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少しイカレてるくらいがちょうどいい
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前回のあらすじ

*長らくお待たせいたしました。

可愛くなければメイドではない、と秋葉原を初めて訪れた観光客なら言うかもしれません。

奉仕しなければメイドではない、と秋葉原に毎日のように訪れるオタクなら言うかもしれません。

イカレてなければ女の子ではない、と秋葉原にもメイドにも興味のない私なら言うかもしれません。

拍手[1回]



偽妹ちゃんと後輩(SF)のクラスのメイド喫茶はなかなか好評のようです。

私達が席についてから続々とお客様が来店します。

き「かわいいねー」

私「ねー」

友「……」

きーちゃんと私は忙しそうに働くメイドを見ながら萌えていました。

興味がなくても萌えるのは自由ですよね。

友くんは思春期の男の子のような反応をしています。

近くを通りかかるメイドをチラチラと横目で見ながら様子をうかがっています。

まるでドラクエに登場するゼリー状の化物のようです。

そんな目でじっと見つめても仲間にはなってくれませんよ?

だってドラクエ成分が足りないですから!

ちなみにFF成分も足りません。

つまりMPとはメイドポイントのことだったのです。

いつものように意味不明なことを考えていると、偽妹ちゃんが注文した商品を持って戻ってきました。

妹「お待たせいたしました、ご主人様、お嬢様」

コーヒーとクッキーが私達のテーブルに置かれました。

コーヒーはインスタント、クッキーはチョコチップとプレーンが一枚ずつです。

これでお値段は300円です。

なかなかいい商売していますね、と経営者の胸倉を掴んで言ってあげたくなりました。

私「ありがとう」

私は愛想笑いを浮かべながら感謝の言葉を述べます。

妹「はいっ! 失礼しますっ!」

それから偽妹ちゃんは、他の客の注文を取りに行くのだとばかり思っていました。

妹「……」

私「……」

妹「……」

私「え……?」

彼女は私の隣の席に座りました。

ちょっと待ってください、何ですかこの状況は。

ええ、皆さんにとってもこの状況は疑問に感じることでしょう。

生きている価値のない私が未だに生きていることは当然の疑問ですが、隣に血のつながらない妹メイドがいるのはもっと疑問です。

いえ、今疑問に感じるべきはそこではありませんね。

私「えーと、偽妹ちゃん?」

妹「何ですか、おにいちゃん?」

偽妹ちゃんは首を傾げて応答します。

血のつながらない偽妹に、メイド服で、ヘッドドレスで、女子高生で、上目遣いで、首を傾げて言われてしまいました。

私「かわいい」

あまりに可愛かったので思わず本音が漏れてしまいました。

前言撤回いたします。

女の子はイカレててもイカレてなくても可愛いです。

妹「……あ、ありがとうございます」

偽妹ちゃんは顔を真っ赤にしています。

いやいや、今言うべきはそんなことではありません。

私「あの、仕事はいいの?」

メイドが職務怠慢はいけないでしょう。

奉仕することを放棄して、奉仕すべき相手とともにお茶を楽しむなどあってはならないことです。

SF「大丈夫ですよ。指名料いただいてますから」

私「あ、後輩」

SF「どもっす」

後輩が執事のような格好をして私達のテーブルまでやってきました。

すごくふかふかな体の一部がピッタリの執事服の中に収められています。

一部のマニアな方々が狂喜乱舞しそうな姿です。

しかし、私はイカレた女の子にしか興味がないので狂喜乱舞しません!

そういえばマニアとオタクとキチガイの違いって何でしょうね。

私「指名料って?」

SF「あちらをご覧ください」

後輩が指差した先には女の子たちの写真がずらーっと飾られています。

写真の下には名前が書かれています。

SF「指名料100円を払ってくださった方は30分ほどメイドさんがテーブルにつきます」

き「私が払ったよー」

妹「お姉ちゃん、ありがと」

SF「指名料は半分が店、もう半分は女の子に入ります」

私「後輩。学園祭で風俗営業は……」

後輩「わたし、バカな女子高生だからよくわかんなーい☆」

私「コーヒーうめー」

私はコーヒーをすすりながら働くメイドを眺めることにしました。

一人のメイドが恥ずかしそうにスカートを押さえながら接客しています。

私は目を凝らしてその子の顔をじっと見ます。

私「後輩」

SF「何すか先輩」

私「あの子って男だよね……」

SF「いいえ、男の娘です」

私「男の子?」

SF「男の娘」

私「クッキーうめー」

私は考えることを放棄したくなりました。

偽妹ちゃんは顔を真っ赤にさせたままです。

後輩は不敵に笑って見せました。

きーちゃんは友くんの腕をがっちりと掴んでいます。

友くんは苦笑いを浮かべています。

これで役者は揃いました――。

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