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少しイカレてるくらいがちょうどいい
『青い羊の丘』 著:竹下文子 イラスト:あづみ冬留 角川書店



青い羊の丘にたたずむ「僕」が日々出会うのは、不思議で素敵なモノたちばかりだ。

たとえば天使の子供、旅人に手品師、人語をはなす銀色狼、それから千年プラタナス。

夏の間だけひらく風工場や、宝物をつめた万華鏡、宇宙の時計に、星のかけらの魔除け。

誰にも姿をみせない司書と、図書館で羽ばたく本の鳥たち――。

綺麗でかわいい、ずっと手元に置いておきたい。

眠る前にひとつずつ、ゆっくり読んで夢をみたい。

優しくも繊細な世界をつむぐ童話作家・竹下文子が贈る、24粒の宝石掌篇。

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『探偵格 愛ト謂ウ病悪ノ羅患、故ニ我々ハ人ヲ殺ス』 中維 イラスト:ぜろきち 電撃文庫

奇妙で巧妙で軽妙な推理奇譚登場。

怪しい洋館に集められたのは――奇人、変人、人外、凡人。

「――ようこそ、“地獄檻”へ」



舞台は皇国日本。

黒塚音子(くろつかねこ)は、性格奔放にして不穏分子な存在である。

ひとたび登場すればクラス内に警報が発され、清めの塩やお祈りをされるという有様だ。

けれど、僕・空野高にとっては愛の奴隷として信奉すべき「お姉ちゃん」だ。

かつて大好きだったお姉ちゃんを目の前で殺された。

「お姉ちゃん」という存在がなければ生きていけない僕は、音子先輩にお姉ちゃんになってもらうことにした。

そして僕と彼女は共犯者の関係でもある。

ある日、音子から誘われたドキドキのお泊まり♪

しかしそれはただの旅行ではなく、僕は怪しい洋館に連れ込まれてしまう。

外法の象徴「不死姫」を擁し、狂信軍人「神々の蛮刀」、謎の魔女をはじめ規格外の面子が集う時刻館――通称「地獄檻」。

そこで発生する館ものの必然の如き連続殺人事件。

敵地の極みで起こる阿鼻叫喚の果て、僕は黒塚音子の真の姿を見ることになる。

呪法庁の亡霊欠番「祟り神」と欠陥人間「探偵失格」が見つけ出すのは犯人か、それとも百鬼外法の成れの果てか――?

つづきはネタバレ注意?

