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昔話『たとえば人生にマニュアルがあったとして』4

前回のあらすじ

君の瞳に乾杯。







マンハッタンというカクテルにはチェリーが添えられるそうです。

チェリーの代わりに眼球を添えたら「君の瞳に乾杯」という台詞を実現できますか?

いいえ、できません。

そもそも人間の眼球は、そう簡単には手に入れられません。

よろしい、ならばマグロの眼球です。

築地の市場でマグロを解体しているところに出向いて、眼球をいただきましょう。

そして解体されるマグロを眺めながらグラスを片手に言うのです。

「君の瞳で乾杯」と。

私は赤身の魚よりも白身の魚の方が好きです。

私「この前、すあまを買ったんですよ。すあま」

先「急にどうしたの。またみりんちゃんの偏食行動?」

私「いえいえ。今回は違いますよ」

時折、私は食生活が偏ります。

ある時は黒糖麩菓子を大人買いしたり、ある時はカルピスの楽しみ方を追究したり、ある時はタコさんウィンナーを作り続けたり、小さい頃から数々の一過性偏食行動があります。

短いと一週間、長くても一ヶ月くらいで終わってしまう、そんな偏食行動です。

先「すあまでしょ? 和菓子の」

私「ええ。今まで食べた事がなかったんですけど、たまたま食品スーパーで見つけて買ってみました。食べてみると意外と弾力があって硬いんですね」

先「分かる分かる。あれ、お餅だもんね。おっぱいみたいに柔らかいのかと思って食べてみると、なんか違うってなるよね」

私「あはは」

















なぜ私の考えている事が分かったのですか……(・Д・;)アレェ

もしかして、先輩はエスパーですか?

御親戚にユリゲラーさんがいらっしゃいますか?

かけ声は「ノビール、ノビール、ストップ。数を数えてみよう」ですか?

時間が進むにつれて先輩の飲酒量はどんどん増えていきます。

私がお手洗いに立った隙に頼んだようです。

本当に大丈夫でしょうか。

私は最初に頼んだウーロン茶をちびちびと飲みます。

先「みりんちゃんは、夏なのに色が白いね」

私「そうですか?」

これは夏の出来事でした。

何故今になって夏の事を書いているかというと、色々と忙しくて体力的に疲れ果て、精神的に病んで……いるのはいつものことでした(・∀・)フヒヒサーセン

先「うん。引きこもりのニートかしら、と近所のおばさんに噂されそうなくらいには」

私「働いてますよ! 税金も納めてますよ!」

先「うそうそ。ごめんね。許してほしいっちゃ☆」

私(なぜラムちゃん……)

言うほど白いとは思いませんが、私の肌が白いのはいくつか理由があります。

生まれ育ったところが日照時間の短い地域だからです。

会社の中で仕事をすることが多く、会社の外に出る事が全くないというのも関係していますね。

あとは、私の血筋が関係しているのではないでしょうか。

家族や親族もわりと肌の白い人が多い気がします。

血筋のせいか知りませんが、昔から肌が弱くて夏の日差しが私を苦しめます。

その血の運命というやつでしょうか。

しかし夏の日差しに負けているようでは、立派な英国紳士になる事ができません。

私「夏は辛いですよ。外に30分から1時間いるだけで、肌が真っ赤になって3日間くらい痛みに悩まされます」

先「大変だね。もしかしてご先祖様は吸血鬼なんじゃないの?」

お酒の入った先輩は、とても楽しそうにそんな冗談を口にします。

人生をやめようとした記憶はありますが、人間をやめた記憶はありませんよ?

しかし一族の人間からの扱いを考えるとあながち……。

WRYYYYYYYYYY――(・Д・ )

私「先輩の得意料理は、肉じゃがでしたっけ」

先「んー。そうだねー。家庭料理全般なんでもできるけどねー」

私「狙ってます?」

先「狙ってませんー。作っていたら得意になっただけですー」

私「あざとい」

おいしいパスタ作ったお前(笑)

家庭的なタイプ(笑)

先「も う 食 べ さ せ て あ げ な い よ ? ゴゴゴ」

私「すみません。許してください」

先輩の作る肉じゃがは絶品です。

学生時代、お腹が空いて困った時に何度もお世話になりました。

私にとってこの人は、先輩であり友人であり偽姉でありアンパンマンのような存在でもあります。

私「けれど、私が作る肉じゃがも負けていませんよ?」

先「みりんちゃんの肉じゃがを肉じゃがと認めたら服部先生が怒るよ」

私「にんにん?」

先「そっちじゃなくて……なんかね、物足りない」

そんなにダメでしょうか。

食べた瞬間「美味いぞぉぉぉぉ!!!」と老人を狂喜乱舞させるほどの美味しさはないですが、まずくないと思うのですけどね。

先「肉じゃがは仮免扱いだけど、ロールキャベツはなかなか良かったよ」

私「体調を崩すたびに煮込んでましたから(・∀・)エッヘン」

先「ごめん。意味分からない」

ええ、私もよく分かりません。

しかし、なぜか風邪をひいたり体調を崩したりする度に煮込み料理を作りましたね。

先「はぁ~。なんていうか、アレだね」

私「アレ?」

先「楽しいね」

私「よかったです」

先「うん。ありがと」

そう言った先輩は、なぜかとても辛気臭い顔をしています。

その原因は知っています。

私のせいではありません。

だから謝りません。

私「何か頼みますか?」

先「お酒……」

私「お断りします」

先「……」

この人がお酒に逃げたくなる原因を作った人をここに呼んでやりたいです。

なぁ……私の友人。

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