業を命じられ、休む間もなく会社に泊まり込
2019/12/14 本『僕が七不思議になったわけ』 小川晴央 
本『僕が七不思議になったわけ』 小川晴央 メディアワークス文庫 石橋を叩いても渡らない心配性の高校生・中崎夕也。 ある夜、七不思議を司る精霊・テンコと出会う。 深夜の校庭に桜が舞い散る中、宙
2019/12/14 本『ひきこもりの弟だった』 葦舟ナツ
本『ひきこもりの弟だった』 葦舟ナツ メディアワークス文庫 ラスト、読む人に【幸せとは何か】を問いかけるーー。 圧倒的衝撃の“愛”の物語。 『質問が三つあります。彼女
2019/12/14 本『吉原百菓ひとくちの夢』 江中みのり
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2019/11/25 本『恋と禁忌の述語論理』 井上真偽
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2019/11/25 本『体育館の殺人』 青崎有吾
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2019/08/04 本『十角館の殺人』 綾辻行人
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2019/07/26 本『チョコレートコスモス』 恩田陸
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2019/06/24 本『6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる。』 大澤めぐみ
本『6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる。』 大澤めぐみ 角川スニーカー文庫 やりたいことが見つからず、漠然と都会を夢見る優等生の香衣。 サッカー部のエースで香衣の彼氏のはずの隆生。
2019/06/17 本『蒼空時雨』 綾崎隼
本『蒼空時雨』 綾崎隼 メディアワークス文庫 偶然の「雨宿り」から始まる、切ないラヴ・ストーリー。 ある夜、舞原零央はアパートの前で倒れていた女、譲原紗矢を助ける。 帰る場所がないと語る彼女
2019/05/29 本『荒木飛呂彦の漫画術』 荒木飛呂彦
本『荒木飛呂彦の漫画術』 荒木飛呂彦  集英社新書 「企業秘密を公にするのですから、僕にとっては、正直、不利益な本なのです」(本文より) 全く人気が衰えることなく長期連載が続く『ジョジョの奇妙
2019/05/29 本『荒木飛呂彦の超偏愛!映画の掟』 荒木飛呂彦
本『荒木飛呂彦の超偏愛!映画の掟』 荒木飛呂彦 集英社新書 アクション映画、恋愛映画、アニメ……。 取り上げたジャンルを問わぬ映画作品の数々には、その全てに、まさに
2019/05/29 本『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』 大森藤ノ
本『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』 大森藤ノ GA文庫 シリーズ累計発行部800万部突破!! 迷宮都市オラリオ──。 『ダンジョン』と通称される壮大な地下迷宮を保有する

本『よもつひらさか』 今邑彩

『よもつひらさか』 今邑彩 集英社文庫



現世から冥界へ下っていく道を、古事記では“黄泉比良坂”と呼ぶー。

なだらかな坂を行く私に、登山姿の青年が声をかけてきた。

ちょうど立ちくらみをおぼえた私は、青年の差し出すなまぬるい水を飲み干し…。

一人でこの坂を歩いていると、死者に会うことがあるという不気味な言い伝えを描く表題作ほか、戦慄と恐怖の異世界を繊細に紡ぎ出す全12篇のホラー短編集。

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本『感応グラン=ギニョル』 空木春宵

『感応グラン=ギニョル』 空木春宵 東京創元社



昭和初期。

浅草六区の片隅に建つ芝居小屋では、夜ごと少女たちによる残酷劇が演じられている。

一座の役者は皆、ある特殊な条件のもと集められていた。

ある日、容姿端麗で美しい声を持つ新人がやってくる。

本来ここには完璧な少女は存在してはいけないはずなのに。

その秘密が明らかになるとき、彼女の〈復讐〉が始まる。(「感応グラン=ギニョル」)。

分かち合えない痛みや苦しみを抱えて生きる孤独な魂を描く全5編。

第2回創元SF短編賞佳作受賞者、待望の書籍デビュー。

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本『彼女。 百合小説アンソロジー』

『彼女。 百合小説アンソロジー』 相沢沙呼、青崎有吾、乾くるみ、織守きょうや、斜線堂有紀、武田綾乃、円居挽



“百合”って、なんだろう。

新時代のトップランナーが贈る、全編新作アンソロジー

彼女と私、至極の関係性。

“観測者"は、あなた。

珠玉の7編とそれを彩る7つのイラスト。

究極のコラボレーションが実現!

