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少しイカレてるくらいがちょうどいい
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前回のあらすじ

被害者面した加害者が一番こわい



*注意*

暴力的表現が多く含まれています。読んでいて不快になると思います。

私は屑です。

今回の昔話を読んでいただくと、私に生きている価値なんてないことがよく分かると思います。


女「これで良かったの?」

私「どうもありがとう」

ストーカー被害に遭っていた女の子にラブレターを書いていただきました。

私「これでストーカー被害もなくなるよ(´∀`)」

女「そうだといいんだけど……」

彼女は本当に疲れたような表情を見せました。

私はこの子のためにもがんばろうと思いました。

しかし、復讐はがんばって取り組むものなのでしょうか。

まあ、どっちでもいいんですけどね。

結果はどうなるか分かりませんが、やることには変わりないのですから。





















私「こんにちは」

ス「ふざけんなよ!」

私「男ってつくづく馬鹿な生き物だと思うよね」

ス「はぁ!? いいからこれ外せよ!!」

私「やだよ。面倒くさい」

ス「コロス」

私達が今いる場所は裏通りです。

ストーカー男は、手錠をかけられた状態で吠えまくっています。

私はその様子を見ながらニヤニヤ笑っています。

アラブさんから購入した手錠は、しっかりと役目を果たしてくれています。

お値段は使い捨てカメラよりも高いですが、小学生の私でも払える金額でした。

ス「なんで俺がこんなことされなきゃいけないんだよ!」

私「……」

腹部を思い切り蹴りました。

足先に鈍い感触が走ります。

ストーカー男は悶絶しながら苦しみ始めました。

まあ当たり前ですよね。

心の奥がゾクゾクしてきましたので、今度は顔面に蹴りを入れます。

今度は鈍い感触と共に派手な音がしました。

ス「ごめ、ごめんなさい……もう、やめて」

私「はぁ。そう言われてもやめられないんだよね」

ス「ヒィッ」

ストーカー男が小さな悲鳴をあげます。

しかし、次の攻撃が来ると分かっていても防ぐことができないのです。

だって手錠で両手が不自由な状態になっていますから。

腹部に蹴りを放ちます。

顔面に蹴りを放ちます。

また腹部に蹴りを放ちます。

また顔面に蹴りを放ちます。

それを何度も何度も何度も繰り返していきます。

私「あは♪」

思わず喜びの声をもらしてしまいました。

楽しいです。

楽しくて仕方がありません。

新しいおもちゃを与えられた子どものように、私は楽しく無邪気にストーカー男を傷めつけていきます。

最初は大きかった彼の悲鳴も徐々に小さくなってきます。

そうそう、体の痛みは慣れていくものですからね。

けれど心の痛みはどうでしょうか。

そろそろ飽きてきましたので、私はストーカー男に声をかけました。

私「これからどうしたい?」

ス「……」

返事がありません。

目からは涙が、鼻からは鼻水がだらだらと出ています。

返事がないということなので、私が勝手に進めたいと思います。

私「マスター。よろしくお願いします」

マ「ラジャー。了解」

背後に控えていた『しおいぬ。』のマスターが気だるげな声をあげて出てきました。

マスターは、ストーカー男を見下ろしながら言います。

マ「こいつが君をいじめていた奴?」

私「そうです」

マ「人をいじめてはいけませんという言葉は……こいつのためにある言葉かもね」

マスターは笑いません。

私「そうかもしれませんね」

私は先ほどから笑ったままです。

マスターはストーカー男を片手で軽々と持ち上げて歩き始めました。

ここから先は企業秘密らしいので、私はついて行くことができません。

マスターは去り際に言いました。

















マ「イカレてるよね」

















ええ、全くその通りだと思います。

私は運ばれていくストーカー男のためにドナドナを口ずさんであげました。

それから頭では、死んだ祖父のことを思い浮かべていました。

祖父は私にこんな言葉を遺しています。

「お前には俺の血が流れているんだ」

今一度あの言葉の意味を理解しました。

ええ、全くその通りだと思います。

私とあなたは本質が同じでした。

私はあなたと同じ、人を平然と傷つけるクズだったのです。

いいえ、人を平然と傷つけて楽しんでいるあたり、私はあなたよりもクズでしょう。

さらに自分の才能も理解することができました。

イカレてる人を惹きつける才能は偶然得られたと思っていましたが、違いましたね。

私自身がイカレているからイカレた人間を惹きつけるのですね。

私「ドナドナドーナードーナー♪」

イカレた私は罪悪感など微塵も抱えることなく、表通りに向かって歩き始めました。


その後の話をしましょう。

あの日以来、ストーカー男は学校に来なくなりました。

彼の両親は「息子はいじめられていたんだ!!」と担任教師に何度も何度も訴えたそうです。

しかし両親の訴えは誰の耳にも届かず、全て無駄になってしまいました。

そして数週間後には「家庭の事情」を理由にしてストーカー男は転校しました。

彼が学校に来ることは――一度もありませんでした。

ストーカー男の仲間たちは転校しませんでした。

私は約束通り教師には写真を見せませんでしたからね。

しかし彼らの家族や彼らの友達には見せてあげました。

今よりも個人情報が簡単に手に入る時代でしたから、すぐに彼らの住所に写真を送付しました。

また、写真を一枚一枚クラスメイトの机の中に入れることも忘れませんでした。

その結果、家にも学校にも彼らの居場所はなくなってしまいました。

全国のいじめっ子の皆さんへ。

「いじめはよくない」とは、皆さんのためにある言葉です。

「いじめ」というのは、その人の人生を傷つけることを意味します。

何の覚悟もなく他人の人生を傷つけておいて、自分の人生は傷つけられないと思っていませんか?

いつまでも加害者の立場にいられるとは思わない方がいいですよ。

明日学校に行ってみると、いじめていた子がナイフを持ってあなたのことを……。

明日学校に行ってみると、いじめていた子が隠し撮りしていたいじめの証拠写真を……。

明日学校に行ってみると、いじめていた子がクラスメイト全員を味方につけて……。

どうです、想像するだけで怖くないですか?

それでもいじめるというならもう止めません。

ただ、自分も私と同じ屑だと自覚して生きてください。

私達に生きている価値なんてないです☆

おわり

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