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漫画『彼は、あの子のモノ』　華夜（かよる）　小学館



【彼は、あの子のモノ】

ボランティア部に所属している早苗は、時々病院訪問している。

そこで仲良くなった女の子結衣ちゃんといっしょに折り紙を作って遊ぶのが日課だ。

友達の美加ちゃんは、ボランティアばかりしている彼女のことを心配している。

それから結衣ちゃんが退院する日、お祝いの品を渡そうとするが、予定が入っていけなくなってしまう。

代わりに美加ちゃんが病院に行ってくれることに。

それからすぐに美加ちゃんからメールが届いた。

なんと結衣ちゃんのお兄さんは、学校中の女子の憧れである園田卓哉くんだったのだ。

美加ちゃんはボランティアで時々来ていたと嘘をつき、そうして卓哉くんとつき合うことになった。

それでいいと思っているのに、彼への想いは大きくなるばかりで……

【さわるな危険！】

頭が良くて、格好良くて、誠実そうな、日向恵巳くんに無謀にも告白してしまった松原菜穂。

無謀だと分かっていたけれど、婚約者がいるからと断られてしまう。

日向グループの御曹司は違うなと諦めがついた。

彼が去り際にハンカチを落としていったことに気づき、背中に手を当てた時、すごい勢いで振り払われた。

彼は重度の潔癖症で、人にさわられたりさわったりできないらしい。

婚約者と会う二週間先まで特訓のために菜穂は付き合うことに。

けれど手をつなぐことも、電車に乗ることも、手作りの料理も食べられない恵巳。

克服への道は前途多難……。

【ご褒美あげる】

私、城之内律子。

生徒会副会長やってます……が、なぜか通称「律子さま」

生徒達に怖がられています。

そして隣にいるのは茶髪にピアスの派手な外見、生徒会長の土屋草多。

女子生徒から絶大な人気を得ている。

確かにカッコイイのは認める。

けど、ムカツク女好きの遊び人！！

生徒会の仕事も満足にしていない会長を懲らしめるため、ミスコンの優勝賞品を会長からのキスに決定してしまう。

しかし、焦ると思っていたのにすごく怒らせてしまう。

怒らせてしまった責任を取るため、律子はミスコン優勝を目指すことに。

【夏恋花火】

麻生楓くん。

ひときわ背の低い男の子。

私、松原由宇。

ひときわ背の高い女の子。

気づいたら彼がサッカーボールをリフティングする姿に目を奪われていた。

まるでボールが生きているみたいだったから。

楓くんと話してみたい。

でも私みたいな大きな子。

楓くんには、女の子として見てもらえないだろうな――。

【お嬢様の恋わずらい】

綾小路財閥のご令嬢と持て囃される綾小路樹莉、１７歳。

今日も校門を出た途端、どこの誰とも知らない男性に遊びに誘われる。

彼女の隣にはいつもボディガードの大学生、真鍋透夜がいる。

小さな頃から樹莉の面倒を見てくれている、彼女のずっとずっと好きな人。

けれど彼は彼女のことを子供扱いばかりして、少しも想いに気づいてくれない。

[4回]