Date:2012/01/13 22:46
廊下に出てみると、一人の少女がいました。
私は声をかけてからあいさつします。
私「こんにちは、××××です」
女「え?」
え?
何かおかしかったでしょうか。
それにしても目の前にいる女の子は、噂に違わぬ可愛い人でした。
ストーカーされてしまうのも納得できてしまいます。
こんなことを本気で言ってしまうと、全国のストーカー被害者から訴えられてしまいます。
お気をつけください。
女「去年、同じ委員会だったよね?」
私「去年……」
私の中の『去年』は、文字通り去りました。
もう思い出したくもないことばかりですから。
私「ごめん。ちょっと思い出せない」
女「あんまり話すことなかったもんね」
私「それで、ストーカー被害にあってるんだって?」
これ以上世間話をするのも面倒くさいので本題を切りだしました。
女「うん……」
途端に彼女の顔色が青くなりました。
私「犯人の心当たりはあるの?」
女「……」
彼女は俯いたまま何も話そうとしません。
女心とストーカーの心理を理解するのは難しいですね。
その二つを同列に扱ってしまうと、世の中の女性たちに社会的に殺されてしまいます。
お気をつけください。
かつて居酒屋でアルバイトをしていた友人がいました。
彼の担当はお客様の注文を聞いて料理や酒を運ぶホール担当です。
その居酒屋にはモツ鍋がありました。
そのお店ではモツ鍋の注文が入ると、手書き伝票に「モツ一」と書く規則になっていました。
しかしその友人だけは「モツ一」ではなく「一モツ」と書いていました。
それに気づいた店長は、やめるように注意しました。
けれど友人は注意を聞かずにいつまでも「一モツ」と書き続けました。
その結果、友人はアルバイトをやめさせられました。
キッチン担当の女性達が「セクハラだ!!」と訴えたからです。
友「順番て大事だよなぁ……」
友人は生ビールを一気に飲み干してからポツリともらしました。
その表情は喪失感にあふれていました。
社会的に殺されない他の方法を考えていると、女の子がようやく重い口を開きます。
女「心当たりは……ある」
私「あるの?」
女「うん」
彼女は周りに誰もいないことを確認してからストーカーの名前を出しました。
その名前は……ストーカーくんにしておきましょう。
私「あいつか」
彼女をストーカーしているストーカーくん。
その男の子は、私やTやRと同じクラスの人間でした。
勉強ができず、授業中にいつも騒いでいる子です。
運動はそこそこできるようです。
私「あいつなら対処は簡単だよ」
女「え?」
私「おーい、T」
教室内にいる親友に声をかけました。
T「なんだよ。今マンガ読んでたんだぞ」
彼はマンガ本を右手に携えたままやってきました。
私「七つの玉を探すのは後にしてよ」
T「何すればいいんだよ」
私「ストーカーくん連れてきて」
T「メンドクセー」
私「仕事だよ」
T「へいへい」
Tは面倒くさそうに言ってから走り出しました。
後には神龍にするお願いを考える私と、顔を赤くしている美少女が残されました。
あとは黄色い顔をすることができれば一発芸「人間信号機」の完成ですよ。
どうして彼女が最初にTを相談相手に指名したのか気づきました。
私「大丈夫。Tがうまくやってくれるよ」
女「……うん」
それから数分後、ストーカーくんを引きずって連れてきました。
手荒にするなと忠告し忘れました(・∀・)テヘペロ
うっかり~ん☆
T「連れてきたぞ」
私「おつかれ。さて、お前はなんで連れて来られたか分かる?」
ストーカーくんに問いかけました。
彼は私を睨みつけてきます。
ス「はぁ!? ふざけんな!! なんだてめぇ!!」
どうやら日本語が通じない人のようです。
日本語での対話は不可能かもしれません。
それなら一方的に要求を伝えることにします。
私「もうこの人に近づかないと約束して」
女「何もしてねーし。意味わかんねーし」
私はTに目配せします。
Tはニヤリと笑ってから頷きました。
それからストーカーくんの襟首を掴みながら脅しました。
T「約束しろ」
彼はドスの利いた台詞を吐きます。
ス「は? は!?」
「口ではそう言っても体は正直だな」とは真実なのかもしれません。
ストーカーくんの足は、ガクガクブルブルプルンプルンと震えています。
まるで生まれたての仔山羊のようです。
立て! 立つんだ!! クララ!!
お前のクロスカウンターを白い家畜に喰らわせるんだ!!
アルプス!!アルプス!!アルプス!!アルプス!!
アルプス!!アルプス!!アルプス!!アルプス!!
アルプス!!アルプス!!アルプス!!アルプス!!
アルプス!!アルプス!!アルプス!!アルプス!!
かつてアルプスの山では人間と山羊の壮絶な戦いが……なかったと聞きます。
ご安心ください。
皆さんの知っているアルプスを汚そうとは思いません。
ストップ!! 環境汚染!!
カルプスだかアルピスだか言っている間に事は済んでいました。
ス「もう、これ以上、付きまといません。絶対に……。スミマセン」
ストーカーくんは半泣きで土下座していました。
それは帝愛グループの利根川さんも感服するほどの見事なものでした。
Tは得意げに相談寮の100円を握りしめていました。
ちょっと待て。
それは私の給料じゃないですか?
