忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



昔話『734円の事情』 7

前回のあらすじ

山盛りポテトくださーい。





生き別れのお姉ちゃんに会うために戻ってきました。

すでに注文した品は届いていました。

早いです。

とっても早いです。

私が店を出てから数分しか経っていないんですけどね。

早けりゃいいってもんじゃねぇぞ(・Д・ )コラァ

理不尽な怒りは心の中に留めておきます。

女「おかえりんこ。弟くん♪」

私「ただいま……お姉ちゃん」

女「おかえりんこ♪」

私「ただいま……」

女「おかえりんこ♪」

私「……」

女「おかえりんこ♪」

女は、満面の笑みで私に言います。

私は、歪んだ表情しか見せません。











言いたくない……。

言いたくないけど……。

もう……言っちゃう……。














私「ただいまん……」

女「いいから座りなよ。通路に立ってると邪魔だから」

私「……はい」

実際ドリンクバーを取りに行くお客様の迷惑になっていましたからね。

席に座って私も注文したハンバーグを食べ始めました。

悲しいことに美味しいです。

これでマズかったらどこかの美食家さんみたいに

「バカモーン!! このハンバーグをつくったのは誰だー!!」

とか言って帰れたんですけどね。

ご飯を食べ終えて、女がデザートを食べているときに聞きました。

私「ケータイ出して」

女「何のこと?」

私「ケータイ電話を出してください」

女「はい」

女は鞄から携帯電話を取り出して渡してきました。

やけに素直ですね。

私「わーい。お姉ちゃん大好きー♪」

女「弟くんにそう言われると嬉しいな~」

彼女は人を小馬鹿にしたような笑みを浮かべています(・∀・)ニヤニヤ

私「ねぇ、携帯電話折ってもい~い?」

女「弟くんのお願いならいいよー」
















バキィッ!!!

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
blogram投票ボタン ブログランキング

拍手[0回]

PR

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿


この記事に対するトラックバック

トラックバックURL