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本『吉原百菓ひとくちの夢』 江中みのり

『吉原百菓ひとくちの夢』 江中みのり メディアワークス文庫



『生きるための食事でなく、ひと時の幸福のための菓子を作る』

江戸の吉原一、料理が美味いと評判の中見世・美角屋。

そこで働く“菓子専門の料理番”太佑は、日々訪れる客や遊女達のために菓子を作っていた。

しかしある日、幼馴染で見世一番の花魁・朝露が全く太佑の菓子を食べていないことを知り……。

切ない想いを秘め、懸命に生きる人々にひとくちの“夢”を届ける。

とある料理番の、心温まる人情物語。

第24回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞受賞作。

つづきはネタバレ注意







江戸の吉原で料理が美味いと評判の中見世で働く菓子専門の料理番太佑は日々訪れる客や遊女たちのために菓子を作る。

しかし幼馴染で花魁の朝露が菓子を食べていないと知り、その訳を知ろうとする人情時代劇

私の苦手なメディアワークス文庫らしい作品だった。

時代小説を書くのは初めてらしいけど、よく調べて書いているとは思う。

ただ、おもしろいかと言われるとおもしろくはない。

連作短篇形式のお話で訪れる客の悩みをお菓子で解決するというお話だけど、幼馴染で花魁の朝露がなんで悩んでいるのかという謎にはつながらない。

そのまま話は進んでいって最後で一気にまとめる感じ。

自分には合わない作品だった。

挿絵や表紙でも気になったのが時代物なのに男性の登場人物たちはちょんまげではないんだなぁと……若者向けだから?

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