Date:2013/02/03 19:39
一月二月は学生が期末試験を受けるためにやってきます。
また、高校生が大学の一般入試や推薦入試などを受験するために来ることもあります。
私は、就職課に求人票を見るために行ったり図書館に勉強をするために行ったりしています。
ある日、いつものように就職課へ行った時、一人の職員に捕まりました。
何度か相談にのってもらったことがある人でした。
「どこでもいいから受けろ」
「受けなければ可能性はゼロ。受ければ可能性は生まれるんだ!」
「少しでも興味があるところは受けるんだ」
基本的にこういうことを言われます。
この人のアドバイスは「内定を取らせること」が前提であり主目的にあります。
「どんな仕事をするか」「どんな会社に入るか」は二の次、三の次のようです。
大学の就職課の人の仕事は、大学生の就職率を上げることですからね。
大学生の就職率が低いと、高校生の受験者も減ってしまいますからね。
そうなると自分の飯のタネがなくなってしまいますからね。
そう考えると、このアドバイスは間違ってはいないのかもしれません。
ただ、精神論や根性論が多すぎて私は苦手です(´∀`;)
あと、言うことがよく矛盾しています。
就職活動を始めたばかりの三年生にこんなことを言っていました。
職員「興味がないところに行ってもすぐにバレるぞ。やめておけ」
私(……私に言ったことと違いますやん)
始めたばかりの三年生と終わりかけの四年生では、取り巻く環境が違いますけどね。
それでも職員の機嫌を損ねると面倒なので黙っておきます。
職員「どこでもいいから受けろ。内定取ってこい」
もう少し具体的なアドバイスが欲しいところです。
しかし具体的なアドバイスをくださいと言うと……。
職員「どこでもいいから受けろ。受けなければ可能性はゼロ。受ければ可能性は生まれるんだ!」
こうなります。
確かに悩むよりは動く方が具体的で現実的な方法かもしれません。
このアドバイスを素直に聞いて内定をもらえっている学生もいます。
だから興味がないところでも受けていけばいずれは受かるかもしれません。
長い説教から解放された私は図書館に向かいました。
それから就職関連の本を何冊か選んで読みます。
一冊ずつ読んでいきますが、途中で面倒になってやめました。
その中の一冊に「仕事が楽しいと思えないなら、仕事は楽しいと思いこむことです!」と書かれていたのには驚きました。
立ち止まっていると不安や悩みが爆発しそうです。
そこで、OB訪問をしてみることにしました。
OB訪問とは、社会人の先輩に会社のことや就職活動について話を聞きに行くことです。
就職活動の一環です。
こういうことは就職活動前にすべきだと思いますけどね。
まあ、そんなことはどうでもいいのです(・∀・)キニシナイ♪
一人目:会社員Aさん
私「興味がないところでも受けた方がいいですか?」
A「絶対にやめた方がいいよ」
意外な答えが返ってきました。
A「興味がない仕事を一生続けるってかなり辛いよ?」
私「そうなんですかー。Aさんは今の仕事楽しいですか?」
A「全然。うちの部長はこの仕事が大好きだから毎日楽しそうだけど」
私「どうして今の会社に入ったんですか?」
聞いてみると、最初は別の仕事に就きたくて何年もがんばっていたそうです。
けれどなかなか結果が出ることがなく、生活ができなくなったので今に会社に入ったそうです。
最初は自分のしたい仕事の部署に入りました。
その後、部署移動により全く興味のない部署に配属されました。
毎日毎日嫌だなぁと思いつつ仕事しているそうです。
私「それでもこの仕事を続けている理由は何ですか?」
A「転職活動が面倒だから。今厳しいし」
私「……」
A「あとは仕事のストレスを発散できる趣味があるから」
私「なるほど」
A「就職は真面目に考えた方がいいよ。安易に決めると辛いから」
その言葉には、重みがありました。
私「はい」
A「責任は持てないけど、時間がかかってもいいからやりたいことをやった方が良いと思うなぁ」
二人目:美容師Bさん
B「私って無駄に高学歴なんだぁ」
私「そうなんですか?」
B「うん。○○大学」
私「Σ( ̄□ ̄;) 」
誰もが一度は聞いたことがあると思われる有名私立大学でした。
B「政治とか経済とか勉強してたんだけど、つまらなかったね」
私「就職活動はどうでした?」
B「全然ダメ。企業も公務員も興味ないから受けても落ちた。受かっても行く気なかったけど」
Bさんも私と同じように嫌々興味のない企業の面接を受けていったそうです。
けれど卒業までに就職先が決まることはなかったそうです。
それではどうしたのでしょう。
B「留学した」
私「語学留学?」
B「ううん。美容専門学校に行った!」
以前から興味のあった美容師やネイリストの仕事について勉強したそうです。
勉強は忙しくて、遊ぶ暇もなかったけれど、とても良い経験と思い出だと言っていました。
B「それからお店に入ったんだけど、人間関係が嫌になって今はフリーの美容師とネイリスト」
私「すごいですね。けど、やめても大丈夫だったんですか?」
B「こういう仕事のお客って店につくんじゃなくて人につくんだよ。だから今までの常連さんがいるからなんとか食べていける」
三人目:会社員Cさん
C「就活って運と面接官との相性だよね」
私「あはは。それを言ったら……」
負け惜しみじゃないですか?
