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本『池袋ウエストゲートパークⅢ 骨音』

『池袋ウエストゲートパークⅢ 骨音』 石田衣良 文藝春秋



この物語の舞台となる場所は池袋西口公園。

通称「池袋ウエストゲートパーク」

主人公・真島マコトは地元の工業高校卒業後、定職に就かず実家の果物屋を手伝ったり雑誌のコラムを書いてこづかい稼ぎをしていた。

そんなプータローのような生活をしている彼にはもう一つの顔があった。

それは、どんな問題でも解決してしまうトラブルシューター。

彼はギャングボーイズやヤクザの組、警察などあらゆる人から一目置かれるほどの有名人だった。

しかし、彼はギャングボーイズにもヤクザにも警察にも属していない。

彼は誰にも縛られず自分なりに行動するのが彼の流儀だ。

今巻の彼への依頼内容は……。


【骨音】

この夏、池袋で流行っていた物の一つとしてホームレス襲撃がある。

ホームレスが寝ている時に、コンクリートブロックが投げ込まれ骨が折れるという連続襲撃事件……。

警察はホームレスが相手だからまともにパトロールなどしてくれない。

そこで事件解決のため抜擢されたのは、トラブルシューター・マコトだった。


【西一番街テイクアウト】

マコトは、本好きの小さな女の子を助けて実家へと連れて帰る。

その子の親を待っているとやってきたのは、風俗嬢の女・ヒロコだった。

彼は、彼女の抱えている問題を知り、問題解決を請け負う。

それは暴力団から売春する権利を護ることだった。


【キミドリの神様】

マコトが公園で夕焼けを眺めていると知らない電話番号から電話がかかってきた。

出てみるとやはりトラブル解決の依頼だった。

嫌々ながらも約束の場所に向かうと若きNPO代表が出迎えてくれた。

NPOが発行している地域通貨の偽札が裏で作られているのをやめさせてほしいという依頼だった。


【西口ミッドサマー狂乱】

ペパーミントグリーンのドラッグ・スネークバイトが街の奴等の間で流行している。

大勢のガキたちが幻のヘビを求めて血眼になって探している。

また、レイヴ(狂乱)も街の奴等に大人気。

激しい音楽に乗せて大集団で延々と踊り狂うイベント・レイヴで「スネークバイト」を売りさばく売人がいた……。

そしてマコトには、新しい恋が芽生える。

【関連リンク】

本『アキハバラ@DEEP』

本『IWGPコンプリートガイド』

本『6TEEN』

本『4TEEN』

本『ブルータワー』

本『東京DOLL』

絵本『ぼくとひかりと園庭で』

本『娼年』

本『REVERSE リバース』

本『池袋ウエストゲートパーク8 非正規レジスタンス』

本『池袋ウエストゲートパーク7 Gボーイズ冬戦争』

本『池袋ウエストゲートパーク6 灰色のピーターパン』

本『池袋ウエストゲートパーク5 反自殺クラブ』

本『池袋ウエストゲートパーク4 電子の星』

本『池袋ウエストゲートパーク3 少年計数機』

本『池袋ウエストゲートパーク2 骨音』

本『池袋ウエストゲートパーク』

本『赤・黒 池袋ウエストゲートパーク外伝』


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