忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



昔話『嘘つきすーくんとイカレたきーちゃん』

きーちゃん。

友の彼女で、聡明で、とても美人さんで、すごく大切なひと。

彼女は今、前の席にちょこんと座り、無邪気に笑っている。

ファストフード店で、きーちゃんと話している話題は、友のこと。

──あ、そういえば。

時間があれば、今度質問してみよう。

きーちゃん、キミは何で、友を選んだんですか。って。



とあるファストフード店。

私と友の二人だけで机を四つほど占領しながら食事をしている。

友「なあ、質問してもいいか?」

私「なに?」

友「お前の目の前にあるそれは何だ」

私「何って……ハンバーガー2つとマックポーク2つ」

友「なんちゅー頼み方だよ。お前貧乏じゃないだろ。普通にセットで頼めばいいだろ」

私「ポテトとかジュースはいらない。それなら、単品でお腹いっぱい食べた方が得、な気がする」

友は呆れてそれ以上何も言わなかった。

友「それからもう一つ質問、というか、相談いいか?」

私「ジュースLとポテトLおごってくれるなら」

友「さっきお前、両方ともいらないって言ってたろ」

私「人間だから喉は渇くし、ポテトもたまには食べたいよ」

友「相談くらいで何故奢らなきゃいけないんだよ」

私「ケチ」

友「お前が言うな」

私の要求を無視して、友達は勝手に話を始めた。

友達には、最近付き合い始めた彼女がいるらしい。

その女の子の名前は××。

ケータイの待ち受け画面に写る彼女は、とても可愛かったです。

私「可愛いね」

友「まあな。でも、コイツちょっとおかしいんだよ」

私「おかしい?」

友「ああ。なんかイカレてる」

私「……」

私はその言葉にすごく反応してしまった。

胸の奥がゾクゾクするような心地よい感覚。

私「例えばどんな?」

友「例えば、メールは一日30通くらい送ってくる。毎晩電話もかかってくるし、会ったら必ずケータイで浮気してないか確認される」

私「その程度じゃ……」

友「他の女に目線を向けるだけで脅されたり、家で他の女のこと話すと包丁まで向けられたりするんだ……

私「うん。イカレてるね」

友達は頭を抱えながらうなだれる。

私はマックポークを食べる。

友「思えば最初のデートからおかしいと思ったんだよなー」

私「最初のデート? それは付き合う前のこと?」

友「付き合う前。最初のデートであいつ……手作り弁当作ってきやがった

初デートに手作りのお弁当……。

漫画の中だけのお話だとばかり思っていたけれど、実際にいるんだね。

私「それはなんていうか……重いね」

友「ああ。でも、俺は初めてのデートで浮かれてたし、弁当も美味かったからいいやって思ったんだ」

私「それならいいじゃん」

友「でも付き合ってからはかなり辛いぞ。お前そんな女を愛せるか?」

私「ちょっと待って。友は彼女を愛してないの?」


















友「わからない」














私「そう」

友「お前は愛せるか?」

私「愛せるよ」

友「本当かよ」

私「うん。略奪愛に興味はないけど、そういう女の子には興味があるし♪」

友「はぁ。まあ、今度会わせてやるよ」

私「楽しみにしてる」

そして最後のハンバーガーを食べようとしたとき、入り口の方から声がしました。









「あ、友くんいたー!」

1 2 3 4 5 6 7 s

人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
blogram投票ボタン ブログランキング

拍手[10回]

PR

この記事に対するコメント

無題


はじめまして(p*´□`*)p

すごく面白かったです!!

ところで、すーくんはきーちゃんが好きなんですか??



【2011/10/05 18:59】さゆすけ #5498602f88()[編集]

無題

初めまして、さゆすけさん。

コメントありがとうございます。すごくうれしいです(・∀・*)
すーくんは……そうですね、きーちゃんのことが好きだったと思います。

【2011/10/06 01:29】three #7dd1f3efa1(URL)[編集]

この記事に対するコメントの投稿


この記事に対するトラックバック

トラックバックURL