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絵本『おばけ美術館へいらっしゃい』 柏葉幸子・作 ひらいたかこ・絵

絵本『おばけ美術館へいらっしゃい』 柏葉幸子・作 ひらいたかこ・絵 ポプラ社

アルバイトぼしゅう! 至急!

美術館館長もとむ! ただし、10歳以下の女の子にかぎる!?



木影まひるは小学五年生。

下に弟が二人いるからとてもしっかりしている女の子だといわれる。

けれどまひるは、世話焼きキャラだといわれるのがとてもいやだった。

そんなある日、お父さんがはたらいている木影産業の本社からまひるが呼び出される。

なぜ? どうして?

これをことわると、お父さんの仕事がなくなってしまうと考えたまひる。

本社に行って話を聞いてみると、まひるに美術館の館長をしてほしいということだった。

社長の母親の小夜が道楽でやっていた美術館だが、彼女が亡くなってからはずっと休館状態。

中には小夜が大切にしていた美術品があるらしいのだが、それがどれなのか分からない。

何度もひとをやっているけれども、どういうわけか美術館には十分もいられない。

だれもいないのに声がきこえたり、からだの調子がわるくなってしまうらしい。

そして小夜さんの遺言の中に「わたし亡きあとの館長は、十歳以下の女の子にかぎる」とあったらしい。

お父さんも木影一族のはじっこにいる親戚のため、まひるが選ばれたらしい。

十五歳になったら木影奨学金を無条件取得権とひきかえに、美術館の館長をすることになったまひる。

おもしろそうと、かるい気持ちで美術館のとびらをあけると、そこには……!?

勝手に絵の外へ出てくる婦人、自由に飛びまわる天使たち、美術館の外へ行ってしまう鎧武者。

はてさて、とんでもない美術館だったのです!


とんでもない美術館の館長になったまひるが、とんでもない美術品たちにふりまわされる話。

かと思いきや、一日目ですぐに館長として認められました。

それから美術館にある美術品たちが全部偽物や値打ちのないものだと知り、このままでは廃棄されてしまうと危機感を覚えます。

そこで、子どもにしか動いているのがわからない、という点を活かして美術館を開館させて収益をあげようとがんばります。

しかしどうしても美術館を閉鎖させたい会社側は怒ります。

さらに美術館をつぶして山を買い取りたいという絵描きが現れ……という感じです。

映画「ナイトミュージアム」の内容と似たような話です。

いや、おもしろかったですけどね。

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