相沢沙呼「微笑の対価」/扉絵 清原紘

青崎有吾「恋澤姉妹」/扉絵 伊藤階

乾くるみ「九百十七円は高すぎる」/扉絵 郷本

織守きょうや「椿と悠」/扉絵 原百合子

斜線堂有紀「百合である値打ちもない」/扉絵 たいぼく

武田綾乃「馬鹿者の恋」/扉絵 けーしん

円居挽「上手くなるまで待って」/扉絵 toi8

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本『鋼鉄都市』 アイザック アシモフ

『鋼鉄都市』 アイザック・アシモフ



警視総監に呼びだされた刑事ベイリが知らされたのは、宇宙人惨殺という前代未聞の事件だった。

地球人の子孫でありながら今や支配者となった宇宙人に対する反感。

人間から職を奪ったロボットへの憎悪が渦まく鋼鉄都市へ。

ベイリは乗り出すが……。

〈ロボット工学の三原則〉の盲点に挑んだSFミステリの金字塔!




ロボットをそう使うのか、となかなかおもしろい趣向でした。

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本『読書嫌いのための図書室案内』 青谷真未

『読書嫌いのための図書室案内』 青谷真未



読書が嫌いな高校二年生の荒坂浩二。

ひょんなことから廃刊久しい図書新聞の再刊を任される。

本好き女子の藤生蛍とともに紙面に載せる読書感想文の執筆を依頼し始めた浩二だった。

だが、同級生の八重樫、美術部の緑川先輩、生物の樋崎先生から、執筆と引き換えに不可解な条件を提示されてしまう。

その理由を探る浩二と蛍はやがて、三人の秘めた想いや昔学校で起きた自殺事件に直面する。

本をめぐる高校生たちの青春と秘密の物語











謎解き要素もほんの少しありますが、ミステリではなく青春ものだと思います。

本の知識や物語を引用しつつ登場人物たちが抱える悩みに寄り添っていく

全体的にアッサリとしていてちょっと掘り下げが浅いように感じました。

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本『桃太郎のきびだんごは経費で落ちるのか?――日本の昔話で身につく税の基本』 高橋創  井上マサキ

『桃太郎のきびだんごは経費で落ちるのか?――日本の昔話で身につく税の基本』 高橋創  井上マサキ



鬼ヶ島から財宝を持ち帰った桃太郎を待っていたのは、毎年の確定申告でした。

果たしてこの財宝はどう申告したらいいのか。

鬼退治に使った「きびだんご」は経費として認められるのか。

第一章「鶴の恩返し」では、鶴の羽根で織った反物から「経費で落ちるもの/落ちないもの」を探ります。

反物を作るためにかかったお金は、経費として認められるはず。

では、鶴が羽根を生やすために必要な「食事」や「睡眠」に関する費用は経費になるのでしょうか。

約束を破って鶴に去られた男の確定申告を手伝いながら、襖の向こうでかかった経費を明らかにします。

第六章「舌切り雀&笠地蔵」でテーマとなるのは「贈与税」。

昔話には金品をもらうお話がいくつも存在します。

ということは、贈与税がかかってしまうケースもあるはず。

舌切り雀からもらった小さなつづら(お宝)と大きなつづら(ガラクタ)には、どちらも贈与税がかかるのか? 

笠地蔵が置いていった恩返しの品は、「個人からの贈与」なのか「法人からの贈与」なのか? 

