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HOME > 雑記 > 三記『『Three!! About A Boy』 4 RSS   Admin NewEntry Comment
少しイカレてるくらいがちょうどいい






羨ましいと思ったのは、母がこんな話を私に何度もしていたからだった。

「あのうちの子は、どうしてああかなぁ」

「しつけがなってないのかも」

「何考えてるんだか、全く」

「もう勘弁してほしいわ」

「たまには家族でゆっくりしたいのに」

母は、親戚たちが家に来ることを快く思っていなかった。

昔から母は、そうだった。

家族との時間を大切にしたいあまり、親戚が家に来ることを嫌っていた。

それでも親戚達たちの前では嫌な顔一つせず良い人を演じてきた。

しかし、裏では私や兄に愚痴をこぼしていた。

母には、愚痴をこぼせる相手がいない。

ただ愚痴をこぼせる唯一の存在——それが血の繋がりがある子どもである私たちだった。

だけど、幼い子どもにそんなことを話してどうするんだよ……。

貴方は少しは気持ちが楽になるかもしれないけど、聞かされるこっちの身にもなってくれよ……。




 なんでそんなこと言うの?



 お母さんは、あの人たちが嫌いなの?



 どうして仲良くしちゃいけないの?




幼い頃の私は、そんなことばかりが頭の中で浮かんでは消えた。

そういう考えが浮かぶたびに私の心は、痛くなった。

これが家族が怖くなった理由。

そして親戚が羨ましく思えた理由。

こんなくだらない理由で私は家族が苦手になった。

家族から人間の汚い部分を見せられた私は、さらに強くこう思うようになった。

「強くなりたい」

「強くならなきゃいけない」

「強くなきゃ意味がない」

ここでの強くなりたいは、もちろん心が強くなりたいと言う意味。

だが、決意とは裏腹に、私の感情や精神は徐々に不安定になっていた。

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