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『超能力者のいた夏』 寺本耕也 メディアワークス文庫



長野県末見市。

とある事故がきっかけで都内の高校から私立清風学園へ転入した高那聡。

現在、彼は木造アパートで一人暮らしをしている。

辺りにはコンビニどころか自販機すらない場所である。

東京生まれの聡にとってはため息をつきたくなる現状だが、東京に戻りたいとは思っていない。

というより戻れない……。

そんなある日、学校で“番長”と呼ばれる小柄な少女・津浦翼と知り合う。

明るく朗らかな性格で、時たま暴力的な行動をしてしまうが、ごく普通の女子高生だ。

しかし聡が翼を家に招待した時、それは起こった。

誤って翼を押し倒してしまいそうになった時、聡は一瞬にして白い閃光に包まれた。

唐突に身体が硬直し、巨大な激痛が全身を走った。

次に気がついた時は、靴も履かずに田舎道を立っていた。

視線の先には燃えるアパート。

右手にノートPC、左手には携帯ゲーム機を抱えていた。

一瞬にして色々な物を失い、途方に暮れる聡。

そんな彼に救いの手をのばす学園の理事長であり翼の祖母、津浦茜。

聡は理事長の厚意により山奥にある学生寮に住むことになる。

しかしそこは普通の人間が暮らす寮ではなかった。

寮生たちの不思議な能力に翻弄されながらも聡は新たな生活を始める。

だが一人の寮生の不吉な予言によると、彼が重傷を負うとあり……。



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『自殺倶楽部』 谷村志穂 集英社



高校の正門の手前に、二階建ての小さな古い図書館がある。

高野槙子は、そこに毎日通っている。

シリトーでも、サルトルでも、サガンでも、漱石でも、何でも借りた。

本なら何でも良かった。

どうせ本を借りるだけで中身はただの一行も読まないのだから。

ただ、本を持って歩くことが彼女を自由にした。

そんなある日、彼女は図書委員の富山久美と桧田玲子に呼び止められる。

富山から二つの用件を言い渡された。

一つは、読書感想文を書いてくれないかという誘い。

もう一つは、一週間に一度<詩を読む会>という有志の集まりに来ないかという誘い。

一つ目のお願いは、すぐに断った。

が、もう一つのお願いはその場で返事はしなかったが、渡された地図に従って導かれるようにしてやってきた。

着いた場所は、現在は空き家になっている旧華族の屋敷だった。

その屋敷に入った彼女を待っていたのは富山久美と桧田玲子を含めた数人の生徒たち。

<詩を読む会>というのは表向きで、実際は<海の泡同盟>という。

その同盟は死にたい者が集まった自殺倶楽部だったのだ。

富山は葬儀屋の娘として、他者の自殺の手伝いをしているだけらしい。

高野はその手伝い要員として呼ばれたようだ。

彼女にお願いされた仕事は記録係。

もうじき迎えるおしまいの時をありのままに胸の中に記録する。

彼女はその仕事を受けることにした。

二ヶ月以上の月日が経ち、とうとう自殺を実行する日がやってきた。

<海の泡同盟>に所属する者は、学校の屋上に集まり……。

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『檸檬のころ』 豊島ミホ 幻冬舎文庫



山と田んぼに囲まれた田舎の高校を舞台に、「あの頃」のかっこ悪くて、情けなくて、でもかけがえのない瞬間をせつないまでに瑞々しく綴る。


【タンポポのわたげみたいだね】

高校三年生になってから橘ゆみ子は保健室を訪れるようになった。

それはうちの「お姫様」の小嶋智(サト)がベッドで眠っているからだ。

でも橘が授業に行こうと誘ってもいっしょに来ないことが多い。

いつからこうなってしまったんだろう?

