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少しイカレてるくらいがちょうどいい
前回のあらすじ

精神のこわし方、教えます。


私が生まれた街は、とてもイカレています。

そんな街には二種類の人間がいました。

オモテとウラの二種類の人間です。

こんなことを書くと中高生の男子が喜びそうですが、事実だから仕方ありません。

オモテは普通の人です。

学校に行ったり、会社に行ったり、遊んだり、買い物したり、そんな感じに普通に過ごします。

オモテの人たちは表通り、街の中心を走るメインストリートにしかいません。

ウラはイカレた人たちのことです。

裏通りは、そんな人たちしかいません。

ヤクザ、風俗嬢、アル中、ヤク中、ヤクなどの売人、ホームレス、キョウサン党員、肉屋(死体回収業者)などです。

私もどこまで本当か分かりませんが、肉屋以外の人たちは毎日見ました。

ちなみに、オモテの人はどんなことがあっても裏通りに入りません。

壊されたり奪われたり失ったり脅されたりしたら大変ですから。

警察に訴えても意味がありません。
















何があってもオモテに出ないからウラなのです。













黒スーツを着たヤクザが私とストーカーに近づいてきました。

ストーカーはその姿に圧倒されて大きく口を開けています。

私「よく来たな」

黒「ぼっちゃん。こいつですか」

私「ああ。こいつだよ、こいつ」

私は足元にあるゴミをげしげしと蹴りました。

スーツを着たヤクザ風の男はゴミに唾を吐きかけました。

それからドスのきいた言葉を浴びせます。

私(マスター演技うまいなぁ。やっぱり毎日本物のヤクザ見てるからかなぁ)

この人は、本物のヤクザではありません。

さすがの私でも本物のヤクザの知り合いなんていません。

だって私は、ヤクザの組長の息子でも何でもないオモテの人間ですよ?

ス「ご、ごめ……ごめんな、さい」

黒「謝れば済むと思ってんのかテメェ」

ス「お願いします……もういじめも何もしません。だから……」

気持ち悪いので腹と顔面に蹴りを入れました。

それから唾も吐きかけました。

私「お前、私がやめろって言ったらやめたのか?」

鎖につながれた哀れなストーカーは、鼻水や涙を流しながら私を見ます。

これ以上気持ち悪いものを見ていたくないので帰ることにしました。

私「あとは頼んだ」

黒「はい」

ス「待って。お願い」














私「お前なんていじめられて当然だろ?」















表通りに向かって歩きながら私は、自然とドナドナを口ずさんでいました。

ドナドナドーナードーナー♪

おわり。

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