Date:2012/04/23 23:45
前回のあらすじ
圧倒的征服感!!
*不快になる表現があります。注意してお読みください。
圧倒的征服感!!
*不快になる表現があります。注意してお読みください。
たまに思います。
この世界は現実ではなく、何者かが創り出した世界なのではないかと。
幻想、妄想、空想、非現実、二次元、四次元、虚構、創作物、その他。
私達が現実だと思っていた世界は別物だったのですよ。
まあ、嘘ですけどね。
今回は早めにネタばらしです。
これ以上話を続けても無意味ですし無駄ですから。
この世界は現実です。
混じりっけなし純度120%の現実世界なのです。
とっても残念ですけどね。
いつもの口癖を使ってもこればかりは嘘になってくれません。
まあ仕方ないですね。
私「……」
妹「~♪」
かわいいネコ耳メイドの餌付けはこれにて終了しました。
冷静になって考えると、私達は何をやっているのでしょう。
恥ずかしいです。
超恥ずかしいです。
公衆の面前でネコ耳メイドの調教なんて主人としてあるまじき行為です。
偽妹ちゃんは目をとろーんとさせながら恍惚の表情を浮かべています。
その表情が妙に艶めかしいです。
その瞳をずっと見つめていたら吸い込まれてしまいそうで怖いです。
私「そろそろ出ようか?」
私は愛想笑いを浮かべながら友ときーちゃんに促します。
少女が大人の階段を上らないうちに早く出ましょう。
ええ、そうすべきです!
き「ごめんね、すーくん。私と友くん、今小銭持ってないから払ってもらっていい?」
友「明日にでも返すから」
私「ああ、わかった」
き「席空けないといけないから先に出てるね☆」
そう言って二人は先に教室を出ました。
メイドたちは彼らに向けてお決まりのセリフを述べました。
私は財布の中身を確認しながら会計場所に向かいます。
SF「ゆうべはお楽しみでしたね」
私「……お会計お願いします」
私は千円札を渡します。
SF「なんすか先輩。ノリ悪いっすねー」
私「ドラクエは知らない」
後輩はそれを受け取ります。
SF「なんだ知ってるんじゃないすかー」
私「プレイしたことはないよ。あ、おつりいらない」
私は後輩の手に載ったおつりを拒否しました。
SF「ボランティア精神ですか? 私が可愛いからですか?」
私「迷惑かけたから」
私は疲れたような表情をしていたと思います。
後輩は呆れたような表情を見せました。
それから私の手に無理矢理おつりを握らせます。
おつりといっても百円玉ですが。
迷惑料ならもう少し払うべきですね。
SF「オプションサービスを迷惑だなんて言わないでくださいご主人様。そのお金は別のことに使ってください」
やけに真剣な表情を見せる彼女に圧倒されました。
私はただ承知するしかありませんでした。
私達がいたテーブルを見ると、すでに別のグループが座っていました。
かわいいメイドが注文を取ってカーテンの向こう側に消えていきます。
幸いなことに偽妹ちゃんの姿はここにはありません。
私は足早に出入り口に向かい、きーちゃんと友が待っている教室の外に出ました。
私「……」
二人はどこに行ってしまったのでしょうか。
ハブですか?
ハブなんですか?
この年齢でハブは辛いものがありますよ。
試しにきーちゃんと友に電話をかけてみますが……出てくれません。
本当にハブだったらどうしましょう。
過去のトラウマがフラッシュバックして人目を憚らず泣いてしまいますよ?
いえ、泣くのはまだ早いですね。
もしかしたら私の勘違いかもしれませんから。
そう、例えば…………迷子です!
きっと私は迷子になってしまったのです。
だから「どうしたの? 迷子になっちゃったの?」と誰かが声をかけてくれるのを待つべきです。
いやいや、この年齢で迷子になる方がより辛いですね。
「おにいさん。ヒマですかー?」
ハブと迷子の狭間で揺れ動いている私に誰かが声をかけてくれました。
今にも泣きそうだった私が前を向くと、セーラー服を着崩した茶髪の女子高生が三人立っていました。
私(化粧濃いめ、香水多め、足太め……)
たまに行くラーメン屋のとんこつラーメンを注文する方法を連想しました。
女心に理解がある人は連想したらダメですよ?