登場人物たちとの議論を通じて、贈与税の仕組みをわかりやすく伝えます。

最終章「浦島太郎」では「税金を払わないと何が起こるのか」を解説。

竜宮城から帰ってきた浦島太郎が目にしたのは、自分の家に住む知らない人。

そう、浦島太郎は鯛やヒラメが舞い踊る姿に夢中になっているうちに、固定資産税を何年も滞納してしまったのです。

竜宮城の滞在中に起こっていた「差し押さえ」や「公売」の流れを、玉手箱を抱えた本人とともに振り返ります。

知らないと損をする、でも説明されてもわかりにくい。

そんな税金の世界を、誰もが知ってる昔ばなしでシミュレーション。

楽しみながら税金の知識が身につきます。

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本『書きたい人のためのミステリ入門』 新井久幸

『書きたい人のためのミステリ入門』 新井久幸

「僕もこの本を読み込んで再入門してみようか、と思います。」
綾辻行人氏、推薦!!



読むと書くとは表裏一体。

書き手の視点を知れば、ミステリは飛躍的に面白くなる。

長年、新人賞の下読みを担当し、伊坂幸太郎氏、道尾秀介氏、米澤穂信氏らと伴走して
きた編集長が、ミステリの〈お約束〉を徹底的に解説。

フェアな書き方、アンフェアな書き方とは?

望ましい伏線の張り方は? 複雑な話だから長編向き?

「人間が書けている」とは?

なぜ新人賞のハウツーを信じてはいけない?

読むほどにミステリの基礎体力が身につく入門書。




推理作家の有栖川有栖さんは「探偵小説や本格推理ものをミステリ、オカルトや超常現象ものをミステリー」とおっしゃっていました。

厳密な定義はなく、人それぞれ解釈が異なると思います。

私もミステリーを書くのですが、自作を読んでくれた友人から「謎解き要素はあるけど、ミステリーなの?」と言われたことがありました。

完全犯罪計画を立てて友人の口を黙らせようかと思いましたが、こういった教本を読んでミステリを勉強しようと思って読みました。

ミステリを書きたい人だけでなくミステリを読む人にも読んでみてほしいです。

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本『そして誰もいなくなった』 アガサ・クリスティー

『そして誰もいなくなった』 アガサ・クリスティー



その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女。

だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が響く。

そして無気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されてゆく!

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本『屍人荘の殺人』 今村昌弘

『屍人荘の殺人』 今村昌弘 創元推理文庫



たった一時間半で世界は一変した。


神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と明智恭介。

二人は曰くつきの映研の夏合宿に参加するため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子とペンション紫湛荘を訪れる。

しかし想像だにしなかった事態に見舞われ、一同は籠城を余儀なくされた。

緊張と混乱の夜が明け、部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。

それは連続殺人の幕開けだった!

奇想と謎解きの驚異の融合。

第27回鮎川哲也賞受賞の衝撃のデビュー作。

つづきはネタバレ注意



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つづきをよむ?

本『小説こちら葛飾区亀有公園前派出所』 秋本治原作・日本推理作家研究会監修

『小説こちら葛飾区亀有公園前派出所』 秋本治原作・日本推理作家研究会監修



あの国民的漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が7人のベストセラー作家・大沢在昌、石田衣良、今野敏、柴田よしき、京極夏彦、逢坂剛、東野圭吾によるトリビュート短編小説の数々。

ギャグあり、人情あり、ハードボイルドありのアンソロジー。

個々の作品でおもしろいものはあったものの「原作漫画読みました?キャラ崩壊ヤバくないですか?」と煽りたくなるような原作キャラ像をまるで理解していない作品もあった。

大沢在昌さんと今野敏さんの作品がおもしろかった。

柴田さん、逢坂さん、京極さんは合わなかった。

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本『浜村渚の計算ノート』 青柳碧人

『浜村渚の計算ノート』 青柳碧人 講談社文庫



「刑事さん、解けちゃいました」

四色問題、フィボナッチ数列、円周率ーー。

対「数学テロ」。警視庁の最終兵器は、天才数学少女!

「数学の地位向上のため国民全員を人質とする」

天才数学者・高木源一郎が始めたテロ活動。

彼の作った有名教育ソフトで学んだ日本人は予備催眠を受けており、命令次第で殺人の加害者にも被害者にもなりうるのだ。

テロに対抗し警視庁が探し出したのは一人の女子中学生だった! 

新時代数学ミステリー!!

つづきはネタバレ注意



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つづきをよむ?

