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少しイカレてるくらいがちょうどいい
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『丸太町ルヴォワール』 円居挽 講談社文庫



祖父殺しの嫌疑をかけられた御曹司、城坂論語(しろさかろんご)。

彼は事件当日、屋敷にルージュと名乗る謎の女がいたと証言する。

だが、その痕跡はすべて消え失せていた。

そして開かれたのが古(いにしえ)より京都で行われてきた私的裁判、双龍会(そうりゅうえ)。

艶やかな衣装と滑らかな答弁が、論語の真の目的と彼女の正体を徐々に浮かび上がらせていく。

京都大学推理小説研究会に所属し、在学中に『丸太町ルヴォワール』で講談社BOXよりデビュー。

ルヴォワールシリーズ第一弾。

言葉遊びや軽妙な会話劇、巧妙な叙述トリックやいくつもあるどんでん返しの連続を楽しみたい方にはオススメ。






言葉遊びや軽妙な会話劇、巧妙な叙述トリックやいくつもあるどんでん返しの連続を楽しみたい方にはオススメ。

他作品を引き合いに出すのはあまり好きではないんだけど、西尾維新の戯言シリーズが好きな方はハマりそう。

ライトノベルやキャラクター小説の側面が強いから。

嫌疑をかけられた男とルージュと名乗る謎の女の心の読み合いや舌戦から始まるんだけど、それが長い。

かなり長い。

100ページくらい使うのでけっこう辛い。

言葉遊びに富んだ軽妙な会話劇でもちょっときつかった。

まあ、その後の伏線やミスリードを絡めているので注意深く読んでおかないといけないんだけど。

他のミステリ作品なら2人くらい死んでいて探偵役が推理し始めていてもおかしくない。

それが終わってようやく私的裁判・双龍会(そうりゅうえ)について少しずつ明かされていく。

『ダンガンロンパ』のように真犯人を見つけ出して私刑にでもするのかと思ったけれど、そういうことではないらしい。

事件の真相や真犯人などの真実はどうでもよくて、証拠捏造・証言偽装なんでもありでこちらの言い分を通したら勝ち。

なぜならこれは正式な裁判ではなく私的裁判だから。

冒頭100pかけて男と女の舌戦が終わったと思ったら、また100pかけて事件のあらましや双龍会、私的裁判に出席する人たちについて紹介されていく。

長い……。

やっぱりちょっと辛い……。

私的裁判とはいえ、ちゃんと裁判官・検事・弁護士もいる。

それらには中二病臭い固有名詞が付けられている。

火帝・黄龍師・青龍師・御贖、また個人個人に紅龍弁天・亜烏などの二つ名もある。

作中では言葉遊びと中二病を悪魔合体させたような二つ名を持つ個性的な登場人物がたくさん出てくる。

みんな言葉を扱うことに長けて一癖も二癖もある人物ばかりで魅力的。

私的裁判が始まってからは検事と弁護士の舌戦(騙し合い)が繰り広げられ、検事側が有利になったり弁護士側が有利になったり真実は曖昧なままシーソーゲームが続いてハラハラさせられる。

そして真実が明かされて双龍会の決着が付いて終わりかと思えば、そこからさらにどんでん返しが続いて最後まで楽しませる

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