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絵本『きつねのでんわボックス』 戸田和代・作 たかすかずみ・絵

絵本『きつねのでんわボックス』 戸田和代・作 たかすかずみ・絵 金の星社



ある山のふもとにふるいでんわボックスがありました。

人どおりもすくないのでつかう人はほとんどいません。

その山おくにおかあさんきつねとこぎつねがいました。

おとうさんきつねはこぎつねがうまれてすぐになくなってしまいました。

でも、おかあさんきつねはこぎつねがいるのでかなしくありません。

にひきはなかよくくらしていました。

あるひ、こぎつねのげんきがなくなっています。

日に日にこぎつねはよわっていき、とうとうしんでしまいました。

おかあさんぎつねはげんきをなくしてしまいますが、このままではいけないとおもい、ふもとにおりていきます。

古いでんわボックスのところまできました。

そのでんわボックスに小さな男の子がいるのがわかりました。

でんわをおえてかえっていくうしろすがたをみると、しっぽがふわりとゆれたようにみえました。

おかあさんぎつねは、それからまいにちでんわボックスのところにやってきました。

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