最初は仲が良かったのに、今はサトの考えていることがわからなくなってきた。

ある日、橘は同じ学年のカッコいい男の子に声をかけられる。

翌日から彼女は彼といっしょの電車に乗ることを約束する。

今まで彼女の隣はサトの席だったが、これからは……。


【金子商店の夏】

金子晋平、二十八歳――資格試験予備校生。

新宿にある資格試験予備校に通う彼は、司法試験に五回落ちていた。

年下の同級生にはバカにされ、嫁に行った妹には大人になれと言われている現在。

そんな時に一本の電話がかかってきた。

実家の母親からで「おじいちゃんが死にそうなの」と言われた。

地元に戻ってきた晋平は、高校の横の細い道を駆ける。

そして見えてきた「金子商店の看板」

すぐに家に入ると、じいさんは元気で、母さんはどこか他人行儀だった。

言いたいことはわかっている、「店を継げ」と言うのだろう。


【ルパンとレモン】

野球部の西は、吹奏楽部の指揮者だった秋元にテーマを聞かれる。

一瞬何かわからなかったが、テーマ曲だとすぐに気づく。

何でもいいという西に、秋元は「西はクールだからルパンにする」と言う。

それから西と秋元は放課後にいっしょに勉強するようになり、いっしょの高校に受かった。

それで、高校三年の夏。

どこで間違ったんだろう。

その頃には、秋元は西ではなく、佐々木という野球部員と仲が良くなっていた。


【ジュリエット・スター】

うちは高校生専門の下宿をしている。

主に母が切り盛りしていて、理可は本屋でバイトをしながらたまに手伝いをする。

大変じゃないかと言われるが、それほどでもない。

ただ、高校二年の水橋珠紀には手を焼かされる。

下宿内恋愛を禁止されているこの場所で彼女は、林と言う男子生徒と付き合っているのだ。

今までに下宿内の男子と女子が仲良くなるなんてことなかったけれど、珠紀だけは違った。


【ラブソング】

MDウォークマンで音楽を再生して、白田は喧騒に満ちた教室から切り離される。

私は中三で音楽シナリオライターになると決め、それからずっと音楽の勉強をしている。

その日も音楽雑誌を読んでいた。

すると、それを覗き込む男子の辻本がいた。

白田は少し惹かれるが、夢のためには男子に気を取られているわけにはいかないと自分の気持ちを否定する。

だが軽音部の辻本くんと音楽シナリオライターを目指す白田。

偶然二人は話をすることになり……。


【担任稼業】

丹波は自分の担任するクラスの進路指導に手を焼いていた。

誰もがみんな自分を特別視し、過大評価し過ぎている。

中でも手を焼いているのは……小嶋智。

このままでは進学どころか卒業すら危うい。

しかも小嶋はとても生意気で、丹波の言うことなど聞こうともしない。

さらに同僚の教師からも注意され、板挟みで辛い毎日を送っていた。


【雪の降る町、春に散る花】

「残念ながら不合格です」

受話器の向こうからノイズまじりの大学受験合否判定の声が聞こえてきた。

高校のある町の電話ボックス、三月四日、秋元と佐々木が別れるまでのカウントダウンが始まった。

佐々木は野球部のエースで、二年の時のクラスメートだった。

告白の言葉はとても明快で、秋元はすぐに了承した。

とても楽しかった。

だがすぐに二人の前には進路選択という道が迫ってきた。

秋元は東京の私立大学を目指していた。

佐々木は地元の公立大学を目指していた。

秋元は、佐々木と東京のどちらか一つを選ばなければいけないのなら……。

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本『人間失格』 太宰治 集英社文庫

   

「恥の多い生涯を送ってきました」

三葉の奇怪な写真と共に渡された第一の手記から第三の手記。

無邪気さを装い、お道化を演じて周囲を欺いた裕福な少年時代。

学校にも行かず、酒を飲んだり次々に女と関わったりする青年時代。

そしてとうとう一人の女性と心中することになる。

しかし愛した女性だけが死に、彼だけが生き残った。

そこから先は地獄に落ちるようなものだった。

金もないのに酒を飲み、愛することもない女におぼれ、とうとう薬物にまで手を出す。

そうして再び自殺未遂をする。

親からは縁を切られ、友人には呆れられ、妻には怯えられてしまう。

これには、そんな睡眠薬中毒者の陰惨な半生が記されている。

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『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』 滝本竜彦 角川書店




雪崎絵理は戦う女の子だ。

平凡な高校生・山本陽介の前に現れたセーラー服の美少女・雪崎絵理。

舞台は北海道。

そのころ山本は、沈んでいた。

期末テストの近いこと。

仲の良かった友人が若い命を散らしたこと。

いろいろなことがあって落ち込んでいた。

そんなある日、雪の降る寒い夜、彼は犯罪に手を染めてしまった。

高級霜降り和牛二キログラムを深夜営業のスーパーから万引きしたのである。

下宿の裏へと続く獣道を通り、月明かりを頼りに自転車を押しながら歩いていると、彼は驚いた。

ケヤキの根元に、何者かが座っていたのだ。

その子は無駄に凝ったデザインのセーラー服を着ていた。

それが有名進学校の中央高校の女子高生が着るものだと気づく。

どうしてこんなところに?

山本は勇気を出して、何をしているのか声をかけてみた。

そして彼女は言った。

「あたしの敵を待っている」

「早く逃げなさい。でないとあなた、死ぬわよ」

かなり「微妙」な感じの女の子だった。

素直に立ち去ろうとしたとき――そいつはやってきた。

馬鹿みたいにうるさいエンジン音

真っ黒いロングコートを着たその男は、ギラギラ輝くチェーンソーを持っていた。

山本がその男に怯えていると、女の子は木目の美しい木刀を手に取り、その男に襲いかかった。

途中までは拮抗していたが、だんだん彼女が劣勢になり始めた。

山本は一人で逃げるわけにもいかず、その闘いを眺めていた。

そしてタイミングを見計らってチェーンソー男に牛肉パックを投げつけた。

見事に木刀少女の顔に命中。

大きくよろけたところを、男のチェーンソーが襲いかかる。

木刀でなんとか防御するが、武器は破壊されてしまう。

山本は彼女といっしょに逃げるが、チェーンソー男は地面を蹴って空を飛んで追ってきた。

少女は再びチェーンソー男と激闘を開始する。

そのうち、彼女の放った投げナイフが男の胸に刺さった。

チェーンソー男は死んだ。

しかし、血は流れていなかった。

仁王立ちしていたチェーンソー男だったが、刺さったナイフを抜いて逃げ去ってしまう。

翌日、山本は中央高校の校門の前に立ち、彼女が来るのを待った。

それから二人で食事をして、チェーンソー男について話した。

その日を機会に山本は、戦う少女・雪崎絵理と共にチェーンソー男と戦うことに。

といっても彼は、自転車で彼女を後ろに乗せて深夜の北海道をひた走り、チェーンソー男と彼女の戦いを眺めるだけしかしないのだが。

第五回角川学園小説大賞特別賞受賞作、滝本竜彦デビュー作。

解説・西尾維新

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