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少しイカレてるくらいがちょうどいい
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前回のあらすじ

家族の存在に疑問を抱いていました。

小学校にも入学していないガキのくせに。

社会のことなんて全く知らないくせに。

でも、人間の汚い部分はよく知っていたよ。

社会に出なくても家族が教えてくれたから。


私の母親は強い人だと思います。

母は本家の長男の嫁にきて、すぐに舅や姑との暮らしを始めたそうです。

夫と二人の甘い新婚生活など体験したことがないでしょうね。

しかし、それだけなら全国の姑や舅と同居されている奥さま方に鼻で笑われてしまいます。

私の母親は結婚してすぐに「姑、舅、大姑、大舅、夫、義妹、義弟」と暮らすことになりました。

地方の本家の長男に嫁いだだけでも大変なのに、母はいきなり大家族といっしょに生活することになったのです。

しかも母は専業主婦ではなくて、それなりに忙しい職業に就いていました。

外では毎日忙しく仕事をこなし、家では大家族の食事の準備や家事をこなしていたそうです。

これはとても大変だったと思います。

肉体的にも精神的にも疲労や苦痛が溜まっていたでしょう。

血の繋がりのある家族は身近にいません。

見知らぬ土地に嫁いできたわけですから、友人知人もいません。

そんな場所で悩みや不満を誰にも言えずに暮らしてきたわけですから。

精神的や肉体的に弱い人なら途中で倒れていたかもしれません。

そのうち、母は兄を産みました。

大家族の中で生まれた子どもは、常にかまってくれる人がいるから甘やかされて育てられやすいみたいです。

これは家庭によって違いがありますから一概にそうとは言えませんけどね。

兄は本家の長男としてたっぷり愛情を与えられて育てられたそうです。

甘やかしすぎた、と後に母は言いました。

それから数年後、本家の二番目の子として私が生まれました。

その頃には大舅や大姑が亡くなり、義弟や義妹も家を出ていました。

私のことをかまってくれる人は、兄の時より少なくなっていました。

そして意識がはっきりとして、自我が芽生えた頃には私にも愛情を与えられました。

それは、歪んだ愛情、というのにふさわしいものでした。

それを与えてくれたのは、私の母でした。

母は強い人です。

しかし、完璧な強さを持っている人ではありませんでした。

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