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漫画『曇天・プリズム・ソーラーカー』原作：太田垣康男　漫画：村田雄介　集英社



主人公は金田翔太。

10歳の時に交通事故で父親を亡くした。

母親は翔太の学費と生活を支える為、住み込みで旅館の仲居をしている。

彼は交通遺児を支援する育英会の寮で暮らしていたが、今はおじさんの経営する鉄工所に就職。

街はずれにある会社の倉庫の２階の部屋に一人暮らしをしている。

大学進学は経済的な理由から断念。

だが翔太は鉄工所で働いたお金を貯め、いつか学費ができたら大学に進学したいという夢を持っている。

そのため休日は警備員のアルバイトをしている。

そんな彼の唯一の楽しみは自転車。

風を切って走るのが楽しみで、交通費の節約にもなっている。

そして何より父親を亡くした交通事故以来、車が大嫌いになってしまったのだ。

そんな翔太のもとに、４人の大学生が訪れた。

彼等はソーラーカーを作り、鈴鹿での大会出場を目指している。

彼等に溶接や部品製造の技術協力を求められる翔太だが、学生のお遊びに付き合っていられないと反発する。

最悪のスタートとなってしまう彼等のソーラーカー製作はどうなってしまうのか。

青春をソーラーカーに懸ける若者達の未来とは！？

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