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昔話『シュランズ・ゲート』3

前回のあらすじ

「バナナはおやつに入りますか?」

「それくらい自分で判断しなさい」



自動販売機に向かって歩いていたら呼び止められました。

私はそれを無視して歩き続けます。

「キャッハハハハハハー!!!」

「ストップ!! トマレ!!」

私「……」

誰に対して言っているのかわかんなーいと思いながら歩き続けます。

「キャッハハハハハハー!!!」

「シカトすんなよぉ。うぉーい!!」

私「……」

それでも無視していたら行く手を阻まれました。

「ねぇねぇどこ行くのー?」

スーツ姿の若い女性が現れた。

「無視すんなよぉ。寂しいじゃんかぁ」

スーツ姿の若い男性が現れた。

私「……」

ふむ。

とりあえず学生でないことは分かりました。

就職活動中の大学生かもしれませんが、それくらいの年齢なら身分証明証を持っているでしょう。











私(もし何かあったら身分証を奪って会社とか学校に連絡すればいいか♪)








打算的な私は、もしものときの対処法を考えておきました。

私「何か用ですか?」

男「今ヒマ?」

私「……」

あれ、どっかで聞いたような言葉ですね。

私がすぐに答えないでいると、笑ってばかりいた女性が話しかけてきました。

女「ねぇねぇ私たちとお話しようよー」

私「……」

彼女の息は、とても酒臭かったです。

暗くて分かりにくいですが、男の方も顔が赤いです。

酔っ払いですね。

あれ?

深夜。

酔っ払い。

駅近。

若い男女。

あれ?

まさかこれは――別の世界線の物語?

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