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本『煙か土か食い物 Smoke, Soil or Sacrifices』

『煙か土か食い物 Smoke, Soil or Sacrifices』 舞城王太郎 講談社

第19回メフィスト賞受賞作にして、著者衝撃デビュー作!!



アメリカ、サンディエゴにあるホッジ総合病院のERに勤める奈津川四郎。

腕利きの救命外科医である彼は、忙しくも楽しい毎日を送っていた。

ちょうどその頃、四郎の実家がある日本の福井県西暁町で連続主婦殴打生き埋め事件が起こっていた。

そして彼の元に凶報が届く。

四郎の母親、奈津川陽子が事件の被害者になったのだ。

ヘイヘイヘイ、復讐は俺に任せろマザファッカー!

故郷に戻った四郎は、高校時代の友人たちを利用して犯人を捜し始める。

明晰な頭脳を持つ四郎は、徐々に事件の連続性や規則性に気づいていく。

彼が事件現場で調査をしていると、そこに兄の三郎と自称“名探偵”の番場潤二郎がやってくる。

だが彼らはこの事件の犯人を捜しているわけではないらしい。

三郎は、いなくなった兄の二郎を捜そうとしていたのだ。

かつて奈津川家には一郎、二郎、三郎、四郎の四人兄弟がいた。

しかし二郎が十七歳のとき、彼は閉じ込められていた三角形の蔵から消えた。

そこは密室状態で逃げられるわけもないのになぜ?

残された四郎ら兄弟は、大丸の亡霊に殺されたのではないかと笑った。

彼らの祖父・奈津川大丸は、その蔵で自殺していたのだ。

今回の事件の犯人は、なぜ主婦たちを殺さずに生き埋めにしたのか。

そして今回の事件に二郎は関わっているのか。

関連作品

本『好き好き大好き超愛してる』 舞城王太郎

本『煙か土か食い物 Smoke, Soil or Sacrifices』 舞城王太郎

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