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少しイカレてるくらいがちょうどいい
前回のあらすじ

嘘つきありすとイカレた××××。


いつものように私は図書館へやってきました。

いつもの場所で待っているありすの元へ行くと、場所を移動してから話を始めました。

いつものように読んだことのある本の話や適当な自分が持っている知識について話していきます。

けれどそれは決して知識のひけらかしではなく、お互いの知識を共有しているようで楽しかったです。

その日は珍しく自分の通っている学校について話しました。

ありすと私の通っている学校は違っていることにその日初めて知りました。

私は学校で仲のいい親友との日々や街の裏通りでイカレた人達に追われたことを話して聞かせました。

ありすはその話をにこにこ笑いながら聞いてくれました。

私「ありすの学校はどんな感じ?」

あ「普通だよ」

私「普通じゃわからない」

あ「辞書をひけばいい」

私「……怒ってる?」

あ「怒ってない」

ありすは自分の学校のことを話そうとしませんでした。

自分も同じような立場だったから何となくわかります。

あ「そんなことよりこの前おもしろい本があってね」

彼女は楽しそうな笑みをうかべて、明るくて綺麗な声で話し始めます。

楽しい時間は早く過ぎるように感じられます。

いつものように日が暮れはじめ、私達はまた明日会う約束をしてから別れました。

あ「またね」

私「うん。またね」

ありすの背中を見送ってから私も家に向かって歩き始めました。

私(私はありすを助けられるかな……)

私は夏休みに入る前に×××を助けました。

いえ、助けたのではありません。

×××はどう思っているか分かりませんが、私は彼女を助けられませんでした。

そもそも助ける気なんてあったのでしょうか。

イカレた私はイカレた×××を見つけて、自己満足のために遊んでいただけなのかもしれません。

もしくは……。

私(仲間が欲しかったのかな。私と同じような精神が壊れたイカレたお友達が……)

結局のところわかりません。

私は×××の精神を助けようとしていたのか、壊そうとしていたのか。

私「イカレてるよね」

ランランルーという擬音語とイカレた電波を発しながら帰宅しました。

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