というか言い訳ですよね(・∀・;)
C「でもさ、どんなに努力した人でも結果出した人でも面接官の好みじゃない人は落とされるわけだよ?」
それからCさんは会社で起こった話をしてくれました。
Cさんは会社で広報関連の仕事をしているそうです。
ある日、CMを制作することになり、CM制作会社に依頼しました。
何社かに依頼して、試作されたCMを持って営業マンの方々がやってきます。
その中の一つを選ぶのはCさんと上司の方です。
C「どういう基準で選ぶか分かる?」
試作品の質の高さ、価格の安さ、営業マンの商品知識と話術など色々な点を考慮して慎重に選ぶのでしょう。
そう思っていました。
そう思っていましたが、実際は違いました。
C「営業マンに若い女の子がいたらその子を選ぶよ」
私「は?」
C「うちの上司は女好きが多いから」
いやいやいやいや。
その会社が作ってくれた商品を見ましょうよ。
C「商品なんてどこも似たようなもんだから。だから女の営業さんがいたらその会社を選ぶよ。いなかったら……若い男かな。中年は加齢臭が嫌だって上司が言ってるから」
うわぁ……うわぁ……(´Д`;)
C「だから就職活動も運や相性だから。あんまり気にしない方がいいよ☆」
ちなみにCさんの会社では、女性を多めに採用しているそうです。
理由は……聞かなくても分かりますよね?
四人目:大学教授Dさん
D「数年前まで企業に紹介してたんだけどね~」
その企業を紹介してください。
お願いします。
D「でもねぇ」
お願いします。
D「いつだったか学生がやめちゃってね」
この身が朽ち果てるまでやめません。
終身雇用万歳!!
D「叩いても殴っても壊れない学生をよこせって言われたら、学生がかわいそうに思えちゃって」
…………。
D「きみ、体育会系の人?」
スポーツや格闘技はやっていました。
二つほど武道の資格も持っています。
D「企業が体育会系の人を欲しがるのはね、文句を言わずに何でも言うことを聞く従順な学生が欲しいからなんだよ」
…………。
D「上下関係が大事なのは分かるけどちょっとね~」
…………。
D「きみにはそういうところに勤めてもらいたくないなぁ~」
…………はい、私には無理だと思います。
また、高校生が大学の一般入試や推薦入試などを受験するために来ることもあります。
私は、就職課に求人票を見るために行ったり図書館に勉強をするために行ったりしています。
ある日、いつものように就職課へ行った時、一人の職員に捕まりました。
何度か相談にのってもらったことがある人でした。
「どこでもいいから受けろ」
「受けなければ可能性はゼロ。受ければ可能性は生まれるんだ!」
「少しでも興味があるところは受けるんだ」
基本的にこういうことを言われます。
この人のアドバイスは「内定を取らせること」が前提であり主目的にあります。
「どんな仕事をするか」「どんな会社に入るか」は二の次、三の次のようです。
大学の就職課の人の仕事は、大学生の就職率を上げることですからね。
大学生の就職率が低いと、高校生の受験者も減ってしまいますからね。
そうなると自分の飯のタネがなくなってしまいますからね。
そう考えると、このアドバイスは間違ってはいないのかもしれません。
ただ、精神論や根性論が多すぎて私は苦手です(´∀`;)
あと、言うことがよく矛盾しています。
就職活動を始めたばかりの三年生にこんなことを言っていました。
職員「興味がないところに行ってもすぐにバレるぞ。やめておけ」
私(……私に言ったことと違いますやん)
始めたばかりの三年生と終わりかけの四年生では、取り巻く環境が違いますけどね。
それでも職員の機嫌を損ねると面倒なので黙っておきます。
職員「どこでもいいから受けろ。内定取ってこい」
もう少し具体的なアドバイスが欲しいところです。
しかし具体的なアドバイスをくださいと言うと……。
職員「どこでもいいから受けろ。受けなければ可能性はゼロ。受ければ可能性は生まれるんだ!」
こうなります。
確かに悩むよりは動く方が具体的で現実的な方法かもしれません。
このアドバイスを素直に聞いて内定をもらえっている学生もいます。
だから興味がないところでも受けていけばいずれは受かるかもしれません。
長い説教から解放された私は図書館に向かいました。
それから就職関連の本を何冊か選んで読みます。
一冊ずつ読んでいきますが、途中で面倒になってやめました。
その中の一冊に「仕事が楽しいと思えないなら、仕事は楽しいと思いこむことです!」と書かれていたのには驚きました。
立ち止まっていると不安や悩みが爆発しそうです。
そこで、OB訪問をしてみることにしました。
OB訪問とは、社会人の先輩に会社のことや就職活動について話を聞きに行くことです。
就職活動の一環です。
こういうことは就職活動前にすべきだと思いますけどね。
まあ、そんなことはどうでもいいのです(・∀・)キニシナイ♪
