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本『有頂天家族』 森見登美彦 

『有頂天家族』 森見登美彦 幻冬舎文庫



「面白きことは良きことなり!」

総一郎はその見事な化けっぷりから、京都で名高い立派な狸であった。

しかし無念なことに数年前に鍋の具にされて不帰の狸となってしまう。

その偉大なる父が遺したのは四人の子ども達。

その偉大な父の才能を均等に四つに分けてしまったものだから「非常に残念な子どもたち」というのが世間の評価である。

長男は、カチカチに堅いわりに土壇場に弱い。

次男は、狸のくせに蛙に化けて井の中にいる。

四男は、素直だが化けぶりはとても残念である。

三男の矢三郎は、おもしろいことをモットーとして生きすぎている。

そんな彼ら兄弟たちが一族の誇りをかけて、宿敵・夷川家が幅を利かせる京都の街を駈け廻る!!

威厳も能力もなくして偏屈なじじいに成り下がった天狗、赤玉先生。

元々は美しい人間の少女だったが、天狗の修行を受けて妖艶な美女となった弁天。

宿敵・夷川家の阿呆なライバル狸の金閣銀閣兄弟。

決して自分には姿を見せず、口の悪い声だけを聞かせる矢三郎の許嫁の海星。

そして年末になると必ず狸鍋を食する怪しい集団「金曜倶楽部」

世紀の大騒動をふわふわの愛で包む、傑作・毛玉ファンタジー!

【関連リンク】

本『美女と竹林』

本『太陽の塔』

本『夜は短し歩けよ乙女』

本『有頂天家族』


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