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本『絞首商會』 夕木春夫

『絞首商會』 夕木春夫 講談社



謎が謎を呼ぶ怪死事件。元泥棒が導く真相に瞠目せよ。

和洋入り交じる大正の東京。

秘密結社「絞首商會」との関わりが囁かれる血液学研究の大家・村上博士が刺殺された。

不可解な点は3つ。

遺体が移動させられていたこと。

鞄の内側がべっとり血に濡れていたこと。

そして遺族が解決を依頼したのが以前村上邸に盗みに入った元泥棒だったことーー。

頭脳明晰にして見目麗しく、厭世家の元泥棒・蓮野が見つけた四人の容疑者の共通点。

それは“事件解決に熱心過ぎる”ことだったーー。

第60回メフィスト賞受賞作

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