一人目:会社員Aさん
私「興味がないところでも受けた方がいいですか?」
A「絶対にやめた方がいいよ」
意外な答えが返ってきました。
A「興味がない仕事を一生続けるってかなり辛いよ?」
私「そうなんですかー。Aさんは今の仕事楽しいですか?」
A「全然。うちの部長はこの仕事が大好きだから毎日楽しそうだけど」
私「どうして今の会社に入ったんですか?」
聞いてみると、最初は別の仕事に就きたくて何年もがんばっていたそうです。
けれどなかなか結果が出ることがなく、生活ができなくなったので今に会社に入ったそうです。
最初は自分のしたい仕事の部署に入りました。
その後、部署移動により全く興味のない部署に配属されました。
毎日毎日嫌だなぁと思いつつ仕事しているそうです。
私「それでもこの仕事を続けている理由は何ですか?」
A「転職活動が面倒だから。今厳しいし」
私「……」
A「あとは仕事のストレスを発散できる趣味があるから」
私「なるほど」
A「就職は真面目に考えた方がいいよ。安易に決めると辛いから」
その言葉には、重みがありました。
私「はい」
A「責任は持てないけど、時間がかかってもいいからやりたいことをやった方が良いと思うなぁ」
二人目:美容師Bさん
B「私って無駄に高学歴なんだぁ」
私「そうなんですか?」
B「うん。○○大学」
私「Σ( ̄□ ̄;) 」
誰もが一度は聞いたことがあると思われる有名私立大学でした。
B「政治とか経済とか勉強してたんだけど、つまらなかったね」
私「就職活動はどうでした?」
B「全然ダメ。企業も公務員も興味ないから受けても落ちた。受かっても行く気なかったけど」
Bさんも私と同じように嫌々興味のない企業の面接を受けていったそうです。
けれど卒業までに就職先が決まることはなかったそうです。
それではどうしたのでしょう。
B「留学した」
私「語学留学?」
B「ううん。美容専門学校に行った!」
以前から興味のあった美容師やネイリストの仕事について勉強したそうです。
勉強は忙しくて、遊ぶ暇もなかったけれど、とても良い経験と思い出だと言っていました。
B「それからお店に入ったんだけど、人間関係が嫌になって今はフリーの美容師とネイリスト」
私「すごいですね。けど、やめても大丈夫だったんですか?」
B「こういう仕事のお客って店につくんじゃなくて人につくんだよ。だから今までの常連さんがいるからなんとか食べていける」
三人目:会社員Cさん
C「就活って運と面接官との相性だよね」
私「あはは。それを言ったら……」
負け惜しみじゃないですか?
というか言い訳ですよね(・∀・;)
C「でもさ、どんなに努力した人でも結果出した人でも面接官の好みじゃない人は落とされるわけだよ?」
それからCさんは会社で起こった話をしてくれました。
Cさんは会社で広報関連の仕事をしているそうです。
ある日、CMを制作することになり、CM制作会社に依頼しました。
何社かに依頼して、試作されたCMを持って営業マンの方々がやってきます。
その中の一つを選ぶのはCさんと上司の方です。
C「どういう基準で選ぶか分かる?」
試作品の質の高さ、価格の安さ、営業マンの商品知識と話術など色々な点を考慮して慎重に選ぶのでしょう。
そう思っていました。
そう思っていましたが、実際は違いました。
C「営業マンに若い女の子がいたらその子を選ぶよ」
私「は?」
C「うちの上司は女好きが多いから」
いやいやいやいや。
その会社が作ってくれた商品を見ましょうよ。
C「商品なんてどこも似たようなもんだから。だから女の営業さんがいたらその会社を選ぶよ。いなかったら……若い男かな。中年は加齢臭が嫌だって上司が言ってるから」
うわぁ……うわぁ……(´Д`;)
C「だから就職活動も運や相性だから。あんまり気にしない方がいいよ☆」
ちなみにCさんの会社では、女性を多めに採用しているそうです。
理由は……聞かなくても分かりますよね?
四人目:大学教授Dさん
D「数年前まで企業に紹介してたんだけどね~」
その企業を紹介してください。
お願いします。
D「でもねぇ」
お願いします。
D「いつだったか学生がやめちゃってね」
この身が朽ち果てるまでやめません。
終身雇用万歳!!
D「叩いても殴っても壊れない学生をよこせって言われたら、学生がかわいそうに思えちゃって」
…………。
D「きみ、体育会系の人?」
スポーツや格闘技はやっていました。
二つほど武道の資格も持っています。
D「企業が体育会系の人を欲しがるのはね、文句を言わずに何でも言うことを聞く従順な学生が欲しいからなんだよ」
…………。
D「上下関係が大事なのは分かるけどちょっとね~」
…………。
D「きみにはそういうところに勤めてもらいたくないなぁ~」
…………はい、私には無理だと思います。
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