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少しイカレてるくらいがちょうどいい
『ロッキン・ホース・バレリーナ』 大槻ケンヂ 角川文庫

18歳で夏でバカ!

忘れることなど一生できない最高の旅。



耕助は十八歳で夏でバカで、プータローのバンドマンだった。

パートはギターで、レッドサンバーストのレスポール。

バンドはそこそこに人気が出ていた。

三茶のヘブンズドアぐらいのキャパなら満員にできたし、インディーでCDを二枚出していた。

マネージャーを名乗る大人も現れ、その夏、耕助たちは生れて初めての全国ツアーに出ることになった。

一台のワゴン車にメンバー三人とマネージャー、男ばかりがスシ詰めとなり、東京から博多まで向かうのだ。

抜けるような夏の空を見上げながら、耕助はこう想った。

「一体、何人の女のコとエッチができるのだろう」

その頃の彼の頭の中は、セックスのこと以外何も入っちゃいなかったのである。

耕助は仲間のザジ、バン、マネージャー得山と共にパンクバンド「野原」としてツアーを開始する。

行く先々で女のコとやるつもりでいたのに、謎のゴスロリ娘を拾ったことで旅は思わぬ方向へ。

ゴスロリ娘、七曲町子の正体は?

ツアーファイナルは成功するのか?

耕助と町子の恋の行方は?

爆笑と感動、大槻ケンヂの青春ロック長編小説。

忘れることなんてできない最高に熱かったあの季節。


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