本『夜の写本師』 乾石智子

本『夜の写本師』 乾石智子 (創元推理文庫) 



右手に月石、左手に黒曜石、口のなかに真珠。

三つの品をもって生まれてきたカリュドウ。

呪われた大魔道師アンジストに目の前で育ての親を殺されたことで、彼の人生は一変する。

宿敵を滅ぼすべく、カリュドウは魔法ならざる魔法を操る“夜の写本師”の修業をつむが…。

日本ファンタジーの歴史を塗り替え、読書界にセンセーションをまき起こした著者のデビュー作。


つづきはネタバレ注意


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つづきをよむ?

本『逃げ出せなかった君へ』 安藤祐介

本『逃げ出せなかった君へ』 安藤祐介 KADOKAWA



ブラック企業に入社した三人の同期、大友、夏野、村沢。

早朝から深夜まで個人宅や企業への飛び込み営業を命じられ、休む間もなく会社に泊まり込む毎日。

心身共に疲弊しきった三人は、ある日思い立って深夜の居酒屋に向かう。

非人間的な毎日のなか、一杯の生ビールで久しぶりに人間らしく笑い合えた三人だったが、極悪上司に目を付けられて過酷な追い込みにあった夏野はーー。

やる気のない居酒屋のアルバイター、定年の日を迎えた男、暴走しがちな池袋警察署交通課員……。

夏野の選択はすれ違うだけのはずだった人々の人生をも変えていく。

命と仕事の6つの物語。

つづきはネタバレ注意



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つづきをよむ?

本『僕が七不思議になったわけ』 小川晴央 

『僕が七不思議になったわけ』 小川晴央 メディアワークス文庫



石橋を叩いても渡らない心配性の高校生・中崎夕也。

ある夜、七不思議を司る精霊・テンコと出会う。

深夜の校庭に桜が舞い散る中、宙に浮かぶ袴姿の彼女は、高らかに不吉な言葉を彼に投げかけるのだった。

「おめでとう、お主はこの学校の新しい七不思議に選ばれた」

なんと彼は七不思議の引き継ぎに、仮登録されてしまったのだ!

生きながらも七不思議の一つとなった少年の日々を綴る。

思わずもう一度読み返したくなるミステリアス・ファンタジー。

第20回電撃小説大賞金賞受賞作。

つづきはネタバレ注意



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つづきをよむ?

本『ひきこもりの弟だった』 葦舟ナツ

『ひきこもりの弟だった』 葦舟ナツ メディアワークス文庫



ラスト、読む人に【幸せとは何か】を問いかけるーー。

圧倒的衝撃の“愛”の物語。

『質問が三つあります。彼女はいますか? 煙草は吸いますか? 最後に、あなたはーー』

突然、見知らぬ女にそう問いかけられた雪の日。

僕はその女ーー大野千草と“夫婦”になった。

互いについて何も知らない僕らを結ぶのは【三つ目の質問】だけ。

まるで白昼夢のような千草との生活は、僕に過ぎ去った日々を追憶させていくーー。

大嫌いな母、唯一心を許せた親友、そして僕の人生を壊した“ひきこもり”の兄と過ごした、あの日々を。

これは誰も愛せなくなった僕が、君と出会って愛を知る物語だ。

つづきはネタバレ注意


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つづきをよむ?

本『吉原百菓ひとくちの夢』 江中みのり

『吉原百菓ひとくちの夢』 江中みのり メディアワークス文庫



『生きるための食事でなく、ひと時の幸福のための菓子を作る』

江戸の吉原一、料理が美味いと評判の中見世・美角屋。

そこで働く“菓子専門の料理番”太佑は、日々訪れる客や遊女達のために菓子を作っていた。

しかしある日、幼馴染で見世一番の花魁・朝露が全く太佑の菓子を食べていないことを知り……。

切ない想いを秘め、懸命に生きる人々にひとくちの“夢”を届ける。

とある料理番の、心温まる人情物語。

第24回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞受賞作。

つづきはネタバレ注意


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つづきをよむ?

