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昔話『シュランズ・ゲート』4

前回のあらすじ

コレハベツノセカイセンノモノガタリ?



まあ、そんなことあるわけがありませんけどね。

別の世界線の出来事ではなくて、ただちょっと昔に似たような出来事があったというだけです。

女「お話しようよ」

私「はぁ……別にいいですけど……」

私達は暗い住宅街の道路脇に座ってお話を始めました。

といっても、話をしているのは会社員風の男女ばかりです。

酔っぱらっているせいで大きな声で仕事の愚痴っぽいことを話しています。

男「ってか聞いてよーもー」

私「なんですか」

男「うちの上司がもうさー最悪なんだよー」

私「はぁ……大変ですね」

女「もー、ちゃんと聞いてる?」

私「聞いてます」

現実で「もー」とか言う人を初めて見た気がします。








女「課長のバカヤロー!!」

男「くたばれー!!」

私「……」









適当に相槌をうちながら話を聞いていたら、いつしか二人は上司である課長への暴言を叫び出しました。

うるさいなー、近所迷惑にならないかなーと思いながらも止めることもしませんでした。

そろそろジュースを買いに行こうかなと思って立ち上がりました。

私「じゃあさようならー」

そう言った瞬間、男が急に私の手をつかんできました。

男「行かないでよ!」

私「……」

女「もうちょっといようよー」

私「……」

面倒なことになりました。

もう面倒だから一人一発ずつ殴って逃げましょうか。

そう思って行動を起こそうとした時、声をかけられました。










「何やってんの君たち!?」









今度はなんでしょう。

機関の差し金でしょうか。

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