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本『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん3 死の礎は生』

『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん3 死の礎は生』

アスキー・メディアワークス(電撃文庫)

著:入間人間(いるま ひとま)

イラスト:左

無自覚の悪意って伝染するものなのかねぇ。

まーちゃん。



季節はバレンタイン。

僕が所属する美化委員会の会合で、委員長の宗田義人が恋人で副委員長の一宮河名からチョコをもらったと自慢しているのだから間違いない。

僕も同級生の女子、琵琶島八事もそれを見ながら呆れていた。

街では、複数の動物殺害事件が起こっていた。

一ヵ月半前から犬、猫、鶏、アヒルなどの動物たちが各所で殺されている。

僕はそこに、妹の影を重ねてしまう。

腹違いの妹である彼女は、よく動物を殺して食べていた。

しかし、彼女は小学校にあがる前に行方知れずとなっていた。

そんなある日、僕は夜道で死んだと思っていた妹と再会する。

そして妹っぽいものと遭遇した翌日。

僕は学校の朝礼で知る。

無自覚の悪意の伝染について。

三ヶ月の短い静穏へ精一杯の反抗を示す惨殺死体事件。

死体になったのは、美化委員長の宗田義人だった。

殺人街としての街興しが、再び始まったらしい。

あー。

この立役者は、僕の妹(暫定)なんだろうなあ、きっと。

……口癖の出番は、あるなら早めによろしく。

第十三回電撃小説大賞の最終選考会で物議を醸した問題作!

入間人間のデビュー作にして、一躍人気作家に押し上げた代表作!

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