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昔話『他人の家族会議に参加した』 3

前回のあらすじ

第一回家族会議が終了。

見事にタダ飯にありついた私。

そして幸せそうな家族と別れた後、私は息子に謝る。

なぜか。

それは、私が息子を利用していたから。





話は第一回家族会議が開かれる二週間ほど前にさかのぼります。

友「××××、エロ本読み終わったからやる」

私「なんで学校で渡すんだよ」

友「いいじゃん。お前の好きな妹ものだぞ」

私「いつ、誰が、妹好きのロリコンだって言ったよ」

友「ああ、熟女好きだったか?」

私「それもねーよ」

どうやら友達は、私を極端な年齢層の女性に欲情する性癖を持っていると思いたいようです。

ロリコンと熟女好きを全否定しながらも、ちゃっかりとエロ本をもらって帰る私でした(・∀・)エヘ

その帰り道、私は別の友達に会いました。

その友達とは、幸せな家庭で生まれ育った息子くんでした。

本当に幸せかどうかは分かりませんが、どちらかといえば幸せだと思います。

しかし、この時彼は知りません。

後に自分の知らないところで家族会議が行われ、自分の性癖が議題にあがるということに。

というか、私もそんなことになるとは思ってもいませんでした。

息「今、帰り?」

私「うん」

息「家に来ない?」

私「行く」

このまま家に帰っても何もすることがないと考えた私は、二つ返事で了承していました。

そして彼の家にあがり、テレビゲームをしたり雑談をしたりしました。

さて、ここで息子さんについて紹介させていただきます。

すでに昔話1と昔話2を読んでしまった方は、この息子が実の妹に欲情する変態ロリペド野郎と勘違いされているかもしれません。

しかし、実際は違います。

私の友達の中でも一位二位を争うほどの普通な人です。

個性が強すぎる私の友達の中で個性があまりないから、たまに名前を間違えてしまうくらい普通な人なのです。

そんな普通すぎる人間が実の妹に欲情するでしょうか。

いいえ、しません。

さて、話を元に戻します。

私が彼の家に来てから二時間ほど経過しました。

学校では普通な彼も、家では普通じゃないところが見られるのではないかと期待していた私ですが、期待は見事に打ち砕かれました。

彼は学校でも家でも普通だったのです。

期待を打ち砕かれたので、私は飽きてしまいすぐに帰ることにしました。

しかし、何もあげないのは悪いと思った私は、もらったエロ本を土産代わりに置いていくことにしたのです。

それをどこに置こうか迷いました。

定番で王道のベッド下。

今夜使うことを予想してベッド上。

そのどちらかにしようと思いました。

しかし、私は新たな選択肢を作り、それを選択しました。

新たな選択肢、それは――。











勉強机の上でした。












そうです。

子どもの部屋を掃除していた母親がエロ本を見つけてしまった時、必ず置くと言われている勉強机です。

そして私は彼の家を去りました。

私「一日一善~♪」

大きく伸びをしながら自宅に向けて歩みを進めました。

第一発見者が彼の妹になってしまったということも知らずに。



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