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昔話『シュラララバ!!』 2

前回のあらすじ

これは歪んだ物語。

歪んだ恋の、物語。

舞台は、とある友達の家。

そこにはイカレた奴らが集う。

イカレた人間を惹きつける才能を持つ私。

「喧嘩上等」は口だけの友達。

そして彼氏に浮気の疑いをかける女子高生。

そんな彼らが繰り広げる物語は痛快な程マトモじゃない。

だが、彼らは歪んでいるけれども――恋だってするのだ。




おーい、パソコンの前のみんなー。

オトコとオンナの修羅場が始まるよー。

よい子は1kmくらい離れて見てねぇー。

相変わらず私は、極細ポッキーを食べながら二人の様子を見守っていました。

友達がサッカー日本代表も驚きのアイコンタクトで訴えかけてきます。












友目「タスケテ」












ええ、私としても助けてあげたいですよ。

この状況を早く解決してスマブラをやりたいですから。

しかし、同時に彼女さんもアイコンタクトでこう言ってくるのです。












女目「ヨケイナコトハスルナ」















そんなことを目で言われたらもう極細ポッキーを食べるしかないでしょ!!











私の辞書に『帰宅』という単語は欠落しているのです。

まあ、今だけですけどね。

極細ポッキーとプリッツを交互に食べながら私は思いました。

私(これはイケル!)

私が新しいお菓子の食い合わせを発見している頃、すぐ隣では修羅場が展開されています。

友「だから浮気なんてしてねぇよ!」

女「うそ! 女友達が知らない女の子たちと歩いてるの見たって言ってた」

友「知らねーよ!!」

女「ほんとのこと言ってよ! お願い!」

私「女、必死だな(笑)」




















とは、口が裂けても言えない状況にまでなってまいりました(・∀・)キャハ

気づけば極細ポッキーもプリッツもなくなっていました。

少し手を伸ばせば「ポテトチップス コンソメパンチ」があります。

しかしこれは後の楽しみにとっておきましょうか。

修羅場を見事に解決した後、これをパーティ開けして三人で仲良く食べるのです。

パーティ開けという呼び方を提唱した人ってすごいですよね。

アメリカの人でしょうか。

私の中のアメリカ人はパーティが大好きという偏ったイメージが凝り固まっています(´∀`)hahaha

それからポテチを食べながらベタベタの手でスマブラをしてやるのです。

それが流行のアメリカ式ゲームプレイングなのです!

まあ、嘘ですけどね。

友達は今にもキレそうですし、彼女さんは今にも泣きそうです。

そろそろ私の出番のようです。

私は普段使わない頭をフル回転させ、知恵を搾り出そうとします。

そして私は、一休さんも驚きの解決策を見つけ出したのです。

今日から私のことを「三休」さんと呼びなさいと、民衆に言いたくなるほどの最良の策です。

まあ、嘘ですけどね。













私「数に頼る!」















そう言ってケータイ電話を開きました。

つづく。

     

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