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昔話『あの日見た花の名前を私達は忘れない』14

前回のあらすじ

もしも~好きな人が~同性愛者だったら~?



先「もし、みりんちゃんが好きになった子が同性愛者だったらどうする?」

その質問に私はすぐに返答することができませんでした。

私がどう答えればいいのか分からずにいると、先輩は立ち上がって言います。

先「そろそろ帰ろうか」

私「はい。家まで送りますよ」

先「ありがと」

結局その場で答えを見つけることはできませんでした。

先輩の家に着いた後、先輩に別れを告げます

少し歩いてから先輩から声がかかりました。












先「友人に全部話す! それから告白する!」













先輩の答えは最初から出ていたのかもしれません。














私「がんばってください」














その日から一週間か二週間ほど経ちました。

その間に私は海洋生物制作に励んだり女子高生から人生相談を受けたりと忙しい毎日を送っていました。

いつもの口癖は出番なしです。

そんなある夜、電話がかかってきました。

電話に出てみると、世界で一番白衣の似合う女性からでした。

私「こんばんは」

先「今から駅に来れない?」

私「○○駅ですか?」

先「うん」

私「わかりました。すぐ行きます」

先「急にごめんね」

私「いえ。すぐ行きます」

私は財布だけを持ってすぐに駅へ向かいました。

そうそう。

あの時の答えは――もう出ています。

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