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昔話『他人の家族会議に参加した』 4

前回のあらすじ

事件や事故が起こった場合、大半原因や理由がある。

今回の家族会議が起こったのにも原因や理由があるように。

原因と理由は私。

原因:私がもらったエロ本を友達の家に置いて帰ったから。

理由:面白そうだったから。

反省はしていない。




家族会議の翌日。

私はいつも通り学校に行きました。

イカレていますが、これでも普通の学生ですから。

私(昨日のハンバーグは美味しかったなー)

そんなことを考えながら教室に入ると息子くんがいました。

そうです。

あの家族会議に参加する資格を有するあの人です。

私の小さな悪戯によって家族から白い目を向けられているあの人です。

私の友達でありながら優しい以外に個性がないあの人です。

シスコンロリコンペド野郎と影で罵られる予定のあの人です。

まあ、息子君の詳しい説明はこの程度にしておきましょうか。

その息子くんに朝の挨拶もせずに訊きました。













私「お前、娘ちゃんのことどう思ってるの?」












なんということでしょう。

いくら面倒くさいことが嫌いだからって色々すっ飛ばして単刀直入で訊いてしまいました。

しかし、そこは優しい(無個性)の息子君です。

息「どうって。妹として可愛いと思ってるけど?」

私「そう」

息「なにお前、妹に惚れたか?」

私「……」

この時の私は高校二年生です。

息子くんの妹の娘ちゃんは中学二年生です。

確かに可愛い子でしたが、ちょっと厳しい年齢差です。

恋に年齢差は関係ないと思いたいです。

が、ロリコンペド野郎の称号をいただいて良いものかと悩みます。

どう返答しようか迷っていると、息子君は勝手に話を進めていきます。

息「紹介してもいいよ」

私「いや、いい」

息「遠慮するなよ」

私「……」















この人、妹を何だと思っているのでしょう。















性欲処理のはけ口ではないにしても、何故そこまで私に紹介しようとするか分かりません。

そんな問答を何度か繰り返しました。

私は、うっかり「義兄さん」と呼んでしまいそうになりながらも丁重にお断りしました。

息「今日うち来る?」

私「行く」

私は彼の義父と義母……ではなく、父と母にこのことを報告するために了承しました。



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