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少しイカレてるくらいがちょうどいい
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前回のあらすじ

私と友がファストフード店でハンバーガーを食べていた。

そこで私は、友の恋人のことを聞く。

初デートに手作りのお弁当、他の女を見たり、他の女子について話したりすると包丁で脅すイカレた女の子。

友は、愛しているのか分からないという。

私は、イカレた子でも愛せるという。





拍手[5回]


友「……っ」

私「あれ、あの子って」

ファストフード店の入り口で手を振りながら友達の名前を呼ぶ可愛い女の子。

その子は、直前まで見せてもらっていたケータイの待ち受け画像に写っていた子。

つまり、友達の恋人。

写真で見るよりもずっと可愛い女の子だった。

女「友くーん。さがしたよー。どうして先に帰っちゃったの?」

友「ご、ごめん。今日会う約束してなかったから先に帰ったんだよ」

女「そういえば約束してなかったね。じゃあ、明日から毎日いっしょに帰るって約束してね」

彼女は、にこやかな笑みを浮かべてそう言った。

私(かわいいなー)

追い討ちをかけるように彼女は言う。














女「本当なら同棲して毎日同じ時間を共有したいんだよ。でも、私も友くんも実家暮らしだからそれはダメって言うでしょ?
 それなら毎日いっしょに学校行って、毎日いっしょに帰ってくれるのが普通でしょ? ね、友くん♪」












私には、彼女の言う「普通」がよく分からなかった。

今度辞書で「ふつう」という言葉を調べてみよう。

いやあ、しかし、なかなかどうして――彼女はイカレてる。

胸の疼きが止まらないよ。

こんなにイカレた可愛い女の子に出会ったのは久しぶり。

胸の奥のゾクゾクとした感覚を楽しんでいると友達が目で何かを訴えかけてきた。















タ・ス・ケ・テ










一人黙ってハンバーガーを食べている私に助けを求めてきた友達。

ああ、そういえば前にも目で助けを訴えてきた奴がいたなぁ。

今回はどうなるのかなあ。

そんなことを考えつつ、私も目で語りかけた。













ポテトL、コーラLよろしく













私「仲がいいですね」

女「だれ?」

友「俺の友達、××××」

私「こんにちは」

女「初めまして。友くんの恋人の××です」

彼女は先ほど友達に向けたような笑顔を私にも見せてくれた。

私「でも本当に仲がいいね。さっきも××さんが来るまでずっと××さんのことを話してたよ」

女「え、ほんと?」

私「うん。ほんとほんと」

横目で友達の姿を確認すると、お前は何を言っているんだ、と言いたげな顔をしていた。

まあ、そんなもの無視ですよ。

イカレた人間を惹きつけるという才能が伊達ではないということを見せてやりますから。

君は黙ってポテトとジュースでも買ってきなさい。

でも、使えない才能を自慢するってすごく悲しいね(´・ω・`)

まあ、そんなことどうでもいいのです(・∀・)キニシナイ♪

私はいつものように愛想笑いを浮かべながら、ほとんど嘘で構成された言葉で彼女に語りかける。

その嘘を信じて、嬉しそうな顔をする女の子。

さて、気分をよくさせたところでそろそろ本題に入ろうかな。

私「でも、友は君と毎日いっしょにいることはできないよ」

一瞬にして彼女の顔が歪む。

女「どうして?」

私「友は……心配性で恥ずかしがりなんだよ」

女「そうなの?」

私「友は人の目を気にするほどシャイな奴だから、××さんといっしょにいるところを他の人に見られたくないんだ」

女「でも、私は気にしないよ? 他の人に見られてもいいからずっといっしょにいたい」

私「××さんがよくても友は嫌なんだよ。友は、××さんのような可愛い彼女を他の人に見せたら取られるんじゃないかって心配してるんだよ













友はそれだけ××さんのことを愛してるってことだよ













嘘だけど。












嬉し涙でも流しそうな顔の彼女。

女「友くんはそんなに私のことを心配してくれてたんだね」

友「ん、ああ」

女「毎日いっしょにいたいけど……我慢する」

友「ほんとか!?」

友と××さんは、楽しそうに笑いました。

その様子を見ていた私は、××さんに話しかけました。

私「××さんは優しいね」

女「だって友くんが私のことを心配し過ぎて病気になったら嫌だから」

私「それだけ彼氏のことを思ってあげられる女の子は、××さんぐらいじゃないかな」

女「ねえ、××××くん。すーくんって呼んでもいい?」

私「すーくん? 名前も苗字もまったく関係ないけど」

女「私、仲のいい友達には呼びやすいあだ名をつけてるんだ。で、パッと思いついた呼びやすい名前がすーくん」

私「へえ。いいよ。じゃあ、××さんのことをきーちゃんて呼んでもいい?」

女「あはは。私の名前にまったく関係ないね。いいよ、すーくん」

私「ありがとう。きーちゃん」

こうして、私はきーちゃんというイカレた友達を一人増やすことになった。

二人と別れた後の帰り道、私は友に買わせたポテトをつまみながら歩いていた。

──あ、そういえば。

時間があれば、今度質問してみよう。

きーちゃん、キミは何で、友のいる場所が分かったんですか。って。

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