Date:2012/11/11 18:22
本『青い羊の丘』 著:竹下文子 イラスト:あづみ冬留 角川書店
青い羊の丘にたたずむ「僕」が日々出会うのは、不思議で素敵なモノたちばかりだ。
たとえば天使の子供、旅人に手品師、人語をはなす銀色狼、それから千年プラタナス。
夏の間だけひらく風工場や、宝物をつめた万華鏡、宇宙の時計に、星のかけらの魔除け。
誰にも姿をみせない司書と、図書館で羽ばたく本の鳥たち――。
綺麗でかわいい、ずっと手元に置いておきたい。
眠る前にひとつずつ、ゆっくり読んで夢をみたい。
優しくも繊細な世界をつむぐ童話作家・竹下文子が贈る、24粒の宝石掌篇。
青い羊の丘にたたずむ「僕」が日々出会うのは、不思議で素敵なモノたちばかりだ。
たとえば天使の子供、旅人に手品師、人語をはなす銀色狼、それから千年プラタナス。
夏の間だけひらく風工場や、宝物をつめた万華鏡、宇宙の時計に、星のかけらの魔除け。
誰にも姿をみせない司書と、図書館で羽ばたく本の鳥たち――。
綺麗でかわいい、ずっと手元に置いておきたい。
眠る前にひとつずつ、ゆっくり読んで夢をみたい。
優しくも繊細な世界をつむぐ童話作家・竹下文子が贈る、24粒の宝石掌篇。
良かったです。
繊細で綺麗な文章で優しく和やかな世界を創り出しています。
ただ一つ気になったのは、トラックがこの世界にあってはいけないと思います。
天使とか妖精とか幻想的な要素がたくさん出てきているのに、トラックという現実的な要素を入れてしまうと一気に物語の世界観を崩してしまいます。
単語だけで「遮断機」というのも登場していました。
つまり電車か列車が存在しているわけですね。
気にしなければいいのですが、どうしても異物感が……。
繊細で綺麗な文章で優しく和やかな世界を創り出しています。
ただ一つ気になったのは、トラックがこの世界にあってはいけないと思います。
天使とか妖精とか幻想的な要素がたくさん出てきているのに、トラックという現実的な要素を入れてしまうと一気に物語の世界観を崩してしまいます。
単語だけで「遮断機」というのも登場していました。
つまり電車か列車が存在しているわけですね。
気にしなければいいのですが、どうしても異物感が……。
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