忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



本『池袋ウエストゲートパークⅣ 電子の星』

『池袋ウエストゲートパークⅣ 電子の星』 石田衣良 文藝春秋



この物語の舞台となる場所は池袋西口公園。

通称「池袋ウエストゲートパーク」

主人公・真島マコトは地元の工業高校卒業後、定職に就かず実家の果物屋を手伝ったり雑誌のコラムを書いてこづかい稼ぎをしていた。

そんなプータローのような生活をしている彼にはもう一つの顔があった。

それは、どんな問題でも解決してしまうトラブルシューター。

彼はギャングボーイズやヤクザの組、警察などあらゆる人から一目置かれるほどの有名人だった。

しかし、彼はギャングボーイズにもヤクザにも警察にも属していない。

彼は誰にも縛られず自分なりに行動するのが彼の流儀だった。

今巻の依頼内容は……。

【東口ラーメンライン】

ニッポンで最高のヴェンチャービジネス・ラーメン屋を始めたGボーイズのキングの側近であるツインタワー1号2号たち。

始めてすぐに行列ができるほどの人気だったが突然客足が途絶える。

その原因はネット上の誹謗中傷だった。

しかもその誹謗中傷を書いたのはライバル店の奴だった。

【ワルツ・フォー・ベビー】

通り魔にギャングの息子を殺されたジャズタクシー運転手に告知された悲惨な真実。

【黒いフードの夜】

マコトが店先でカットフルーツを作っている時、ビルマからやってきた男娼の少年と知り合う。

彼が勤めている店の売り上げほとんどを社長がピンハネしていることを知り怒りにかられる。

マコトは大切な友達とその家族を助けるため、Gボーイズと共に行動を始める。

【電子の星】

メールで依頼して、地方からわざわざ上京してきた少年・テルと出会う。

話によると友達がその家族に大金を送ってから失踪してしまったという。

その友人のアパートを訪れるとパソコンが置かれてあった。

パソコンを開き、画質の悪い動画を見てみると友人が映し出された。

彼は映像の中で「一発賭けてみるよ」と言っている。

それから周辺を調査していくうちにテルはあるDVDを見つける。

その内容は、SMショー。

しかし、ただのSMショーではない……。

舌を四つに裂く男、乳房を切り取る女……。

彼らは片手にスイッチを持っており、スイッチを押すと体の部位が書かれたルーレットが回転。

もう一度押すとルーレットが止まり、指定された体を切り落とされるのだ。

ビデオ出演料として何百万という金が入るが違法のショーである。

もちろん、助かる方法もある。

ルーレットの少ない面積で一部分だけ生存ゾーンがある。

そこにルーレットが止まれば、出演者は何もされずに金だけを手に入れることができるのだ。

その残酷なSMショーに出演した友人は、賭けに失敗し腕を切り落とされてしまう。

そして自ら川に飛び込み自殺してしまった……。

SMショーの主催者を捕まえるため、マコトは決死の覚悟でSMショーに出演する!

【関連リンク】

本『アキハバラ@DEEP』

本『IWGPコンプリートガイド』

本『6TEEN』

本『4TEEN』

本『ブルータワー』

本『東京DOLL』

絵本『ぼくとひかりと園庭で』

本『娼年』

本『REVERSE リバース』

本『池袋ウエストゲートパーク8 非正規レジスタンス』

本『池袋ウエストゲートパーク7 Gボーイズ冬戦争』

本『池袋ウエストゲートパーク6 灰色のピーターパン』

本『池袋ウエストゲートパーク5 反自殺クラブ』

本『池袋ウエストゲートパーク4 電子の星』

本『池袋ウエストゲートパーク3 少年計数機』

本『池袋ウエストゲートパーク2 骨音』

本『池袋ウエストゲートパーク』

本『赤・黒 池袋ウエストゲートパーク外伝』


ブログランキング・にほんブログ村へ
blogram投票ボタンブログランキングTwitterボタン


拍手[2回]

PR


この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿


この記事に対するトラックバック

トラックバックURL