本『恋と禁忌の述語論理』 井上真偽

『恋と禁忌の述語論理』 井上真偽 講談社文庫



雪山の洋館での殺人。

犯人は双子のどちらか。なのにいずれが犯人でも矛盾。

この不可解な事件を奇蹟の実在を信じる探偵・上苙丞(うえおろじょう)が見事解決

ーーと思いきや、癒やし系天才美人学者の硯(すずり)さんは、その推理を「数理論理学」による検証でひっくり返す!!

他にも個性豊かな名探偵たちが続々登場。名探偵を脅かす推理の検証者、誕生!

毒殺か事故か、不特定多数の中で誰が犯人か、犯人は双子の姉か妹か。

主人公は片田舎に一人住む美叔母の硯さんのもとを訪れる。

美しき数理論理学者がすでに名探偵たちによって解決された事件の推理の真偽を華麗に証明する。

第51回メフィスト賞受賞

つづきはネタバレ注意



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つづきをよむ?

本『体育館の殺人』 青崎有吾

『体育館の殺人』 青崎有吾 創元推理文庫



風ヶ丘高校の旧体育館。

放課後、放送部の少年が刺殺された。

密室状態の体育館にいた唯一の人物、女子卓球部部長の犯行だと警察は決めてかかる。

卓球部員・柚乃は、部長を救うために、学内一の天才と呼ばれている裏染天馬に真相の解明を頼んだ。

アニメオタクの駄目人間に――。

“平成のエラリー・クイーン”が大幅改稿で読者に贈る、第22回鮎川哲也賞受賞作。

裏染天馬シリーズ第一弾。




高校の体育館で刺殺体が発見。

密室状態の体育館にいた唯一の人物に容疑がかかる。

その容疑を晴らすために学内一の天才と呼ばれる裏染天馬に真相解明が託される。

だが彼は校内に勝手に住み着くアニメオタクのダメ人間だった。

もともとラノベの新人賞に送っていた人らしくて文体はわりと軽めでサクサク読める。

探偵もオタクなのでアニメや漫画のパロディがたくさん出てくる。

数十人いる容疑者を論理的なアリバイ崩しでどんどん犯人を絞っていき、最後に読者への挑戦状が出されるスタイ。ル

平成のエラリイ・クイーンという売り文句でデビューした著者の評価が妥当なのか過大なのかわからないけれど、少なくとも続編を読んだり他の作品を読んだりしたいとは思える出来だった。

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本『十角館の殺人』 綾辻行人

『十角館の殺人』 綾辻行人 講談社



十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島。

館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。

そんないわくつきの島の館に大学のミステリ研の7人が訪れた。

やがて学生たちを襲う連続殺人。

ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける! 

1987年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作。

多くのミステリ作家に影響を及ぼしたと言われる館シリーズ第一作。

つづきはネタバレ注意。


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つづきをよむ?

本『チョコレートコスモス』 恩田陸

『チョコレートコスモス』 恩田陸 角川文庫



芝居の面白さには果てがない。

一生かけても味わい尽くせない。

華やかなオーラを身にまとい、天才の名をほしいままにする響子。

大学で芝居を始めたばかりの華奢で地味な少女、飛鳥。

二人の女優が挑んだのは、伝説の映画プロデューサー・芹澤が開く異色のオーディションだった。

これは戦いなのだ。

知りたい、あの舞台の暗がりの向こうに何があるのかをー。

少女たちの才能が、熱となってぶつかりあう!

興奮と感動の演劇ロマン。



芸能一家に生まれて華やかな容姿と卓越した演技を持つ響子と大学で芝居を始めたばかりの華奢で地味な飛鳥。

出会うはずのなかった二人の女優が異色のオーディションで同じ舞台に立つ。

芝居にかける情熱や演出のおもしろさ、それぞれの役者の演技プランなど興味深い

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本『6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる。』 大澤めぐみ

『6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる。』 大澤めぐみ 角川スニーカー文庫



やりたいことが見つからず、漠然と都会を夢見る優等生の香衣。

サッカー部のエースで香衣の彼氏のはずの隆生。

香衣に一目惚れする学内唯一の不良・龍輝。

ある秘密を隠すため、香衣の親友を演じるセリカ。

4人が互いに抱く、劣等感。憧れ。恋心。後悔。

あの駅で思いはすれ違い、一度きりの高校生活はとどまることなく進んでいく。

「どうしてすべて手遅れになってからでないと、一番大事なことも言えないんだろう」

これは、交錯する別れの物語。

つづきはネタバレ注意



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つづきをよむ?

