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少しイカレてるくらいがちょうどいい
前回のあらすじ

Q「おっぱいの大きさは遺伝するって本当ですか?」

SF「本当です!」

チ○コの大きさは?







SF――。

私の大学時代の後輩です。

体の一部分がすごくふかふかな女の子です。

私よりも年下なのに身長が高くてスタイルの良い女の子です。

決して私の身長が低いというわけではありません。

ええ、決してそんなことはありません。

ち、ちっちゃくないですよ。

歌い疲れた私達は、マイクを置いて休憩を取ることにしました。

SF「そういえば先輩に言いましたっけ?」

私「なに?」

SF「わたし、妊娠しました」

私「おめでとう。出産祝いは、幼児玩具でいい?」

SF「なんすか。何なんすか、その反応は!?」

私「えぇ……」

今日の後輩は、いつも以上におかしいです。

おかしさ25%増しです。
 
人間は少しイカレているくらいがちょうどいいと思いますが、これは少し違う気がします。

SF「そこは『お、俺の子!?』って言うところですよ。普通」

私「お前の言う『普通』は『フツウ』じゃないから。そもそも恋人でもないのに言うわけがない」

SF「先輩。恋人同士じゃなくても子どもはできるんすよ? ヤレばデキるって言葉を知らないんすか?」

その言葉は知っていますが、言葉の運用が間違っていませんか。

SF「先輩。私なりに少子化対策を考えてみたんすけど、聞いてもらえますか?」

私「とても嫌な予感しかしないけど、聞こうか」

SF「コンドーム工場のライン工として入社します」

私「なんとなく結末が分かった気がするけど、続けて」

SF「ベルトコンベアで流れてくるコンドームに針を刺します」

私「コンドーム工場の現場責任者が解雇される未来しか見えない」

それにしても後輩の下ネタ好きには困ったものです。

彼女がセーラー服を着ている頃からの知り合いですが、その頃から隙あらば会話の中に下ネタを放り込んできます。

そのくせ性的な物や性的な話題が嫌いです。

矛盾しているようで矛盾していません。

これは彼女にとっての自己防衛策なのです。

私にとっての愛想笑いのようなものです。

SF「わたし、劣化って表現が嫌いなんですよ」

私「好きな人は、あまりいないんじゃないかな」

SF「○○は劣化した、って男が女の容姿を評価するときによく使いますよね」

そうですね。

ネットで女性芸能人の画像を貼り付けてそんなことを言う人は多く見かけますね。

SF「自分も同じように齢を取ってじじいやばばあになるのに。なんか、嫌な気分になるんです」

私「うん」

確かにあまり聞きたくない言葉ですよね。

劣。

劣化、劣る、という言葉なんてマイナスイメージしか感じられません。

誰だって聞きたくないと思います。

あれは確か小学生の頃だったかと思います。

私は小説を読んでいて『劣等生』という単語を見つけました。

当時その言葉の意味を知らなかった私は、親にその言葉の意味を尋ねました。

すると親は……。

ここまで書きましたが、暗い話にしかならないのでやめておきましょう。

できることならあの頃に『魔法科高校の劣等生』という作品が出版されていれば良かったのにと思います。

SF「何か他に良い表現ないすかねー」

不機嫌そうな声を出しながら考える後輩を見て、私も同じように考えることにしました。

そして劣化のかわりになる言葉を見つけます。

私「……老化?」

SF「先輩。正論は、時と場所を選んで言わないと嫌われますよ?」

後輩の機嫌をさらに損ねることになってしまいました。

私「でも、日本人って西洋人に比べて年齢を重ねても若く見られるよね」

アジア系のひとは、顔の彫が薄いですから。

ベトナムやタイの人は、日本人よりもさらに若く見られると聞いたことがあります。

平たい顔族の特徴とでもいいますか。

私「そう考えると日本のロリコンは、長期的に見ればお得だよね」

SF「その発言は色々どうなんすか」

申し訳ございません。

全世界のロリコンの皆様にお詫び申し上げます。

SF「とにかく男尊女卑は最低ってことっす」

私「うん……うん?」

え、これってそういう話だったのですか?

SF「そういえば先輩の恋人は『おいで』って言われるとクルそうですね」

私「なに突然……そりゃ呼べば来るでしょ」

SF「いえいえ。そういう意味じゃなくて」

私「……」

SF「……」

私「……」

SF「なにノロケてんすか」

私「私がノロケたわけじゃないんだけど」

私をノロケさせたら大したものですよ?

SF「なんだかんだ言いながら良い感じにカップルやってるんすね」

私「おかげさまで」

私にはもったいないくらい良い人だと思います。

初めて会った時には、付き合うという気持ちが全くありませんでした。

それでも人間の感情は変わるものなのですね。

出会ってから付き合うまでに時間はかかりましたが、何かを遺してあげたいと思えるくらいには仲良くしています。

私「SFはどうなの?」

タッチパネルで曲探しを再開した後輩に声をかけます。

SF「何がです?」

タッチパネルから目を離してこちらを見ます。

私「恋人は元気?」

そう言い終えた瞬間、自分の過ちに気がつきました。

咄嗟に謝ろうとしますが、もう遅かったです。

SF「とっくに別れています」

私「ごめん……」

SF「それから新しく恋人もできていません」

私「すみません……」

SF「いいっすよ」

後輩はタッチパネルを操作して新たに曲を予約します。

今日は会った時から機嫌が悪かったのでこれ以上悪くさせるわけにはいきません。

機嫌が悪いのは何か悩みがあるからだと思います。

おそらく私は、その悩みを聞くために呼び出されたのでしょう。

後輩が予約したらしい曲のイントロが流れ始めます。

SF「ほら先輩。始まりますよ」

私「予約してないけど」

SF「先輩のために選曲したので歌ってください♪」

私「……怒ってる?」

SF「怒ってないっすよ。ホント全然怒ってないっすよ」

後輩は微笑を浮かべています。

観念した私は黙ってマイクを取りました。


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