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2019/05/29 本『賭博師は祈らない』 周藤蓮 
本『賭博師は祈らない』 周藤蓮 電撃文庫 十八世紀末、ロンドン。 賭場での失敗から、手に余る大金を得てしまった若き賭博師ラザルス。 仕方なく購入させられた商品。 ――それは、奴隷の少女だっ
2017/10/06 本『のうりん』 白鳥士郎
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2017/10/01 本『盤上のアルファ』 塩田武士
本『盤上のアルファ』 塩田武士 講談社 「おまえは嫌われてる」 神戸新報県警担当記者・秋葉隼介は、たった一言で文化部に左遷され、将棋担当を命じられる。 そんな秋葉の家に、突然転がり込んだのは
2012/10/25 本『侵略する少女と嘘の庭』 清水マリコ 
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2011/12/07 本『ボクらのキセキ』 静月遠火
本『ボクらのキセキ』 静月遠火 メディアワークス文庫 波河久則はお調子者の高校二年生。 その日も悪友二人といっしょに、拾った携帯電話を使って悪戯電話をかけて遊んでいた。 そし
2011/06/08 本『生まれる森』 島本理生
本『生まれる森』 島本理生 講談社 休日を利用して小田急線・経堂駅に行ってみませんか? あれは大学が休みに入る少し前のことだった。 五分遅れで試験の時間に間に合わず、中庭でコ
2010/04/01 本『ぼくは悪党になりたい』 笹生陽子
本『ぼくは悪党になりたい』 笹生陽子 角川書店 盗んだバイクで走りだすー。 主人公の名前は兎丸エイジ、17歳。 父親は不在、奔放な母親と腕白な異父弟のヒロトとの三人で平凡な生

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本『賭博師は祈らない』 周藤蓮 

『賭博師は祈らない』 周藤蓮 電撃文庫



十八世紀末、ロンドン。

賭場での失敗から、手に余る大金を得てしまった若き賭博師ラザルス。

仕方なく購入させられた商品。

――それは、奴隷の少女だった。

喉を焼かれ声を失い、感情を失い、どんな扱いを受けようが決して逆らうことない。

主人の性的な欲求を満たすためだけに調教された少女リーラ。

そんなリーラを放り出すわけにもいかず、ラザルスは教育を施しながら彼女をメイドとして雇うことに。

慣れない触れ合いに戸惑いながらも、二人は次第に想いを通わせていくが……。

やがて訪れるのは、二人を引き裂く悲劇。

そして男は奴隷の少女を護るため、一世一代のギャンブルに挑む。

第23回電撃小説大賞金賞受賞作。

つづきはネタバレ注意



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つづきをよむ?

本『のうりん』 白鳥士郎

『のうりん』 白鳥士郎 GA文庫



ガイアが俺にもっと耕せと囁いている

県立田茂農林高校――通称『のうりん』。

そこは、農業に青春をかけた少年少女の集う、人類最後の楽え――。

「牛が逃げたぞおおおぉぉぉぉ!!」

うるさい! 

あらすじくらい静かに言わせてよ!!
 
あー、おほん。

ぼくの名前は畑耕作(はた・こうさく)。

ここ『のうりん』に通う、ちょっぴりアイドルオタクな高校生だ。

そんなぼくの通う学校に転校してきたのは、憧れの超人気アイドル草壁ゆかたん……!?

方言幼馴染、メガネ美少年、ラブリー小動物、巨乳少女! 

妄想系女教師! パンツ! 足フェチ! 

そして、謎の転校生……ここには青春の全てがあるッ!! 

奇才・白鳥士郎が送る農業学園ラブコメディー! 

今、収穫の秋(とき)!! 


パロディ、下ネタ、ネットスラング、挿絵に至るまで

『ライトノベルとは、かくも自由である!』

と言わんばかりに内容面でも表現面でも自由な作品。

ほぼ全編にわたって台詞主体で書かれているコメディ一色の作品。

申し訳程度に農業要素が入った作品かと思ったが、終盤には農業の厳しさもしっかりと描いている……と思う。


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本『盤上のアルファ』 塩田武士

『盤上のアルファ』 塩田武士 講談社



「おまえは嫌われてる」

神戸新報県警担当記者・秋葉隼介は、たった一言で文化部に左遷され、将棋担当を命じられる。

そんな秋葉の家に、突然転がり込んだのは、やけ酒の席で大喧嘩をした同い年の不遜な男・真田信繁だった。

真田信繁、33歳。

家なし、職なし、目標・プロ棋士。

とてつもなく迷惑な男が背水の陣で巻き起こす、かつてなく熱い感動の物語!!