彼女達はそれぞれお菓子がたくさん入ったカゴを持っています。
女子高生の一人がカゴを差し出しながら尋ねてきました。
1「ねぇねぇ、駄菓子買いませんかー?」
何やら馴れなれしく近寄ってきました。
間髪入れずに二人目が声を張り上げます。
2「おにいさん、お菓子好きそうな顔してますもんねー!」
そこまで自信たっぷりに言われてしまったらお菓子が嫌いと言える人はいません。
いえ、お菓子好きですけどね。
しかし友人から「スイーツ(笑)」と言われたことはありません。
返答に困っていると、追い打ちをかけるように三人目がしゃべり始めます。
3「お願いします! うちらのためにお願いします!」
連呼しながら何度も何度も頭を下げます。
売り込みたいのは分かりますが、なんだか必死すぎて辛いです。
先ほどの後輩の言葉が頭の中でぐるぐるとまわっていたので一つくらい買ってあげましょう。
私「ビスコある?」
1「ありません」
涙の数だけ強くなれるお菓子を用意しないなんて考えられません。
今の私は江崎グリコ商品を食べる気満々だったんですけどね。
どうしましょうか。
ふと窓の外を見ると、ドラえもんの偽者が家族連れと写真撮影をしていました。
私は正しい日本文化推進のために奴を殺すことを計画しました。
ドラえもんを創り出した大先生には申し訳ありませんが、あれはドラえもんを模した偽物です。
きっと寛大な心で笑って許してくれることでしょう。
そうと決まれば「偽ドラえもん殺し計画」を実行に移しましょう。
私「どら焼きある?」
1「ないです」
私「マジか」
2「どら焼き、好きなんですか?」
私「いや、あそこにいるドラえもんに与えようかと思って」
123「「「バカでしょwww」」」
最近の女子高生の笑いのツボが分かりません。
しかしこの年齢になって年下の高校生に罵倒されるとは思いませんでした。
一分程笑い続けた彼女達はようやく会話が可能になりました。
私「じゃあうまい棒でいいよ。そのキャラクター、なんかアイツに似てるし」
2「テキトーすぎwww」
3「何本ですか?」
私「じゃあ10本」
123「ありがとうございまーす!」
彼女達は小さい袋にうまい棒を一本一本丁寧に詰めていきます。
そして最終的には、うまい棒をきちきちに詰め込んだ袋となりました。
今にもはち切れそうなその袋は爆弾か何かではないかと疑いたくなります。
1「ありがとうございました!」
2「さよなら!」
3「ドラえもんによろしく♪」
そう言い残して彼女達は去っていきました。
後に残されたのは、うまい棒を詰め込み過ぎた袋と私でした。
廊下を通る人達のほとんどが私と爆弾みたいな何かを見て笑います。
私(視線が痛い……)
この中に爆弾処理の技術をお持ちの方はいらっしゃいませんかー?
校内放送で爆弾処理班を探してもらおうかと考えていると、近くの教室の扉が開きました。
SF「何してんすか?」
私「助けてください!」
世界の中心で愛を叫ぶ勢いで年下の女の子に助けを求めました。
メイド喫茶で羞恥心を捨ててきた私に怖いものはありません。
ちなみに、生きる気力や自尊心はずっと昔に捨ててしまいました。
私「どうしたらいいと思う?」
SF「食べればいいじゃないすか」
あまりに当たり前の答えが返ってきたので反応に困りました。
くだらないことで助けを求めてしまったから怒っているのでしょうか。
メイド喫茶にいた時と比べて後輩の視線と言葉が鋭くなっています。
そして現在進行形で目つきと口調が鋭くなっていきますよ。
SF「他に何か買わされませんでした?」
私「いや、何も買ってないけど」
SF「脳味噌ド腐れビッチですよ?」
私「…………」
SF「売りやってますよ。エンコーサイコーっつって?」
私「それが本当だとしたら……馬鹿だねー(・∀・)」
SF「馬鹿ですよねー(・∀・)」
私と後輩はヘラヘラ笑いました。
私「もう少し頭を使えよ、女子高生。体より頭を使った方がずっと稼げるよ」
SF「そうやって一括りにしないでください。女子高生でも股で考える奴と頭で考える奴がいるんすよー?」
私「ふと思ったんだけど、自分の体を売るより自分の下着を売った方が儲かるんじゃないの?」
SF「アキバにそういう店がありますもんね」
私「この国は変態が多いから」
SF「下着販売かー。やってみようかな。高校だとマズイので、先輩の大学で商売しても良いですか?」
私「いいよ。客紹介するから売上の何割かちょうだい」
*120%CRAAZYは全年齢対象の健全なブログです。
*犯罪を助長するブログではありません。
*犯罪ダメ! 絶対!
