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少しイカレてるくらいがちょうどいい
前回のあらすじ

死にぞこなった秋

死にたがった秋

ネコ耳ロボットに会いたい秋


私は日本の技術発展をこの目で確かめるためにきーちゃんのお宅の最寄り駅に来ました。

もう一度言いましょう。

私は日本の技術発展をこの目で確かめるためにやってきました。

ええ、決して猫耳ロボットに萌えたいからという理由ではないです。

心の琴線が腐っていると罵られる私を萌えさせたら大したものですよ。

私(にゃんにゃん♪)

どこかの駅前で目つきの悪い奴が気持ち悪い笑みを浮かべていたら、きっとそれは私です。

私か私でないかは、石をぶつけて確認してみてください。

マゾじゃないから喜びませんけどね。

友「よう」

私「……(´Д`)」

頭の中で「にゃんにゃん♪」と呪文を唱えていたら何かを召喚してしまったようです。

エロイムエッサイム エロイムエッサイム お帰りください こっくり様

頭の中で新たな呪文を唱えてみますが、目の前の召喚獣はなかなか帰ってくれません。

やはりRPG成分の足りない私が召喚獣を帰すことは難しいようです。

わかりました。

押してダメなら引いてみましょう。

私「結! 滅!」

友「……(・Д・;)」

残念ながら私には少年サンデー成分も足りていなかったようです。

なんとなく予想はしていましたが、無理でしたね。

「あれ、『タッチ』って連載再開したの?」と本気で言ったことがあるので無理だと思っていました。

やはり次元の壁を超えることは難しいようです。

私が一人で納得していると、友が心配そうに聞いてきました。

友「えと、なんだ……大丈夫か?」

私「風邪はひいてないけど」

友「ああ、うん。いいや」

私「お前は今日も変だな」

友は今日も疲れたような表情を見せました。

そこに「にゃんにゃん♪」と言ってくれたらいっしょに「にゃんにゃん♪」したくなる女の子がやってきました。

そろそろ面倒くさいのでやめてもよろしいでしょうか、にゃんにゃん♪

き「友くん。すーくん。久しぶりー」

私「久しぶり」

友「昨日会ったばっかだろ」

き「だって友くんと一時間でも離れたら寂しいよぉ」

友「ニヤニヤ(´∀`*)テレテレ」

私「……」














だ、だれかここにお医者様はいらっしゃいませんか?

「バカップルのバカを治すのが私の専門です」というお医者様を希望します。

もしくは職業・殺し屋さんはいらっしゃいませんか?

