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少しイカレてるくらいがちょうどいい
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前回のあらすじ

ドロシー、カカシ、木こり、ライオン……。

お友達といっしょに配役を決めてみましょう

えーっ?

お友達が三人もいないって?

拍手[0回]


ある年の秋、私は高校の文化祭に来ていました。

そこで私は、偽ドラえもんをこの世から葬り去ろうとしていました。

週刊少年ジャンプの愛読者である私の必殺技は一つしかありません。

















私「魔封波じゃっ!!!!」














数ある必殺技の中で「魔封波」を選ぶところが私らしいですよね(・∀・)ネー

あ、炊飯ジャーの用意を忘れてしまいました。

いっけな~い☆

神龍に生き返らせるようにお願いしないでくださいね。

私は生きている価値も、生き返る価値もない人間ですから。

こうして今まで書いてきた昔話を読んでいると、本当にろくでもないことばかりしてきましたね。

しかしそれも今日で最後です。

今日をもって昔話の連載を終了いたします。

ご愛読ありがとうございました。
















私(まあ、嘘だけどね)

妹「おにいちゃん?」

閉じていた瞼を開くと、目の前にはセーラー服を着た可愛い女の子がいます。

私の妹の……偽物です。

偽妹ちゃん。

きーちゃんの妹さんで、セーラー服とポニーテールの似合う女子高校生です

私は彼女と毎日のようにメールを交換させられる仲です。

泣かしたことも、いっしょに坂を上ったことも、ラッキースケベを体験させてもらったこともあります。

むにゅっとしました、むにゅっと♪

妹「おにいちゃんは嘘つきです」

偽妹ちゃんは不機嫌そうな顔をして詰め寄ります。

私「夏祭り、いっしょに行けなくてごめんね」

私は苦笑いをしながら後退します。

妹「浴衣見せたかったのに」

私「本当にごめん」

妹「どうしていっしょに行ってくれなかったんですか?」

私「えーと、お盆に実家の集まりがあったから」

妹「どうしても行かなきゃいけなかったんですか?」

私「うん。盆と年末年始は必ず家にいないといけないんだ」

その時期には必ず親族全員が集まります。

私は本家の人間なので必ず参加しなければなりません。

お盆や年末年始の準備は、すべて本家の人間がしなければならないからです。

本当に面倒くさいです。

私「夏祭りは無理だったけど、今日はみんなで回りたいね」

妹「約束ですよ?」

偽妹ちゃんの顔に笑みが戻りました。

私「うん。約束する」

私は愛想笑いを浮かべました。

さて約束をしたところで偽物退治をしましょうか。

私は偽ドラえもんがいる方を振り向きました。

しかし奴は殺気を感じ取ったのか、姿を消していました。

さすがマスコミからのバッシングを受けまくっている偽物野郎です。

正体は偽物だとしても「百戦錬磨の怒羅絵紋」という通り名は本物のようです。

くぐり抜けてきた修羅場の数が違いますね。

偽物殺しは後回しにして校舎内に入っていきます。

私と友くんときーちゃんはセーラー服女子高生に先導されて玄関に来ました。

友「なあ、この子って?」

私「ああ、会うの初めてだっけ。きーちゃんの妹さん」

友「へ、へぇ」

友くんが興味津々といった顔をしています。

そうですね。

今後のことを考えたらお互いのことを知っておいた方がいいと思います。

私は前を歩く彼女に声をかけます。

私「おーい、偽妹ちゃん」

妹「何ですか。おにいちゃん」

偽妹ちゃんが立ち止まって振り返ります。

私「この人があいさつしたいって」

妹「……どちら様ですか?」

友「初めまして。友っていいます。えと、きみのお姉さんと付き合ってる者です」

妹「そうなんですか。いつも姉がお世話になっています」

なんだかぎこちない笑みを浮かべてばかりなので、私が愛想笑いといっしょに助け船を浮かべてあげます。

私「これからは、この人のことをお義兄ちゃんと呼んであげるといいよ(・∀・)ニヤニヤ」

友「ちょwwwばっかwwwお前」

妹「おにいちゃん……?」

私「そうそう。義理をつけてあげてね」

偽妹ちゃんは少し考えて、すぐに満面の笑みを浮かべて言いました。
















妹「私のおにいちゃんは一人だけですから♪」















時々思うのですよ。

人間はどうして次元の壁を越えられないのかと。

「アニメの世界で暮らしたい!」とか「漫画の中に入りたい!」とか言う人は多くいます。

しかし願望だけでは次元を超えることなど到底できるわけがありません。

それでも私は時々思うのです。

偽妹ちゃんなら、彼女なら次元の壁なんて軽々と越えられるのではないかと。

むしろ三次元よりも二次元で生きるべき人間なのではないかと思うことさえあります。

私(偽妹ちゃん……恐ろしい子……)

私はあまりの恐ろしさにガクガク震えそうでした。

き「すーくんはおにいちゃんになれないのにね」

きーちゃんが囁くように言ってきました。

私「あはは……」

私は言葉に隠された二つの意味に打ちのめされそうでした。

隣には、同じように打ちのめされた友くんが立ちすくんでいます。

妹「お姉ちゃん。私、準備があるから先に行くね」

き「うん。あとでねー」

偽妹ちゃんは手を振って走り去っていきます。

さて、こうなってくるとアレですよ。

もう、アレなんですよ。

アレで分かっていただけないようなので図にします。















友くん × きーちゃん = バカップル

私      = 死にぞこないの死にたがり

これは図じゃないですね。

まあ、私が何を言いたいかは分かっていただけましたね?

そうです。

私、邪魔者ですよね!?

私が邪魔者じゃなくて変質者だったら女子高生を手当たり次第に襲えばいいんですけどね。

もちろん後者の方がダメですよ?

私(バカップルは二人にさせてあげよう……)

私は空気を読んで屋上に向かおうと思います。

この学校の生徒達にとって忘れられない思い出を作ってあげたい私なりの優しさです。

屋上へと続く階段を探していると、きーちゃんが声をかけてきました。

き「待ってよ、すーくん。これからSFちゃんが来るのに」

私「SFちゃん?」

き「うん。SFな女の子だよ♪」

SF?

「すこし・ふしぎ」ですか?

外交問題に発展しかねませんが、やはり日本文化のために殺しておくべきでしょうか。

私(SF……そば・ふたつ……)

今度そばを注文する際に使ってみてはいかがでしょうか。

き「あ、SFちゃんが来たよ」

きーちゃんが顔を向けている先に目線をやると、確かにSFな女の子がいました。

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