Date:2018/02/05 21:03
本『わすれものの森』 ねべりよん(岡田淳 + 浦川良治) BL出版
わすれもの、なくしもの……、だれもが1度は心あたりがある?
けれど、どうしても見つからないわすれもの、とうとう見つからなかったわすれものたちは、いったいどこにいってしまったのでしょう?
「こまったなあ……。」
今日でたて笛をなくしてから1週間。
明日は音楽会。
3年生のツトムは、クラスで演奏する笛の合奏で、ひとりだけで笛を吹く独奏の重要な場面を任せられています。
それなのに、肝心の笛が行方不明に。
家じゅうを探しても見つからないばかりか、どこでなくしたかも思い出せないのです。
なんとか明日までにたて笛を見つけなくては!
夕方もう一度学校に探しに出かけたツトムの前に、黒いマントをひきずった大人のような子どものような二人の男が現れます。
名前はサントスとニブラ。
二人はあちこちでわすれられたものを集めてきては、「わすれものの森」へ持っていくのが仕事だといいます。
「わすれものの森」では、わすれられたものは、いつの間にか木の実や花に変わってしまうというのですが、ツトムの笛ははたして無事なのでしょうか?!
なんとか笛を取り戻すために、ツトムは、森へと向かいます。
ひとりで暗い森の中を進むツトムの前に、「わすれられたものたちは わすれたひとを わすれない」という不思議な歌声が聞こえてきて……。
どこかに物を忘れてしまったらすぐに思い出して探してほしい。
誰かが見つけやすい場所に置いているかもしれない。
それでも忘れてしまったら、わすれものの森に持っていかれてしまう。
大切な笛を取り戻すためツトムくんは飛ぶ走る上る答える吹く!
ペンネーム「ねべりよん」の由来がなかなかひどくて笑った。
下品なのにユーモアがあってフランス風でどこかおしゃれなところがまた良い。
しかしネベリズム宣言は素晴らしい。
世間から見逃されやすいものに注意を向ける、その姿勢は私も支持したい。
絵も文もお二人(図工の先生)の合作、すごい!
わすれもの、なくしもの……、だれもが1度は心あたりがある?
けれど、どうしても見つからないわすれもの、とうとう見つからなかったわすれものたちは、いったいどこにいってしまったのでしょう?
「こまったなあ……。」
今日でたて笛をなくしてから1週間。
明日は音楽会。
3年生のツトムは、クラスで演奏する笛の合奏で、ひとりだけで笛を吹く独奏の重要な場面を任せられています。
それなのに、肝心の笛が行方不明に。
家じゅうを探しても見つからないばかりか、どこでなくしたかも思い出せないのです。
なんとか明日までにたて笛を見つけなくては!
夕方もう一度学校に探しに出かけたツトムの前に、黒いマントをひきずった大人のような子どものような二人の男が現れます。
名前はサントスとニブラ。
二人はあちこちでわすれられたものを集めてきては、「わすれものの森」へ持っていくのが仕事だといいます。
「わすれものの森」では、わすれられたものは、いつの間にか木の実や花に変わってしまうというのですが、ツトムの笛ははたして無事なのでしょうか?!
なんとか笛を取り戻すために、ツトムは、森へと向かいます。
ひとりで暗い森の中を進むツトムの前に、「わすれられたものたちは わすれたひとを わすれない」という不思議な歌声が聞こえてきて……。
どこかに物を忘れてしまったらすぐに思い出して探してほしい。
誰かが見つけやすい場所に置いているかもしれない。
それでも忘れてしまったら、わすれものの森に持っていかれてしまう。
大切な笛を取り戻すためツトムくんは飛ぶ走る上る答える吹く!
ペンネーム「ねべりよん」の由来がなかなかひどくて笑った。
下品なのにユーモアがあってフランス風でどこかおしゃれなところがまた良い。
しかしネベリズム宣言は素晴らしい。
世間から見逃されやすいものに注意を向ける、その姿勢は私も支持したい。
絵も文もお二人(図工の先生)の合作、すごい!
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この記事に対するコメント
無題
死と忘却は神が人に与えた慈悲だと思っていましたが、明日使うものがどっか行ったまま見つからないのはえらく困りますね。
サントスとニブラとはコーヒーの銘柄ですね。カフェイン摂ったら記憶も冴える!?
忘れ去られたものは森の一部になる。でも忘れられたものたちは忘れた人を忘れない。深い。
ねべりよんの由来には笑ってしまいましたw
こういうオシャレ下品は大好きです。
無題
紅玉さん
こんばんは。ご訪問、コメントありがとうございます。
>死と忘却は神が人に与えた慈悲
これはまた創作に使えそうな言い回しですね。ちょっとパク……引用させてください!
サントスとニブラ、よくお気づきになりましたね。さすが博識の紅玉さんです。作者のお二人は喫茶店でコーヒーを飲みながらこのお話を考えたそうです。
ねべりよん、おもしろいですよね。本編からあとがきまで楽しませていただきました。