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昔話『私たちは世界を救うことができない』

ある日、ユリの花のような女性に電話で呼び出されました。

電話がかかってきたのは朝でも昼でもなく、酔っぱらいが徘徊し始める深夜のことでした。

しかも相手は一人暮らしの女性です。

普通の感性をお持ちの方なら二つ返事で行くと思います。

しかしその時の私は、迷わず行けよ行けば分かるさ、という考えには至りませんでした。

私「……」

何でしょう。

とても嫌な予感がしますよ。

この人と初めて会ったのも深夜のことでしたが、あの時は酔っぱらっていたこの人を介抱するのが大変でした。



先「みりんちゃん聞いてる?」

ユリの花のような女性、先輩が電話口から問いかけてきます。

私「はいはい。聞いてますよー」

先「今から家に来られない?」

私「何かあったんですか?」

先輩から突然呼び出されることは珍しくありません。

この前も夕方に先輩から電話がかかってきたことがあります。

何かなーと思って電話に出たら「今すぐ駅前に来て!!」というものでした。

とても切迫した声だったので私は走って行きました。

けれど駅前に着いても先輩の姿はなく、童心に返ってかくれんぼでも始めたのかと考えました。

もしそうならば先輩が隠れる役で、私は探す役です。

もーいーかい、という確認作業は省かせていだたきます。

私は先輩が隠れそうな場所が周りにないかどうか確認します。

たまにしか入らないコンビニエンスストア。

いつものファストフード店。

最近できたばかりのスーパーマーケット。

品揃えが良すぎて店内が狭いドラッグストア。

少し考えてから一つのお店に狙いを定めて入ります。

すると、入ってすぐのところに先輩が立っていました。

そして開口一番、先輩は言いました。












先「卵がお一人様2パックまでだから来てくれて助かったー♪」

私「ソウデスカ……(´Д`;)」















そうです。

私は卵を買うためだけに呼び出されたのです。

今どき体育会系の先輩でもこんな理不尽な要求しないでしょう。

焼きそばパン買ってこーい、と近くを通りかかった野球少年に言いつけたくなりました。















先「夕飯はオムライスだから食べていってね♪」

私「ハイ……(´Д`*)」













これがアメとムチなのですね。

わかります。

体育会系の先輩方も、SMプレイの女王様も、時にはアメを与えたらどうでしょうか。

私ならムチ9に対してアメ0といったところですね。

そんな私は自他共に認めるドSです。

まあ、そんなことはどうでもいいのです(・∀・)キニシナイ♪

先「この前みりんちゃん言ったよね。先輩のお願いを黙って聞くのが後輩の務めだって」

私「言ってません」

先「ダウト!!」

私「その通り!!」

先「素直なみりんちゃんは好きだよー。じゃ、待ってるからねー」

私「はーい」

あさひが丘にいる赤ん坊のような返事をして出かける準備をします。

えるしってるか。

あさひがおかのじゅうにんはとしをとらない。

私(ジェバンニが一晩で世界を救ってくれないかなー)

ジェバンニでも無理そうなことを妄想してからユリの花のような女性が待つ家へ向かいます。

きゃぴる~ん☆

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