私「でも未だにエンコーする女子高生っているんだね。マスコミが喜びそう」
SF「そんなことするのあいつらくらいっすよ」
私「だろうね。で、一回いくら?」
SF「買うんすか? 通報しますよ」
私「今後のために一回くらい」
SF「刑務所暮らしの人間が未来を考える暇なんてねーす」
私「あうあうあー」
私は口止め料としてうまい棒を一本渡しました。
それから別れを告げます。
後輩と話すのは楽しいですが、これ以上業務妨害するわけにはいきませんからね。
SF「ちょっと待ってくださいよ」
私「なに?」
私はこれから青い偽者の未来を真っ赤に染めてやるために色々忙しいのです。
赤は赤でもバラ色ではなく血の色ですけどね☆
青い猫型ロボットは赤い血を流すのでしょうか。
一度言ってみたかったんですよね。
お前の血は何色だ!!
まあ、そんなことは流せば分かりますから聞きません。
SF「なにって一緒に文化祭まわりましょうよ」
私「え?」
SF「もちろん妹もいっしょですよ。それに姉さんから頼まれてるんです」
そう言って後輩はケータイ電話の画面を見せてくれました。
『これから友くんとデート♪
すーくんをよろしくね☆
帰るときに合流しようね』
おい。
おい!!
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この世界は現実ではなく、何者かが創り出した世界なのではないかと。
幻想、妄想、空想、非現実、二次元、四次元、虚構、創作物、その他。
私達が現実だと思っていた世界は別物だったのですよ。
まあ、嘘ですけどね。
今回は早めにネタばらしです。
これ以上話を続けても無意味ですし無駄ですから。
この世界は現実です。
混じりっけなし純度120%の現実世界なのです。
とっても残念ですけどね。
いつもの口癖を使ってもこればかりは嘘になってくれません。
まあ仕方ないですね。
私「……」
妹「~♪」
かわいいネコ耳メイドの餌付けはこれにて終了しました。
冷静になって考えると、私達は何をやっているのでしょう。
恥ずかしいです。
超恥ずかしいです。
公衆の面前でネコ耳メイドの調教なんて主人としてあるまじき行為です。
偽妹ちゃんは目をとろーんとさせながら恍惚の表情を浮かべています。
その表情が妙に艶めかしいです。
その瞳をずっと見つめていたら吸い込まれてしまいそうで怖いです。
私「そろそろ出ようか?」
私は愛想笑いを浮かべながら友ときーちゃんに促します。
少女が大人の階段を上らないうちに早く出ましょう。
ええ、そうすべきです!