私のことを六十六分割してくださる方を希望します。

でも、自殺には手を貸さないという規定がありましたっけ。

きーちゃんとその彼氏の友くんのラブラブいちゃいちゃバキュンバキュンな関係を目の当たりにするのはこれが初めてではありません。

しかし何度見ても辛いものがありますね。

私「ところで、今日はどうして駅前で待ち合わせなの?」

私はきーちゃんのお家にいるという猫耳ロボットを見に来ました。

だったら最初からきーちゃんのお宅に訪問した方が早いです。

き「これから行くのは高校だからね」

私「え?」

き「こっちの方が近いんだ~」

私「にゃんと!?」

友「(´Д`;)!?」

まさかとは思っていましたが、今は一つの学校に一台の猫耳ロボットなのですね。

一家一台猫耳ロボットの時代はもう過ぎ去っていたようです。

まあ、そうですよねー。

青い狸型ロボットも押入れに収納されていますからねー。

私の知らない間に文明開化の音は鳴りまくっていたようです。

どこかにざんぎり頭をした方がいたらポンと叩かせて欲しいです。

しかし、残念ながらそんな時代錯誤な髪形をしている方はいらっしゃいませんでした。

いや、むしろ巡り巡って新しいのかもしれません。

これからはざんぎり頭の時代ぜよ。

さて脱線に脱線を重ねて本編が進まないのが私の昔話です。

教訓めいたものがあるか分かりませんが、そんなものはご自分で見つけてください。

きーちゃんに先導されて私と友くんは高校に向かいます。

その一行は、まるでドロシーと愉快な仲間たちのようですね。

脳の無いカカシ。

心の無いブリキの木こり。

臆病なライオン。

さてさて私と友の配役はどうなるのでしょうか。

まあ、役が不足していますけどね。

私達はエメラルドの都に着くことはなく、ちゃんと高校にやってきました。

校門の前には豪華絢爛雨あられ……という表現はおかしいですね。

いかにも手作りしたような装飾が施されていました。

どうやら今日は文化祭のようです。

一般の人達に混じって私達三人も校内に入っていきます。

辺りには制服姿の女子高生やジャージ姿の男子高校生が散らばっています。

嗚呼、なんて猟奇的な風景でございましょうか。

私もその風景に混じってこの世から消えてしまいたいと思います。

き「どう?」

猟奇的な雰囲気も似合う少女が聞いてきました。

私「え?」

私は質問の意味が分からず聞き返しました。

き「久しぶりの高校の風景を見ての感想だよー」

友「いや、久しぶりって言っても俺らの母校じゃないし」

友が苦笑しながら言いました。

私「わーい女子高校生と男子高校生がいっぱいだー」

私は棒読みで言いました。

友「もっとマシな感想はないのかよ」

私「若さが憎い」

友「俺たちまだ若いだろ……」

き「友くん。それは若い人の発言じゃないよ」

私「きっと私達は、こうやって年齢をとっていくんだね」

私は広く青い空を見上げて言いました。

めでたしめでたし












とはいきません。

だってこれは本当にあった物語ですから。

そう簡単に終わりを迎えるわけがないのですよ。

私「そんなことよりロボットはどこにいるの?」

私は日本の技術発展を早くこの目で見たいのです。

ただそれだけです。

き「そうだねー。どこにいるかなー。あ、いたー!」

私「(・∀・)ワクワク」

きーちゃんが指差した先を見てみると、確かにいました。

















青い色をした猫型ロボットの偽物が。

















私「あれは何ですか?」

き「あれは猫耳ロボットです」

私「いいえ。あれは猫型ロボットです」

き「そっか! ドラえもんは猫耳ロボットじゃなかったね!」

きーちゃんは今日一番の笑顔で間違いに気づいてくれました。

ああ、よかったです。

しかし、あれは猫耳ロボットでも猫型ロボットでもありません。

なぜなら……。















私「どうして日本の高校の文化祭に中国版ドラえもんがいるんだよ!?」
















いつの間に日本の高校生は、中国人の秘密工作によって偽ドラえもんを真ドラえもんだと認識させられるようになったのですか。

私「私のドラえもんをバカにしやがって」

友「ちょっと待て。お前のドラえもんじゃないだろ」

私「ふざけんな。呼び捨てじゃなくてドラえもんさんと呼べ!!」

友「いいから落ちつけよ。いつも以上に異常だぞ、お前」

き「ドラえもんさんは人気者だねー」

私「人気者?」

たくさんの女子高生を侍らせて、あわよくば胸に手を伸ばそうとしているあのエロ狸を見ていたら殺意が湧きました。

ちくしょう。

その青さが憎いです!

私だって女子高生の胸を触ったことなんて一回しかないですよ!

私「コロス☆」

友「いいから落ち着け」

私「うるせぇ! 拙者は殺さずの誓いを破るなりー!」

友「るろ剣かコロ助かどっちかにしろよ……」

「なりー! なりー!」と喚いていたらまた何かを召喚しまったようです。















「おにいちゃん!」















ゾワッとしました、ゾワッと。

声のした方を振り向くと、そこには懐かしい顔と胸がありました。

んー、私の認識も少しおかしい気がします。

私「あ……久しぶり」

妹「お久しぶりです。おにいちゃん♪」

きーちゃんの方をちらりと見たら、今日二番目の笑顔を浮かべていました。

それでも私は、愛想笑いしかできません。

私(ドロシー、カカシ、木こり、ライオン……)

これで役者は揃ったのでしょうか。

脚本家はきーちゃんですね、絶対に。

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無題
あー……バカップル……私は嫁に対してそうしようとするのですが……嫁が恥ずかしがるので……バカップルになった経験がありませんOTZ

あと……「バカップルのバカを治すのが私の専門です」無理です無理です。あれは不治の病です……と言いながら、実際には時間が解決しますよー……時間は恐ろしいですよー(汗)

しかし、相変わらず展開が怒涛のようですごいです!w
光一 URL 2012/01/29(Sun)19:58:28 編集
無題
こんばんは、光一さん。

いいじゃないですか。恥ずかしがる奥様。いいじゃないですか(´・ω・`)ウラヤマシイ

そうですね。バカップルは時間が解決してくれるとありがたいですね。六十歳を超えたご夫婦が路上で乳繰り合ってる姿なんて見たくないですからね。

脱線に脱線を重ね、わかりにくい伏線を張り、先の見えない怒涛の展開を売りにしているのが私の昔話です(・∀・)~♪
three 2012/01/29(Sun)20:23:22 編集
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