小説現代長編新人賞受賞作。



職なし家なし33歳の男が一度は敗れた夢にもう一度挑む。

『将棋』に人生を捧げた勝負師の物語。

これほど灰汁の強い人ばかりが出てくる小説は久しぶり。

性格も棋風も荒々しいのに駒を持つ指は美しいというギャップと男が現実や未来への不安を口にするところが印象に残る。

好みは分かれる作品かな。


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本『侵略する少女と嘘の庭』 清水マリコ 

『侵略する少女と嘘の庭』 清水マリコ メディアファクトリー

この町の、片隅に素敵な呪い。

お姫様は、内緒で戦士募集中。



早川牧生はK中学の二年生。

ある日牧生は、幼なじみ唯と琴美に「運命の相手」を見つけるという占いをさせられる。

その占いで細工をした牧生は、いるはずのない「運命の相手」を探しに学校の裏庭に向かうことに。

そこにいたのは、校内でも有名な美少女、中山りあだった。

だが性格の悪さも有名で、クラスに馴染まないところもある。

幼なじみが思わず牧生の「運命の相手」を探しにきたと言ってしまう。

それを聞いたりあは「ばかみたい」と言って肩をすくめて笑っていた。

それで終わりだと思っていた。

けれどその日の夕方、牧生の家に中山りあがやってくる。


「でも、わがままにしてきらわれるほうが、我慢してきらわれないよりもいい」

りあは牧生を見つめたままいう。

「それで、誰にも好かれなくていいのか?」

「違うよ。好きはもっと強いよ。好きがあれば、わがままなんて、たぶん気にしない」



昔はとっても仲が良かった「仲良し4人組」が、一人の少女の出現によって少しずつ変わっていく……。

十代の繊細な時期の少年少女を心情豊かに描き、心のどこかに優しさと切なさをもたらす少し不思議なストーリー。

つづきはネタバレ注意。

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つづきをよむ?

本『ボクらのキセキ』 静月遠火

『ボクらのキセキ』 静月遠火 メディアワークス文庫



波河久則はお調子者の高校二年生。

その日も悪友二人といっしょに、拾った携帯電話を使って悪戯電話をかけて遊んでいた。

そして偶然つながった相手の女の子に、久則は“未来の彼氏”を演じて話した。

「僕はもうすぐ君の彼氏になる男……でも僕たちは付き合ってはダメだ。
なぜなら僕たちが付き合うと、不幸な事件が次々起きて、いつか僕らは人を殺すから……」


それは他愛のない悪戯のはずだった……。

その数日後、久則は近隣の高校に通う女子高生、三条有亜と出会い一目惚れする。

しかし付き合いが深まっていくなかで、久則は自分のニックネームを話してしまう。

それを聞いた有亜は“未来の彼氏”が名乗った名前と同じだと気づいてしまう。

不安になった彼女は久則と距離を置いてしまう。

久則が悪戯電話をかけた相手は、偶然にも一目惚れした三条有亜だったのだ。

有亜の誤解を解いて、なんとか元の関係に戻ろうとする久則。

だが次第に有亜の周りで思わぬ事故が起こり始める。

しかもその事故のほとんどは、久則が悪戯電話で語ったものと全く同じだった。

でたらめに話したそれが予言になるなんて思ってもみなかった。

久則と従兄弟の正臣、そして有亜は予言を阻止するために行動を起こす!!

嘘と現実が交差する学園ラブミステリー。

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本『生まれる森』 島本理生

『生まれる森』 島本理生 講談社

休日を利用して小田急線・経堂駅に行ってみませんか?



あれは大学が休みに入る少し前のことだった。

五分遅れで試験の時間に間に合わず、中庭でコーヒーを飲んでいた「わたし」。

そこに同じ学科の加世ちゃんがやってきた。

夏休みは九月の初めまで京都の実家に帰っているという彼女。

冗談半分で貸してほしいと頼んだら、あっという間に了承してくれた。

加世ちゃんのアパートは小田急線の経堂駅から歩いて十五分の場所にある。

わたしは泣かないと決めていたのに、気を抜いた後には果てしなく涙があふれ出した。

気が済むまで泣こうと思って腹筋に力を入れたら、今度はちっとも涙は流れなくなった。

心の穴はなかなか埋められない。

そんなある日、高校時代の友達のキクちゃんからキャンプの誘いがあった。

キクちゃん、彼女の父、彼女の兄弟と触れあいながらわたしの心は次第に癒されていく。

恋に悩み迷う少女時代の終わりを瑞々しい感性で描く。

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本『ぼくは悪党になりたい』 笹生陽子

『ぼくは悪党になりたい』 笹生陽子 角川書店

盗んだバイクで走りだすー。



主人公の名前は兎丸エイジ、17歳。

父親は不在、奔放な母親と腕白な異父弟のヒロトとの三人で平凡な生活を送っている。

母親の兎丸ユリコは、輸入雑貨のバイヤーをしているため、年に数回世界各地に買い付けに行く。

そのため、エイジはヒロトと二人で生活することが多い。

毎日炊事、洗濯、ゴミ捨てと家事全般をこなしている。

「平凡」なのかどうかは分からない生活を送っているエイジ。

ある日弟のヒロトが病気で倒れたのをきっかけに、彼の「平凡」な日常は少しずつ崩れていく。

弟の病気は単なる水ぼうそうで大きな病気ではなかった。

しかし、完治には三日かかり、翌日からエイジは二泊三日の修学旅行がある。

すぐに母親に電話をかけるが、電話に出たのは全く違う人物だった。

そこで彼は、「緊急時用」と書かれた電話帳を見る。

これは母親が今までに作った人脈が載っている。

その人脈の中で家から近く、弟の看病をしてくれそうな人を探すことにした。

「さ」行の真ん中あたりでちょうど良い人が見つかり、エイジはその人に電話をかける。

その人の名前は、杉尾ヒデノリ。

杉尾はすぐに兎丸家にかけつけ、エイジの話を聞き、これからのことを話し合った。

その途中、杉尾さんはふとつぶやいた。

「こんなに早く会えると思ってなかった。驚いた」

そんな妙な台詞を言ったのだ。

少し疑問に思いながらも翌日、エイジは修学旅行へ。

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