き「ごめんね、すーくん。私と友くん、今小銭持ってないから払ってもらっていい?」
友「明日にでも返すから」
私「ああ、わかった」
き「席空けないといけないから先に出てるね☆」
そう言って二人は先に教室を出ました。
メイドたちは彼らに向けてお決まりのセリフを述べました。
私は財布の中身を確認しながら会計場所に向かいます。
SF「ゆうべはお楽しみでしたね」
私「……お会計お願いします」
私は千円札を渡します。
SF「なんすか先輩。ノリ悪いっすねー」
私「ドラクエは知らない」
後輩はそれを受け取ります。
SF「なんだ知ってるんじゃないすかー」
私「プレイしたことはないよ。あ、おつりいらない」
私は後輩の手に載ったおつりを拒否しました。
SF「ボランティア精神ですか? 私が可愛いからですか?」
私「迷惑かけたから」
私は疲れたような表情をしていたと思います。
後輩は呆れたような表情を見せました。
それから私の手に無理矢理おつりを握らせます。
おつりといっても百円玉ですが。
迷惑料ならもう少し払うべきですね。
SF「オプションサービスを迷惑だなんて言わないでくださいご主人様。そのお金は別のことに使ってください」
やけに真剣な表情を見せる彼女に圧倒されました。
私はただ承知するしかありませんでした。
私達がいたテーブルを見ると、すでに別のグループが座っていました。
かわいいメイドが注文を取ってカーテンの向こう側に消えていきます。
幸いなことに偽妹ちゃんの姿はここにはありません。
私は足早に出入り口に向かい、きーちゃんと友が待っている教室の外に出ました。
私「……」
二人はどこに行ってしまったのでしょうか。
ハブですか?
ハブなんですか?
この年齢でハブは辛いものがありますよ。
試しにきーちゃんと友に電話をかけてみますが……出てくれません。
本当にハブだったらどうしましょう。
過去のトラウマがフラッシュバックして人目を憚らず泣いてしまいますよ?
いえ、泣くのはまだ早いですね。
もしかしたら私の勘違いかもしれませんから。
そう、例えば…………迷子です!
きっと私は迷子になってしまったのです。
だから「どうしたの? 迷子になっちゃったの?」と誰かが声をかけてくれるのを待つべきです。
いやいや、この年齢で迷子になる方がより辛いですね。
「おにいさん。ヒマですかー?」
ハブと迷子の狭間で揺れ動いている私に誰かが声をかけてくれました。
今にも泣きそうだった私が前を向くと、セーラー服を着崩した茶髪の女子高生が三人立っていました。
私(化粧濃いめ、香水多め、足太め……)
たまに行くラーメン屋のとんこつラーメンを注文する方法を連想しました。
女心に理解がある人は連想したらダメですよ?
彼女達はそれぞれお菓子がたくさん入ったカゴを持っています。
女子高生の一人がカゴを差し出しながら尋ねてきました。
1「ねぇねぇ、駄菓子買いませんかー?」
何やら馴れなれしく近寄ってきました。
間髪入れずに二人目が声を張り上げます。
2「おにいさん、お菓子好きそうな顔してますもんねー!」
そこまで自信たっぷりに言われてしまったらお菓子が嫌いと言える人はいません。
いえ、お菓子好きですけどね。
しかし友人から「スイーツ(笑)」と言われたことはありません。
返答に困っていると、追い打ちをかけるように三人目がしゃべり始めます。
3「お願いします! うちらのためにお願いします!」
連呼しながら何度も何度も頭を下げます。
売り込みたいのは分かりますが、なんだか必死すぎて辛いです。
先ほどの後輩の言葉が頭の中でぐるぐるとまわっていたので一つくらい買ってあげましょう。
私「ビスコある?」
1「ありません」
涙の数だけ強くなれるお菓子を用意しないなんて考えられません。
今の私は江崎グリコ商品を食べる気満々だったんですけどね。
どうしましょうか。
ふと窓の外を見ると、ドラえもんの偽者が家族連れと写真撮影をしていました。
私は正しい日本文化推進のために奴を殺すことを計画しました。
ドラえもんを創り出した大先生には申し訳ありませんが、あれはドラえもんを模した偽物です。
きっと寛大な心で笑って許してくれることでしょう。
そうと決まれば「偽ドラえもん殺し計画」を実行に移しましょう。
私「どら焼きある?」
1「ないです」
私「マジか」
2「どら焼き、好きなんですか?」
私「いや、あそこにいるドラえもんに与えようかと思って」
123「「「バカでしょwww」」」
最近の女子高生の笑いのツボが分かりません。
しかしこの年齢になって年下の高校生に罵倒されるとは思いませんでした。
一分程笑い続けた彼女達はようやく会話が可能になりました。
私「じゃあうまい棒でいいよ。そのキャラクター、なんかアイツに似てるし」
2「テキトーすぎwww」
3「何本ですか?」
私「じゃあ10本」
123「ありがとうございまーす!」
彼女達は小さい袋にうまい棒を一本一本丁寧に詰めていきます。
そして最終的には、うまい棒をきちきちに詰め込んだ袋となりました。
今にもはち切れそうなその袋は爆弾か何かではないかと疑いたくなります。
1「ありがとうございました!」
2「さよなら!」
3「ドラえもんによろしく♪」
そう言い残して彼女達は去っていきました。
後に残されたのは、うまい棒を詰め込み過ぎた袋と私でした。
廊下を通る人達のほとんどが私と爆弾みたいな何かを見て笑います。
私(視線が痛い……)
この中に爆弾処理の技術をお持ちの方はいらっしゃいませんかー?
