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漫画『PSYREN―サイレン―』 岩代俊明

漫画『PSYREN―サイレン―』 岩代俊明 集英社

世界はつ・な・が・る



白瀧高校1―Cの夜科アゲハは、一万円でどんな問題でも解決するというトラブル解決屋をやっていた。

今日もまた人助けという名目で、ただ暴れまわっていた。

だが、彼にとっては将来などどうでもよかった。

今が楽しければそれでいいのだ――。

そんなある日、ベルが鳴り響く公衆電話の前を通りかかったアゲハは、その電話に出てしまう。

その時、頭上に不気味な怪人が空を飛んでいることに気がつく。

怪人はすぐに姿を消したが、公衆電話は鳴り響いたままだった。

よく見るとそこには、さっきまでなかった「PSYREN」の文字が入った赤いテレホンカードがあった。

翌日、彼は学校で財布を拾う。

中身を見てみると子どもの頃からの友人の雨宮桜子のものだった。

しかもそこには彼が拾ったものと全く同じ赤いテレホンカードが入っていた。

彼女に財布を渡してテレホンカードのことを聞くが、彼女は何も教えてくれなかった。

そのかわり、彼女の助けを求める声が聞こえたような気がした。

そしてその翌日、雨宮桜子は行方不明に……。

彼女の失踪に疑問を感じていたアゲハは、友人からある言葉を聞かされる。

「サイレンがやってくる」

それは雨宮桜子がよく言っていた言葉であり、赤いテレホンカードに書かれている単語そのものだった。

また、都市伝説“秘密結社サイレン”のことも知らされる。

最近全国で失踪者が続出している神隠し事件で、神隠しの黒幕とされているのが秘密結社サイレン。

さらに秘密結社サイレンの使者“怪人ネメシスQ”

ネメシスQは神出鬼没で人間たちに赤いテレホンカードを授けてサイレンに導くとされている。

一見どこにでもある都市伝説だが、サイレンの謎を解いた者には五億円。

未使用の赤いテレホンカードを見つけたら500万円の賞金をかける者までいるという。

思い詰めるアゲハだったが、友人の雨宮を助けるためにテレホンカードを使う。

公衆電話でサイレンの入国審査を受け、その日は何事もなく終わる。

しかしその翌日、高校に警察官を装う怪しい二人組がやってきた。

アゲハは身の危険を感じてその場を離れるが、どこからか電話のベル音が鳴り響く。

その音は頭の中で次第に大きくなり響き、訳も分からず自分の携帯電話を開いて助けを呼ぼうとするアゲハ。

しかしその瞬間、サイレンのゲームの世界へとつながる。

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