Date:2020/02/04 15:08
本『逃げ出せなかった君へ』 安藤祐介 KADOKAWA
ブラック企業に入社した三人の同期、大友、夏野、村沢。
早朝から深夜まで個人宅や企業への飛び込み営業を命じられ、休む間もなく会社に泊まり込む毎日。
心身共に疲弊しきった三人は、ある日思い立って深夜の居酒屋に向かう。
非人間的な毎日のなか、一杯の生ビールで久しぶりに人間らしく笑い合えた三人だったが、極悪上司に目を付けられて過酷な追い込みにあった夏野はーー。
やる気のない居酒屋のアルバイター、定年の日を迎えた男、暴走しがちな池袋警察署交通課員……。
夏野の選択はすれ違うだけのはずだった人々の人生をも変えていく。
命と仕事の6つの物語。
つづきはネタバレ注意
ブラック企業に入社した三人の同期、大友、夏野、村沢。
早朝から深夜まで個人宅や企業への飛び込み営業を命じられ、休む間もなく会社に泊まり込む毎日。
心身共に疲弊しきった三人は、ある日思い立って深夜の居酒屋に向かう。
非人間的な毎日のなか、一杯の生ビールで久しぶりに人間らしく笑い合えた三人だったが、極悪上司に目を付けられて過酷な追い込みにあった夏野はーー。
やる気のない居酒屋のアルバイター、定年の日を迎えた男、暴走しがちな池袋警察署交通課員……。
夏野の選択はすれ違うだけのはずだった人々の人生をも変えていく。
命と仕事の6つの物語。
つづきはネタバレ注意
ブラック企業に入社した三人の男たち。
早朝から深夜まで働かされていたある日、深夜の居酒屋で生ビールを飲んで久しぶりに人間らしく笑い合えた。
しかし、そのうちの一人が自ら命を絶ってしまう。
命と仕事の6つの連作短篇。
逃げるって本当に大事だと思う。
ブラック企業に勤めていた頃のことを思い出してとても嫌な気持ちになった(作品に罪はない)。
描写が物足りないなぁと思うところはあるものの、どんどん読めるのが逆に良かったかもしれない。
最初から最期まで徹底的に細かく重く描かれていたら余計に昔を思い出して辛かったと思う。
現実はそう上手くいかないよなぁと思ったものの、フィクションくらいスカッと爽快に終わってほしいと思うのが被害者の一人としての意見。
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