本『蒼空時雨』 綾崎隼

『蒼空時 綾崎隼 メディアワークス文庫



偶然の「雨宿り」から始まる、切ないラヴ・ストーリー。

ある夜、舞原零央はアパートの前で倒れていた女、譲原紗矢を助ける。

帰る場所がないと語る彼女は居候を始め、次第に猜疑心に満ちた零央の心を解いていった。

やがて零央が紗矢に惹かれ始めた頃、彼女は黙していた秘密を語り始める。

その内容に驚く零央だったが、しかし、彼にも重大な秘密があって……。

巧妙に張り巡らされた伏線がいくつも折り重なったエピソードで紐解かれる。

新感覚の青春群像ストーリー。

第16回電撃小説大賞選考委員奨励賞受賞作。


うーん、私には合わない作品だった。

群像劇要素が薄いというか、そもそも群像劇ではないような。

ただの連作短篇になってしまっている気がする。

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本『荒木飛呂彦の漫画術』 荒木飛呂彦

『荒木飛呂彦の漫画術』 荒木飛呂彦  集英社新書



「企業秘密を公にするのですから、僕にとっては、正直、不利益な本なのです」(本文より)

全く人気が衰えることなく長期連載が続く『ジョジョの奇妙な冒険』の作者、荒木飛呂彦。

「漫画は最強の『総合芸術』」と言い切る彼が、これまで明かすことの無かった漫画の描き方、その秘密を、作品を題材にしながら披瀝する!

絵を描く際に必要な「美の黄金比」やキャラクター造型に必須の「身上調査書」、ヘミングウェイに学んだストーリー作りなど、具体的な方法論からその漫画術を明らかに!

本書は、現役の漫画家である著者が自ら手の内を明かす、最初で最後の本である。



代表作『ジョジョの奇妙な冒険』は「王道漫画」であると提言する著者が語る漫画の描き方。

漫画の基本四大構造から失敗から学んだことや取材の重要性、アイデアの見つけ方など詳しく書かれている

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本『荒木飛呂彦の超偏愛!映画の掟』 荒木飛呂彦

『荒木飛呂彦の超偏愛!映画の掟』 荒木飛呂彦 集英社新書



アクション映画、恋愛映画、アニメ……。

取り上げたジャンルを問わぬ映画作品の数々には、その全てに、まさに荒木飛呂彦流の「サスペンスの法則」が潜んでいる。

本書は、その一つひとつを徹底的に分析し、作品をまったく新しい視点から捉え直した映画論であり、エンターテイメント論である。

『ジョジョの奇妙な冒険』を描かせたとも言える、荒木飛呂彦独特の創作術とは?

映画の大胆な分析を通じて、その秘密が明らかに!



エンタメの基本はサスペンスにあると提言する著者が『ジョジョの奇妙な冒険』のエピソードやセリフを混ぜながらおもしろい映画の紹介や創作の影響を伝えている。

見たことがある映画もけっこうあってよかった

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本『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』 大森藤ノ

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』 大森藤ノ GA文庫



シリーズ累計発行部800万部突破!!

迷宮都市オラリオ──。

『ダンジョン』と通称される壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。

未知という名の興奮、輝かしい栄誉、そして可愛い女の子とのロマンス。

人の夢と欲望全てが息を潜めるこの場所で、少年は一人の小さな「神様」に出会った。 

「よし、ベル君、付いてくるんだ! 【ファミリア】入団の儀式をやるぞ!」

「はいっ! 僕は強くなります!」 

どの【ファミリア】にも門前払いだった冒険者志望の少年と、構成員ゼロの神様が果たした運命の出会い。 

これは、少年が歩み、女神が記す、──【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】── 

大森藤ノ×ヤスダスズヒトのコンビが贈る、

GA文庫大賞初の≪大賞≫受賞作、ここに開幕!! 

つづきはネタバレ注意


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