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本『東京バンドワゴン』 小路幸也

『東京バンドワゴン』 小路幸也 集英社



東京、下町にある明治創業の古本屋「東京バンドワゴン」。

この老舗を営む堀田家、今は珍しき8人の大家族である。

79歳にして三代目店主の勘一。

60歳にして金髪、伝説のロッカーでもある我南人。

画家で父親不明のまま未婚の母となった藍子と娘の花陽。

フリーライターの紺とその妻で東京バンドワゴンのカフェを経営する亜美、息子の研人。

年中違う女性が家に押しかける美男子、青。

そしてどういうわけか成仏できずに家族を見守っている勘一の妻、サチ(本作の語り部)。

ご近所には日本大好きのイギリス人や何か訳ありの小学生など、ひと癖もふた癖もある面々がいる。

一つ屋根の下、泣いて笑って朝から晩まで大騒ぎ。

春 百科事典はなぜ消える

今日も青に惚れたという女性が店にやってきました。

しかし今回も女性の一方的な思い込みということがわかり、怒って帰っていってしまいまいsた。

勘一はやれやれと首を振りながら、ばらまかれた本の整理を始めました。

一冊ずつ本を片づけていくと、店の入り口側の端っこの棚の一番下に真新しい百科事典を見つけます。

買い取った覚えもなければ、お店の値札もついていません。

自分が買い取ったのでなければ、孫の紺が買い取った物かもしれないと思い、後で尋ねようと気にもしませんでした。

それから午後七時半、晩御飯の時に百科事典のことを聞いてみます。

しかし、紺も百科事典を買い取った覚えはないと言います。

それならあの百科事典は誰が――もう一度棚を見に行くと、そこには百科事典がなくなっていました。


夏 お嫁さんはなぜ泣くの

青が珍しく会社をサボり、藍子が知り合いの葬式に出てからどこか調子がおかしいと思った頃のことです。

牧原みすずさんはやってきました。

今回も青を尋ねてやってきた女性のようですが、今回は今までと様子が違っていました。

みすずさんは本気で青の嫁になることを考えていて、青もうちで面倒を見てやってほしいと頼んできたのです。

こうしてみすずさんが住み込みで働くようになりました。

明るく、可愛く、本が好き、料理も上手、と家族の皆からすぐに好かれる存在となりました。

それなのに青は難しい顔をしていますし、藍子もまだどこかおかしいままです。

そしてみすずさんが東京バンドワゴンで働くようになってしばらく、事件が起こります。

いつ、誰がやったのか、書庫の中の本が抜き出されていたのです。


秋 犬とネズミとブローチと

ある朝、いつものようにふらっと帰ってきた我南人が子犬を二匹連れて帰ってきました。

二匹のメス犬はアキとサチと名付けられ、東京バンドワゴンで育てられることになりました。

そして朝ごはんが終わると、紺が岐阜の旅館で保管されていた古本を買い取るために出発しました。

それから知り合いが働いている老人ホームに本を貸し出すことになりました。

事件は翌日起こりました。

老人ホームの入居者の女性が行方不明になったというのです。

しかもその女性は、小坂紅葉『アルファベットの径』を持っていなくなったそうなのです。

そして紺が帰ってきてからこんなことを言うのです。

値付けを終えて朝起きたら旅館から本が全てなくなり、水禰という依頼主もいなくなっていたそうです。


冬 愛こそすべて

青と牧原みすずさん改め槙野すずみさんの結婚式が迫ってきました。

そんなおめでたい日が近づいているのに勘一は風邪をひいて寝込んでいました。

身内だけの簡単な式なので延期することも考えましたが、頑固な勘一は聞く耳を持ちません。

しかし問題はそれだけではありません。

青の母親のことです。

父親の我南人がどこかの女性との間にできた子が青なのです。

青は、我が子のように育ててくれた我南人の亡くなった妻・秋実さんだけが母親だと言います。

それでも生きている実の母親には息子の成長を見せたいものです。

さらに東京バンドワゴンの先々代が書き記した家訓が出てきました。

<冬に結婚するべからず>

常に家訓を大事に生きてきた堀田家です。

いったいどうしたらいいのでしょうか。

【関連リンク】

本『東京バンドワゴン』

本『東京バンドワゴン シー・ラブズ・ユー』

本『東京バンドワゴン スタンド・バイ・ミー』

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