120%CRAAZY

最近雨ばかり降って外出が嫌になっている方々へ。

これから雨とは特に関係ない話をさせていただきます。

昔、他人の家族会議というものに参加しました。

自分の家の家族会議なら分かりますよね。

しかし、他人の家のものは聞いたことがないものと思います。

というか、前代未聞だと思うのです。

なぜ私が他人の家族会議に参加したのでしょうか。

それは、友人の代わりとして出席したからです。

本来ならその家族会議に参加する資格を有する実の息子を抜きにして、他人である私を家族会議に参加させたのです。

その様子はこんな感じでした。

第一回家族会議

参加者一覧

・父：息子の父

・母：息子の母

・娘：父と母の間に生まれた子

・私：本来いるべきではない人。息子とは友人関係

議題：息子について

場所：某有名ファミリーレストランG

父「××××くん」

私「はい」

父「こんなところに呼んでしまって本当に申し訳ないと思っている」

私「いえ、これも友達のためですから」

母「本当にありがとね。これからもあの子と友達でいてやってね」

私「はい」

娘「……」

父「それで今回、君に来てもらったのは……」















私「息子くんがどうしてあんな本を持っているかってことですよね？」















母「……」

娘「……」

父「……」













お父さんがとても言いにくそうだったので、代弁してあげました。

空気は固まりましたが、空気を読んだ上でやったことなので問題はありません。

それでも肝心なところはオブラードで二重三重に包みましたから。

父「あいつ（息子）は、普段からああいうものを買っていたのかな？」

私「分かりません」

父「友達でも？」

私「それはそうですよ。だって……たとえ友達であっても、友達がどんなエロ本買ってるかなんて知りたくないですよ」















母「……」

娘「……」

父「……」














みなさん知ってます？

オブラートで二重三重に包んでも時間が経てば溶けるんですよ？

溶けなかったら意味がないのですから当然ですね。

言った後に三人の顔を確認したら少し引きつっているので少しだけ反省しました。

たとえこの状況が楽しくて楽しくて仕方ないとしても、言って良いことと悪いことがあるのです(・∀・)ﾆﾔﾆﾔ

私はエロ本、もとい、いかがわしい内容の本の第一発見者を慰めることにしました。

推理小説やサスペンスドラマに出てくる胡散臭い探偵も仕事ができない刑事も第一発見者には優しくしていますからね。

私「娘ちゃんは辛かったよね」

娘「……うん」

私「娘ちゃんのお兄ちゃんは、優しい人だよね？」

娘「うん」













私「でもね、お兄ちゃんも男の子なんだよ。
　　実の妹が実の兄とﾋﾟｰしたり実の妹にスク水を着せてﾋﾟｰしたりする本を持っていたとしても、そこは諦めるしかないんだよ。
　　だってお兄ちゃんも……人間だもの」












いや、さすがにこれは言っていません。

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[8回]