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本『イン・ザ・プール』 奥田英朗

『イン・ザ・プール』 奥田英朗 文春文庫



「伊良部総合病院」の地下一階は人の行き来もなく閑散としていた。

そんな陰気な雰囲気の場所にあるのは「神経科」の病室。

今日も一人、また一人と患者がそこを訪れる。

「いらっしゃーい」

扉を開ければ精神科医の伊良部一郎が甲高い声で迎えてくれる。

傍らには無愛想だが、スタイル抜群の美女の看護師マユミもいる。

色白で肥満体型、マザコンで変態趣味の伊良部が患者たちに前代未聞の体験という治療をしてくれる。

体調不良の原因がわからない男は、運動を勧められて市民プールで泳ぐことに【イン・ザ・プール】

別れた妻のことが忘れられず、世にも珍しい陰茎硬直症という病気になってしまった男【勃ちっ放し】

「世界で一番美しいのは私」自意識過剰の塊である女はストーカー被害に悩まされていた【コンパニオン】

とある男子高校生が一日にメールを打つ回数は200、ケータイの電話帳にはたくさんの友達の名前が載っている【フレンズ】

元栓は閉めたか、鍵は閉め忘れてないか、煙草の火で火事は起こらないか、常に心配する男【いてもたっても】

訪れる人も変だが、治療する医者はもっと変!?

こいつは名医か、ヤブ医者か!?

『精神科医伊良部シリーズ』の第1作。

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