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昔話『About A ××××』

今回の昔話は「私」のことです。

私の過去のことについて書いています。

いつものように冗談や嘘を交えて書けたらいいのですけどね(・∀・)ネー

残念ながらそれは無理そうです。

読んでいて不愉快な気持ちになる方や私に対して怒りを覚える方もいらっしゃると思います。

それでも読んでみたいという方だけお読みください。



小さい頃の私は泣いてばかりいました。

ほとんど毎日、祖父から理不尽な怒りをぶつけられていたからです。

家の廊下を歩いているだけで

「うるさい! 静かにしろ!」

普通に食事しているだけで

「食べ方が汚い!」

その度に私の両目からは涙がこぼれ落ちてきました。

精神的に弱かったのです。

精神的に弱いのは今も変わりませんが、今と昔を比べたらどっちが弱いのでしょうね。

こうして毎日のように理由も分からず祖父に怒鳴られていた私は、静かに生きようと決心しました。

小さな子どもでも学習能力はあります。

静かに暮していれば祖父に怒られずに済むのではないかと子どもながらに考えました。

しかし、その考えは甘かったです。

祖父の理不尽な怒りは少しも和らぐことはありませんでした。

理不尽な怒りはさらにエスカレートし、とうとう私は暗くて狭い物置に閉じ込められるようになりました。

祖父の怒鳴られながらも一つだけ学びました。

それは、大声で泣いても誰も助けてくれないということです。

祖父はもちろんのこと、祖母、父、母、兄。

だれも私を助けてはくれませんでした。

助けようとしてくれたのかもしれませんが、一家の長である祖父には逆らえなかったのでしょう。

私は声を押し殺して泣きます。

大声で泣きわめいても誰も助けてくれない、と頭の中で自分に言い聞かせます。

大声で泣きわめいたら祖父の怒りが増して物置にいる時間が長くなるだけですから。

だから、唇を噛みしめて声が外に漏れないよう静かに泣きます。

祖父が怒る理由を何度か考えたことがあります。

しかし、答えは見つかりませんでした。

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この記事に対するコメント

昔話と短歌

はじめまして、春日と申します。昔話…思い出…。非常に小生にとって自分以外の方の痛みを聞かせて頂ける機というのは有難いことであると感じます。小生も精神的に弱く、今最近精神科のデイケアに参加させて頂いている身でありますが、自分の頭の中の記憶が全てトラウマという訳ではないですが、以前はグループセラピー(自助グループ)で同じような立場の方に聞いて頂いたり、Web上で匿名にて話をさせてもらったりして心をほぐす作業をしておりました。しかし、何年か前からコトタマノマナビとして、短歌に認識し意志することを始めたのであります。その思いを一首ご紹介させて頂きます。

ときじかる おもひにたへね みこころを たふちしづめる いめまとかなり

【2014/06/14 17:47】春日 #532bc47981()[編集]

無題

初めまして。
コメントありがとうございます。

お返事が遅れてしまい申し訳ございません。
私の昔話を他の人に読んでていただく機会はなかなかないことなので、コメントと短歌までいただけて嬉しく思っております。心をほぐす作業の一環に短歌があるとは知りませんでした。

【2014/06/15 17:55】three #5810572d5a()[編集]

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