校内放送で爆弾処理班を探してもらおうかと考えていると、近くの教室の扉が開きました。
SF「何してんすか?」
私「助けてください!」
世界の中心で愛を叫ぶ勢いで年下の女の子に助けを求めました。
メイド喫茶で羞恥心を捨ててきた私に怖いものはありません。
ちなみに、生きる気力や自尊心はずっと昔に捨ててしまいました。
私「どうしたらいいと思う?」
SF「食べればいいじゃないすか」
あまりに当たり前の答えが返ってきたので反応に困りました。
くだらないことで助けを求めてしまったから怒っているのでしょうか。
メイド喫茶にいた時と比べて後輩の視線と言葉が鋭くなっています。
そして現在進行形で目つきと口調が鋭くなっていきますよ。
SF「他に何か買わされませんでした?」
私「いや、何も買ってないけど」
SF「脳味噌ド腐れビッチですよ?」
私「…………」
SF「売りやってますよ。エンコーサイコーっつって?」
私「それが本当だとしたら……馬鹿だねー(・∀・)」
SF「馬鹿ですよねー(・∀・)」
私と後輩はヘラヘラ笑いました。
私「もう少し頭を使えよ、女子高生。体より頭を使った方がずっと稼げるよ」
SF「そうやって一括りにしないでください。女子高生でも股で考える奴と頭で考える奴がいるんすよー?」
私「ふと思ったんだけど、自分の体を売るより自分の下着を売った方が儲かるんじゃないの?」
SF「アキバにそういう店がありますもんね」
私「この国は変態が多いから」
SF「下着販売かー。やってみようかな。高校だとマズイので、先輩の大学で商売しても良いですか?」
私「いいよ。客紹介するから売上の何割かちょうだい」
*120%CRAAZYは全年齢対象の健全なブログです。
*犯罪を助長するブログではありません。
*犯罪ダメ! 絶対!
私「でも未だにエンコーする女子高生っているんだね。マスコミが喜びそう」
SF「そんなことするのあいつらくらいっすよ」
私「だろうね。で、一回いくら?」
SF「買うんすか? 通報しますよ」
私「今後のために一回くらい」
SF「刑務所暮らしの人間が未来を考える暇なんてねーす」
私「あうあうあー」
私は口止め料としてうまい棒を一本渡しました。
それから別れを告げます。
後輩と話すのは楽しいですが、これ以上業務妨害するわけにはいきませんからね。
SF「ちょっと待ってくださいよ」
私「なに?」
私はこれから青い偽者の未来を真っ赤に染めてやるために色々忙しいのです。
赤は赤でもバラ色ではなく血の色ですけどね☆
青い猫型ロボットは赤い血を流すのでしょうか。
一度言ってみたかったんですよね。
お前の血は何色だ!!
まあ、そんなことは流せば分かりますから聞きません。
SF「なにって一緒に文化祭まわりましょうよ」
私「え?」
SF「もちろん妹もいっしょですよ。それに姉さんから頼まれてるんです」
そう言って後輩はケータイ電話の画面を見せてくれました。
『これから友くんとデート♪
すーくんをよろしくね☆
帰るときに合流しようね』
おい。
おい!!
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