私は声をかけてからあいさつします。
私「こんにちは、××××です」
女「え?」
え?
何かおかしかったでしょうか。
それにしても目の前にいる女の子は、噂に違わぬ可愛い人でした。
ストーカーされてしまうのも納得できてしまいます。
こんなことを本気で言ってしまうと、全国のストーカー被害者から訴えられてしまいます。
お気をつけください。
女「去年、同じ委員会だったよね?」
私「去年……」
私の中の『去年』は、文字通り去りました。
もう思い出したくもないことばかりですから。
私「ごめん。ちょっと思い出せない」
女「あんまり話すことなかったもんね」
私「それで、ストーカー被害にあってるんだって?」
これ以上世間話をするのも面倒くさいので本題を切りだしました。
女「うん……」
途端に彼女の顔色が青くなりました。
私「犯人の心当たりはあるの?」
女「……」
彼女は俯いたまま何も話そうとしません。
女心とストーカーの心理を理解するのは難しいですね。
その二つを同列に扱ってしまうと、世の中の女性たちに社会的に殺されてしまいます。
お気をつけください。
かつて居酒屋でアルバイトをしていた友人がいました。
彼の担当はお客様の注文を聞いて料理や酒を運ぶホール担当です。
その居酒屋にはモツ鍋がありました。
そのお店ではモツ鍋の注文が入ると、手書き伝票に「モツ一」と書く規則になっていました。
しかしその友人だけは「モツ一」ではなく「一モツ」と書いていました。
それに気づいた店長は、やめるように注意しました。
けれど友人は注意を聞かずにいつまでも「一モツ」と書き続けました。
その結果、友人はアルバイトをやめさせられました。
キッチン担当の女性達が「セクハラだ!!」と訴えたからです。
友「順番て大事だよなぁ……」
友人は生ビールを一気に飲み干してからポツリともらしました。
その表情は喪失感にあふれていました。
社会的に殺されない他の方法を考えていると、女の子がようやく重い口を開きます。
女「心当たりは……ある」
私「あるの?」
女「うん」
彼女は周りに誰もいないことを確認してからストーカーの名前を出しました。
その名前は……ストーカーくんにしておきましょう。
私「あいつか」
彼女をストーカーしているストーカーくん。
その男の子は、私やTやRと同じクラスの人間でした。
勉強ができず、授業中にいつも騒いでいる子です。
運動はそこそこできるようです。
私「あいつなら対処は簡単だよ」
女「え?」
私「おーい、T」
教室内にいる親友に声をかけました。
T「なんだよ。今マンガ読んでたんだぞ」
彼はマンガ本を右手に携えたままやってきました。
私「七つの玉を探すのは後にしてよ」
T「何すればいいんだよ」
私「ストーカーくん連れてきて」
T「メンドクセー」
私「仕事だよ」
T「へいへい」
Tは面倒くさそうに言ってから走り出しました。
後には神龍にするお願いを考える私と、顔を赤くしている美少女が残されました。
あとは黄色い顔をすることができれば一発芸「人間信号機」の完成ですよ。
どうして彼女が最初にTを相談相手に指名したのか気づきました。
私「大丈夫。Tがうまくやってくれるよ」
女「……うん」
それから数分後、ストーカーくんを引きずって連れてきました。
手荒にするなと忠告し忘れました(・∀・)テヘペロ
うっかり~ん☆
T「連れてきたぞ」
私「おつかれ。さて、お前はなんで連れて来られたか分かる?」
ストーカーくんに問いかけました。
彼は私を睨みつけてきます。
ス「はぁ!? ふざけんな!! なんだてめぇ!!」
どうやら日本語が通じない人のようです。
日本語での対話は不可能かもしれません。
それなら一方的に要求を伝えることにします。
私「もうこの人に近づかないと約束して」
女「何もしてねーし。意味わかんねーし」
私はTに目配せします。
Tはニヤリと笑ってから頷きました。
それからストーカーくんの襟首を掴みながら脅しました。
T「約束しろ」
彼はドスの利いた台詞を吐きます。
ス「は? は!?」
「口ではそう言っても体は正直だな」とは真実なのかもしれません。
ストーカーくんの足は、ガクガクブルブルプルンプルンと震えています。
まるで生まれたての仔山羊のようです。
立て! 立つんだ!! クララ!!
お前のクロスカウンターを白い家畜に喰らわせるんだ!!
アルプス!!アルプス!!アルプス!!アルプス!!
アルプス!!アルプス!!アルプス!!アルプス!!
アルプス!!アルプス!!アルプス!!アルプス!!
アルプス!!アルプス!!アルプス!!アルプス!!
かつてアルプスの山では人間と山羊の壮絶な戦いが……なかったと聞きます。
ご安心ください。
皆さんの知っているアルプスを汚そうとは思いません。
ストップ!! 環境汚染!!
カルプスだかアルピスだか言っている間に事は済んでいました。
ス「もう、これ以上、付きまといません。絶対に……。スミマセン」
ストーカーくんは半泣きで土下座していました。
それは帝愛グループの利根川さんも感服するほどの見事なものでした。
Tは得意げに相談寮の100円を握りしめていました。
ちょっと待て。
それは私の給料じゃないですか?
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